17歳のための世界と日本の見方
21件の記録
704h@704h2026年10月10日読み終わった読み終わった。めちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまった。 知の巨人が語る文化史。まず知識の量に圧倒される。古今東西の重要人物が次から次に出てくるので、文化史の入門書としてこれ以上はないのではと思う。文化という広大な分野を俯瞰的に一冊で体験できることが既に凄い。 何より「文化」に対して漠然としたイメージしか持っていなかったと気づかされた。セイゴオ先生の語る文化史は、常に変化していく時代を生きる人間そのものが詰まっていて、そのダイナミズムに圧倒される。特に第四講の日本文化の講義はセイゴオ先生も力が入っている。教科書で読む歴史とは違って、血の通った人間の葛藤に目から鱗の連続で、何だか古典も親しみを持って楽しめそうな気がしてくる。 社会がどのような世界観、宇宙観を共有するかが「文化」であり、科学全盛の現代でもフィクショナルな「物語」の力が求められるのは必要だからなのだ。社会を知るときには情報だけではなく、どのように編集されているかという文化的な背景が必要になってくる。同じジェスチャーでも国によって意味が異なるように、ニュースだけでは分からない。それぞれの文化が形成する世界観の中に入って見なければ分からない。それだけに文化はナマモノで、移り変わりが恐ろしくもあった。 人間文化の本質に迫るきっかけとなる素晴らしい本でした!問題山積みの今だからこそ広い視野を持ちたいものです。
704h@704h2026年10月9日読み始めた読みはじめた。半分くらい読んだところ。 最寄りの本屋で「単行本フェア」なるものが(ささやかに)開催されており、文庫化されていない名著(店主談)が平置きで並べられていた。マニアックな本が並んでいて面白い。本書の帯に「足し算の”文明”、引き算の”文化”。」とあって、上手いこと言うなと思っていたら、松岡正剛の本だった。目次を見ると、古今東西の人間文化は如何に「編集」されてきたかを俯瞰するような内容で、元々は帝塚山学院大学の人間文化学部の講義をまとめたものだそうな。 松岡正剛の本は膨大に出版されているが、読む側にも知識を要求されるものが多いイメージがあり、学生向けの内容なのは有り難く感じる。セイゴオ先生が亡くなって早二年。著書をちょっとづつ読んでいきたいと思っていたので購入。 本書の内容は、猿から進化した人間がどのように情報を受け取るようになったかにはじまり(ここからはじめるのか!)、自己の延長として「物語」という技術を成熟させて、都市の巨大化と共に宗教が進化して、東洋と西洋の違いや文化の交流と対立から現代に繋がる人間文化の多様性とその裏に孕む社会問題を語っている。主に宗教の話が中心となっている印象。松岡正剛から見た世界史はこんなにも面白いのかと、ページをめくる手が止まらない。 はじめの方にセイゴオ先生の実体験も幾つか語られていて、印象に残るものがあった。日本でダンスがブームになりはじめた当時、歩道橋の上でダンスをしている人を見た。ダンスにも興味があったセイゴオ先生は、一目でこれは凄く上手い人だと思ったそうな。歩道橋を登りそのダンサーと7メートルくらいの距離になった時、その人はダンサーではなく身体障害者だったことに気づいた。全身を使って一歩づつ歩く姿が、遠目ではダンスの達人に見えたのだった。 この「7メートル」という距離について何度もセイゴオ先生は考えるらしい。7メートルの外から見るか、内から見るか、どちらも真実なのだ。問題には事欠かない昨今ではあるが、ニュースという情報を受け取る側の脳味噌が固くなってないだろうか。 編集の達人であるセイゴオ先生の広大な知識と柔軟な物の見方が読んでいて楽しい。後半も楽しみ。
はぴ@happy-reads2026年4月25日読み終わった第五講は文化の変遷、その背景にある宇宙観の転換💫その時代の街場で大ブームになるもの、そこから見えてくる社会。 正円的なコスモロジー◎から、楕円的(2軸バランス)コスモロジーへ。より動的に、ドラマチックに。片方が大きく盛り上がれば、反対側に戻ろう(対抗しよう)とする動きもあるわけで。対立したり融合したりつながったり。 そんなつながりを眺めてみる練習に、この「17歳のための」とタイトルがついてるのかなー。世界の眺め方。自分たちの外側から自分たちを観察するまなざし。読みながら、まなざしの追体験ができるからね。 「関係」を編集する。意外なものを組み合わせて、新しい価値を発見する。これは17を倍以上過ぎた私にも必要なまなざしだ。

