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@knk008
  • 2025年10月2日
    金米糖の降るところ
    江國作品を読むと、恋愛関係が至上で、恋愛の先に性愛があり、パートナーシップは一対一であるべきで、人のパートナーに手を出してはならない、という世間一般に「正しい」とされる規範が本当に「正しい」のか分からなくなる。「愛する」ことに真面目であるが故に、世間の「正しい」から逸脱することもあるのかもしれない。
  • 2025年8月31日
    抱擁、あるいはライスには塩を 下
    外界と距離を置き、独自の生活ルールが存在する、裕福な柳島一族の物語。 学校には通わず家庭で勉強する教育方針。ロシアにルーツを持つがゆえの「異国的」容姿。異父・異母姉弟も同じ屋根の下で暮らしている。 「内」と「外」、「家」と「世間」の双方から語られる柳島家の様子。果敢に「世間」と対峙する子供たちの眼差し。性別規範が強く旧い体質の「家」との確執と反抗。そんな「家」への愛情。秘められた過去の記憶。 三世代に渡る歴史と解体に、しみじみとした気持ちになった。
  • 2025年8月19日
    抱擁、あるいはライスには塩を 上
  • 2025年6月26日
  • 2025年6月19日
    海がきこえる 〈新装版〉
  • 2025年6月11日
    わたしの、本のある日々
  • 2025年4月17日
    たまごだいすき (中公文庫)
  • 2025年2月10日
    私たちの近現代史 女性とマイノリティの100年
    関東大震災時の朝鮮人虐殺の話から始まり、戦争と植民地支配の歴史の振り返り、差別と暴力のメカニズム、今も吹き荒れる差別と排除の風潮にどう向き合うかまで踏み込んで語られている。他者への想像力を養うことについて書かれた第4章と終章は特に繰り返し読みたい。 自分に都合のいい物語に飛びつく最近の風潮にまで言及した上で、それでも他者への想像力を養うために物語は必要なんだと作家さんが表明してくれてるの、本好きとしてこんなに嬉しく頼もしいことない。今読めてよかった。
  • 2025年1月26日
    もっとも小さい日の出
    調子のいい日も悪い日も「日常」で、低空飛行でも何とかバランスを保ってやってくしかないという当たり前の気付き。ドカンと落ち込む前に縋れる何かを身の回りに増やしたいなと思う。
  • 2025年1月4日
    炉辺の風おと
    炉辺の風おと
    八ヶ岳の山小屋での暮らしを綴ったエッセイ。 人と自然の営みの様子から思索が広がっていくのをじっくり読んだ。時にフェミニズムに、同性婚の話に、移民の話に、沖縄の基地問題と沖縄戦に、環境問題に、コロナ禍に、と今の日本社会についてまで多岐に渡って触れられていてよかった。 暖炉の火が象徴的で、現実が辛くても命を燃やして生きねばねと静かに力づけられる。
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