技法以前
13件の記録
ジクロロ@jirowcrew2026年5月17日読んでるその逆転は、西宮さんに”苦労の移動”をもたらした。彼女はそれを砂時計にたとえて紹介している。彼女という存在に対する肯定的な雰囲気が《場》に満ちたとき、「病気の苦労」がいっぱい詰まった砂時計がひっくり返り、「現実の苦労」の方に向かって砂が落ちて移動するというのである。病気の苦労の反対は「健康で安心」ではない。あくまでも「現実の苦労」である。 (p.198) 砂時計をひっくり返す手、それは神のそれではなく自分自身の脳、いや、心であるということ。 「デッドライン」はおのずとやってくる。 新たな生成の完了は、新たな惰性の始まりでもある。 成長が線形に見えるのは、前に見えるような時間を意図的に切り取って微分しているに過ぎない。 ほんとうは、非線形の積分、溜まって、減らして、ひっくり返すタイミング、と砂の落とし方(孔の絞り具合)にこそ、経験を活かさねばならないということ。

ジクロロ@jirowcrew2025年10月23日かつて読んだ「幻聴と被害妄想は、「空虚さ」というわたしのこころの隙間を埋め尽くし、「生きていることの虚しさ」という現実からわたしを非難させるという役割を果たしていたといえるのではないか。それが被害妄想であると気づくこと自体が、わたしにとってはこわいことだった。」 p.44 寂しいからこそ他者を憎む、憎むことで関係性を維持する。 「手応え」と承認、そして従属。 他者による無視、無関心は根源的恐怖であることをしみじみ実感する。
