はぴ@happy-reads2026年4月24日読んでる@ 図書館今日はいい天気、明るいお部屋でゆっくり本の日〜🌞☕️ 第3講も引き続きキリスト教。ユダヤ教からいかに発生して、世界の中心的価値観にまで展開したのはなぜ?そしていかに?その裏には凄腕の編集術が、あるのです。 メモ✍️「アタラクシア」何事にもわずらわされない自由。エピクロスによって提唱された概念。エピクロスは快楽主義だったよね?ストア派のマッチョな理性も好きだけど、穏やかピースフルなエピクロスも、いいねぇ。どっちも好き♡ 5年って、世界が変わるには充分な期間なんだな。コロナもそうだった。そして最初の10人。釈迦の弟子10人が仏教スタートさせたし、イエスは12人の初期メンバー。 スタートアップのコアメンバー10人と、5年集中するべし。幕末の松下村塾は全盛期2年だったなんて。熱い志を同じくする仲間と、数年間❤️🔥 ああ、学生時代のような青春をオトナになって送れたら…!!

はぴ@happy-reads2026年4月24日読んでるお待ちかね第4講は、ついに日本の歴史! 日本の歴史こそ古代より編集の歴史、外国の技術や文化のベースとなる素材(コード)を取り入れて、それを日本なりの様式(モード)にしてきたのだから。 ①「神話」は自分たち民族の苦難や勇気を大いなる神々の記憶として継承するメディア(だから他民族を支配する時、神話の書き換えや換骨奪胎して取り込んだりってことが起こる)。 日本の神話だって、古代各地に住んでいた集団の物語のブリコラージュ。 日本の神様観を遡ってみると、カミはふわふわと漂っているものなんだね。お祭りをして、来てもらう。岩なり木なりに宿ってもらう。そして去ってゆく。マレビト信仰はこういう神様観の名残なのかな・・・ でも他の来訪神パターンの信仰をもつ東南アジアとかはどうなのかな?自然(精霊的な見えない存在やエネルギー)がべースだから、やっぱそうなるのかな。 ②「あわれ(エモさ)」「もの(気配)」→本来のやまとごころってやつ。感覚的、感情的、言葉にできないあの心動かされる感覚。 これが仏教の「無常感」に連結する。世捨ての美学、エモ旅ブームへ。 ここで遊行・漂白の民が出てきて「おお!」ってなった。自由研究の参考文献が増えたぞ。漂泊民たちは物資、技術、文化を伝えるネットワークになっていた。情報屋。ヨソもんだから打ち明けられることって、あるもんね・・・!ふらっときて、去っていく。何かを残して。マレビト信仰と結びつくのも納得。 ③仏教アプデ「他力本願」。 阿弥陀が他者代表、ああなるほど。自力の果ての向こう側、他生の縁、自分のおよび知らぬところで誰かや何かの影響を受け、そして与えているのだっていう大きな世界観。 今読んでるブライアン・クラースの『偶然はどのようにあなたをつくるのか』は他力本願の書だな。 ④座、そして引き算の美学。 不在によって存在を強調する術!いなくなることでその価値を確認するように。わび、さび、幽玄。 作庭だけじゃなくて、連歌とか能にも触れてて楽しかった。短歌に挑戦してみたいなぁ!あと、能の物語フレームで小説を書いてみたい。。。

