流星ひとつ

5件の記録
- Matilde@i_griega_20252025年9月17日読み終わった会話文だけで成り立っていて、ふたりがお酒を飲みながらフラットに話している雰囲気がよく出ている。歌うこと、生い立ち、恋愛問題…質問は時にストレートだけど下品じゃないし、答える方もけむに巻いているようで、突然本心がパッと浮き上がってくる感じが面白かった。 精神を病んで自ら命を絶ったひと、というだけではない彼女の側面を伝えたいという沢木耕太郎の想いは、藤圭子が亡くなった後も彼女の歌を歌う前夫の前川清の姿勢にも通じるところがあると思った。娘の宇多田ヒカルが前川清に会ってみたいと言った気持ちは、この本を読んで少しわかった気がした。「男としての格が違う」と元妻に言われるなんて、そうそうあることじゃないものね。
- ふじQはや○@fujiq-hayamaru2025年2月11日読み終わったオススメされて読んだ本。沢木耕太郎のノンフィクションの実験であり、ただただ藤圭子と沢木のバー対談がソワソワしてよかった。藤圭子は髪をカラーリングした歌手(タレント)として、かなり先駆けかも?