芭蕉はがまんできない おくのほそ道随行記
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メメ@elwin_042026年8月25日読み終わった松尾芭蕉が記した「おくのほそ道」、その旅に随行した曾良の目線で描かれた紀行文のような小説。正直なところ、妻から勧められなかったら絶対に手を出さないだろうなぁというジャンル。 この物語はあくまで小説であるので、実際の芭蕉がこんな性格だったのかはわからないけど、こうであったかもしれない、こうであったからこそ、あれだけの名句が誕生したのかもしれないと思わせるだけの説得力はあったように思う。 読んでいて新鮮だったのは、芭蕉はひとつの句について何度も推敲を重ねていたこと。その推敲の過程が細かく書かれていて、俳句の奥深さを素人ながらも感じることができた。

たまこ@tamako_262026年7月18日読み終わっためっっちゃ面白かった‼︎ 今まで「松尾芭蕉」「おくの細道」といった文学史的な字面でしか知らなかったが、 この小説を読んで松尾芭蕉という人が血肉の通った人間として私の前に立ち現れた。 俳諧のことをよく知らなくても 弟子の曾良が句意を分かりやすく伝えてくれるので、 俳句の鑑賞の教材としても使えるのではないか。 中でも初案の句を作り直して新たな句を生み出す様子が丁寧に描かれ、どういった意図で作り直され、 どこがどういう風に良くなったのかが2つの句を比較しながら分かりやすく説明してあるので、 読みを深めていく感覚が自ずと伝わって面白い。 専門書という訳ではなく小説という形式を取っているので、読みやすい。 国語が好きな人間なら特に、この本は面白さに惹かれると思うな。 【心に残った文言メモ】 弾蔵はあの句を理解できるだろうか。たとえできなくても、あの十七文字がいつまでも彼の中で響き、人生を豊かにしてくれればいい。 「いいか、曾良。身をわきまえるなよ。俳諧はどのような者でも飛ぶ力を与える翼だ。身分の貴賤も、学びの有無も、年齢も、男女も、関係なく与えられる翼よ。わたしは病んだ雁ではあるが、高く飛んでみせるぞ。旅をやめるつもりはない」 「はい。湯殿山、月山、羽黒山と逆に進むのですよ。悟ったうえで俗世へ戻るのです。生まれ変わりはいたしません」翁が不敵な笑みを浮かべた。「高く悟って俗に帰る。妙案ではないか、曾良」