はぴ@happy-reads2026年4月23日読んでる幼稚園に出発する前の10分、第二講だけパラパラっと! テーマは「物語のしくみ・宗教のしくみ」 物語の母型(マザータイプ)ってのがあるよってはなし。もちろんジョゼフ・キャンベルに触れて。言語が発達して物語の型が生まれたってだけじゃなく、物語の型が言語の進化を促した、みたいな見方がおもしろいね。 そいで現実の把握、コミュニケーションがパワーアップしたわけだけど、そのうち現実や未来を制御するために言語や物語を活用するようになる。それが宗教、約束や契約の概念だね。 そこからゾロアスター教の二元的世界観(これを編集術として見立てるのが面白い!)、ユダヤ教、東洋宗教…と展開していく。 思想のフォーマットを、砂漠/森林の2体タイプで把握したのは、あのひとだね!!あすんません、今名前出てこない。セイゴオ先生も名前はあげてないけど、セイゴオ先生の案じゃないはず。これ私学生時代にかなり影響受けた本で初めて読んだ概念。(後で書名と著者名思い出そ) そして宇宙観、人間観へと連なって、第二講はしめくくり! さて、幼稚園バスがくるぞ!急げ!


はぴ@happy-reads2026年4月18日読んでる@ 自宅【第一講 人間と文化の大事な関係】を読んで📖 17歳のための講義形式だから、語りかけてくれてる感じが親しみ(読みすすめ)やすい◎ テーマは「人間文化」とはどういうものか。社会とか文化ってやつは、どんな歴史を辿って、どんなふうに成立しているのか。 そのために見るのは「関係性」。なにかとなにかのつながりを、そしてそこにある意味を、見つけ出す。 セイゴオせんせの専門分野である「編集」は、まさにその新しい関係性を発見していく、ってこと。 んで、関係性を探るための素材が「情報」。情報は世界を区別することではじめて見えてくる。どこで区切るか?で変化する意味。 どんなカテゴリーで捉えるか?どれくらいの抽象度でくくるか?どれくらいの距離感で見るのか?で意味が変わるし、そこから発生する関係性も変わる。 そういう世界の捉え方(世界という情報を編集する術!)を通して、人間の文化を学ぼう!!ってハナシのようだ👀 後半、生物学🧬的な進化、脳の仕組みについて触れてるんだけど、ここで脳を「三位一体モデル」を前提にしてるのが…😑 爬虫類脳🧠とか大脳皮質、理性vs本能ってモデルは西洋的な人間優位の人間観にひっぱられた仮説で、今は否定されてるはず。 これは2006年発行だから仕方ないか。 さて次は【第二講 物語のしくみ・宗教のしくみ】これまた大好きな分野だ😍



阿部義彦@xtc1961ymo2026年1月11日読み終わった松岡正剛さんが生前98年代から大阪の帝塚山学院大学の新設人間文化学部に教授として招かれて一年生向けに「人間と文化」と言う講義をする事になりそれを本に纏めたものです。『当時の皆が好きな物は「お笑い」と「プリクラ」と「トレンディドラマ」で「罪と罰」もプラトンの理念も溝口健二の「雨月物語」もマルセル・デュシャンも知らないのです。』そんな6年間の講義のエッセンス。人間と文化の関係から進化、宗教、二元論の限界、日本の仏教、禅、etc 実に分かりやすく時には脱線して講義は進みます。キーワードは『文化感覚距離(プロクセミックス)』この本では正剛さんご自身の描くイラストも楽しいです。結論『文化とは"たらこスパゲティ"』実に愉快な大人が読んでも楽しい講義でした。


uzoo@uzoo2025年4月26日読み終わった@ カフェ世界各国の歴史、文化をもっともっと知りたくなってくる。好奇心を刺激してくれる名著です。 “私の話は16歳・17歳・18歳のための話であるとともに、30歳・40歳・50歳の大人たちのための話だったかもしれません”







