嘘と隣人
72件の記録
yomitaos@chsy71882025年12月13日読み終わった@ 自宅明確な悪意を持った凶悪な犯人による事件……は起こらない。芦沢央の小説に散々騙されてきた人なら、これは周知のことだろう。本書でもその路線は同様で、大抵の事件は保身・取り繕い・誤魔化し・見栄・承認欲求から起こる。それも悲惨なかたちで。 定年退職を迎えた元警察官の主人公が、親切心から関わるのはストーカーやマタハラ・パワハラ、嫌がらせなど、誰しもが経験してしまうような身近な事件ばかり。しかし内実を探っていくと、最初の火種は悪意とも呼べないような小さなできごとから始まっていたことがわかる。 凶悪犯のようなモンスターであれば、「自分とは違う生き物」として切り離して考えることができる。しかし芦沢央の作品に出てくる加害者は、未来の自分だと思えてくる。何だったら、ずっと蓋をしてた過去の自分の姿だったりもする。 仕事で誤発注を誤魔化した経験のある人や、実際の出来事を10倍盛りくらいにしてツイートしたことのある人は、読みながら目を泳がせてしまうかもしれない。心当たりのある人に、ぜひ読んでもらいたい。胃が痛い。

chilly@chirirurirariru2025年12月9日読み終わったやっと読み終わったー どんでん返しの連続すぎて、だいぶ疲れてた。休憩しないと読みきれなかった… 良かれと思ってやったのにやらなきゃ良かった結果の連続で、でも誰も責められなくてスッキリしないのが良かった。 おばさま方の相手が自分を拒否するわけないって確信してる話し方がリアルで好きだった笑- くじら@shachi-92025年10月5日ある会に出てくるベトナム人の彼が「なぜ笑う?」と問いかける場面に心が痛くなった。 自分は真剣に、誠実に向き合っているのに、それが伝わらず笑われてしまう。その瞬間に生まれる断絶や孤独が胸に突き刺さった。 同じ空間で働いていても、相手の苦しみや背景が見えていない現実。 我々の間にある見えない距離を静かに問いかけていると感じた。


ちとせ@4wsdig2025年9月19日読み終わったおもしろかったというか、いやおもしろかったんだけど、それ以上に読みやすさに脱帽。後味の悪い話が多いのにスルスル読めてしまった〜! ・かくれんぼ 「風邪くらいなら気合いで何とかなるけど歯が痛いのはどうにもなんねえんだよなあ」、風邪も気合いはやめろ!感染症だという自覚を持て!人にうつすな!! DV夫、知恵が回る上に執念がすごすぎて怖いよ〜…でもDV夫から逃げるときに新しいスマホ契約して前のスマホ封印するの常識なんじゃないの!? それにしてもタケルくんママの動機、ちょっと泡坂妻夫の『煙の殺意』を思い出したな…元の事件よりもっとでかい事件起こして本来の事件を有耶無耶にするやつ… ・アイランドキッチン し、知れば知るほどヤバ女になっていく有吉希美〜!!架空の虐待の記憶生み出すのやめな!!でもいる…いるよねこういう女…元夫の「死のうとしたときに俺が止めたりしなければ」、めちゃわかるよ…でもああいう女ってだいたい絶対死なねーから… ローン特約の話が出たときに私も真っ先に原口夫妻のこと思い出してザッと血の気引いちゃった…… ・祭り パラダイス引っ越しセンター、すごい失礼だけどクソブラックそうな会社名だな(偏見のかたまり) 「日本人にとっては無数にあるアルバイト先の一つに過ぎなくても、ドゥックにとっては人生を懸けた職場だったのだ」、その切実さがキツい〜… タンの遺書、「なぜ笑う?」のところ本当に意地悪で笑われてたのかもしれないし、コミュニケーションエラーでタンのことを笑ってるように感じてたけど実はそんなことなかったのかもしれなくて、そのへん想像し始めるとしんどかったな〜… ・最善 いや〜〜〜正太郎は事件を解いてしまったことを悔いてたけどこんなもん解いたほうがいいに決まっとる!! そりゃあ沙知はかわいそうだけど、何件も余罪がある抱っこ紐バックル外し犯なんてどれだけ大勢の母親が脅威に感じていたか…とりあえず犯人捕まって電車を利用するお母さんたちは安心したことでしょう… バックル外しもだけど、その罪から逃れるために他人からの冤罪かぶって金をせしめようとかカス中のカスじゃねーか! 沙知の同僚は取引先から沙知を守ってくれたとかいうキラキラ話の真相をちゃんと話しておくべきやったね… ・嘘と隣人 え〜〜〜空リプでの脅迫、こう、現代!!って感じだ…… SNSの誹謗中傷が身近な人が犯人ってのはお決まりの展開だけど、まさかの娘!!!えー!!!でもこのお母さんと母子やってくの大変そうだもんね… えっ……ていうか隣人要素は!?タイトルに囚われすぎて絶対隣人出てくると思ってたんですけど!? なんというか、基本的に「まず第一の事件があって(抱っこ紐バックル外しみたいな大きな事件から交通費不正受給みたいな話まで)それを誤魔化すために次の事件を起こして…というのがこの本の統一フォーマットだった、のかな?

おでんち@odenchi2025年9月10日読み終わった退職した元刑事の周りで起きた事件や、暮らしの中で思い出す以前の事件のエピソード5編による短編集 ほぼ直接関わった事件じゃない、もしくは間接的に関わった事件を後から推理する形なので、実際はそうだったのか、真相はわかったりわからなかったり想像の域を出ないことも。 しかし人の思惑とはわからないものだなぁ〜 一人の意思だけで物事が動くわけではないから複雑(^^;) スッキリ解決といかないところがリアルっちゃリアルだけどモヤモヤが残るなんとも言えない感じ

niwa@niwabun2025年9月8日読み終わったaudibleあらすじも読まずに聴き始めて、主人公の元刑事が結構好きだなってなった。定年したんだからゆっくり過ごして!! 人間の持つズルさを、今それどころじゃないやろ!?ってタイミングでお見せされて、砂を噛んだような気持ちになる読後感。 パンチはそんな重くないけど、各話印象的で良かった。 ツイッターにめちゃくちゃ詳しいオジサン出てくるのも面白かった。


ゆいちゃん@yui__arm2025年8月18日読み終わった感想思いのほかサクサク読めてしまうタイプのミステリーでした。短編集。面白かった〜! 最後でひっくり返る、がミソ。 けっこう好みだったのでほかのミステリーも読んでみたい。
ピエ@PieTatsu2025年8月11日読み終わった連作短編のミステリー。 事件そのものと併せて裏側にある人間のエゴを解き明かすという構成で、新鮮でした。 ライトめなイヤミスといった感じで、不本意ながら共感してしまうところもありました。 シリーズ化されるようなので、続きが出版されたらまた読みたいと思いました。
橘海月@amaretto3192025年8月2日読み終わった#ミステリ毎回皮肉と毒と優しさが、絶妙な塩梅で散りばめられてるのが筆者の特徴だが、この作品は特に皮肉の切れ味が鋭いのと、連作短編集ならではの味わいがよい。元刑事の平良は、知人の相談を受けて謎の解決に乗り出すが…。後味悪い結末か多いものの、謎も人物も魅力的で一気読み。 表題作「嘘と隣人」SNSの身近さと怖さが濃縮されている。実在の弁護士が監修につき話題となった漫画「所詮他人事ですから」でもそうだったが、アンチはごく親しい人の場合も多い。 「祭り」は平良が引越し業者のやりとりから、技能実習生の事件に思いを馳せる。矛盾した制度に振り回される彼らの「どうせ◯◯だから…」が実際そうとしか思えず、苦しかった。 「最善」痴漢に間違えられた夫を助けたい妻の依頼で渋々状況を調べるも、意外な結末となる話。ただ、序盤からなんとなく感じる平良の気の進まなさや、夫の過去のエピソードから、じわじわと抱く違和感が徐々に結実する様が下手なホラーより怖い。いる、いるよなこういう人。知的で冷静で、かつ誰よりも冷徹な。願わくば一生近寄りたくない人。
たいやき@hon_yomitai2025年7月30日読み終わった読了短編集ということもあり読みやすかった。 何となくモヤッとした余韻が残るようなお話が多かった。 「最善」が個人的には1番スッキリ(?)読めた
神木紗由@kamiki_sayu2025年7月16日読み終わった直木賞候補2025年上半期(第173回)直木賞候補作。 定年退職した刑事が主人公の短編集。 ①「かくれんぼ」 ②「アイランドキッチン」 ③「祭り」 ④「最善」 ⑤「嘘と隣人」
はぐらうり@hagurauri-books2025年7月8日読み終わった直木賞候補作。 『夜の道標』という作品の続編?スピンオフ?という立ち位置のよう。初めて読む作家さんなので、これから読むのが良かったのかどうか。 それぞれは短編仕立てだけれど話は繋がっているので読みやすい。警察を定年退職した男の話。ある意味警察小説ということで同じ候補作の『逃亡者〜』と近いが、こちらは退職しているというところが面白い。ちょっと前に退職した刑事の良い小説を読んだなと思い遡ったら、なんと柚月さんの『慈雨』だった。 イヤミスと聞いていたけれどそこまでではなくて安心した。そして装丁が良い。どこかで見たことのある場所、と思って調べたら西日暮里だった。 作中の技能実習生が幸せになることを願う。


호냐•ho nya@h0nyq2025年6月24日読了読みたい本が激増してこまる☁️ 夜の道標、罪の余白、火のないところに煙は、許されようとは思いません、汚れた手をそこで拭かない・・・ あと今回の直木賞のほかの候補作も
shi-mayu*@mayu_slooth2025年6月23日読み終わった元とはいえ刑事の勘は健在で、ふと真相に気づいてしまう。 普通の人の、ふとした時の悪意。 誰もが遭遇する可能性があり、誰の心にもあるものかもしれない。
anko@books_anko2025年6月7日読み終わった定年退職した元刑事の平良正太郎。なぜか事件に巻き込まれてしまうという短編集。単純なように見える事件の裏には、思いもよらない「誰か」の悪意が潜んでいる。真実が見えたとき、やりきれない気持ちになった。主人公の人の良さのおかげで、苦い気持ちだけでは終わらない、良いミステリでした。

りりり@rin__39162025年5月19日読み終わった借りてきた@ 自宅5篇からなる連作短編集。 元刑事の平良正太郎の日常に 降りかかる数々の事件。 どのお話も本当に日常に 普通に潜んでいる話だった。
















































