ミュージック・ブレス・ユー!!
16件の記録
- みかこ@mkk_7132026年5月11日買った読み終わった私がアザミに感じる嫉妬心と尊敬が混ざったようなものは、アザミがトノムラに感じたものと同じだろう。 音楽なしでは生きていけない気持ちが痛いほどわかると思いつつ、私はそれほど音楽を必要としていないということも思い知らされた。 暗くなりそうなテーマにも関わらず、軽快な文章に希望が持てる展開は、さすが津村記久子といったところなんだろう。 バンドは解散するし、自分の思いを人に正しく伝えることができないし、小さい頃から落ち着きがなく問題児で両親には期待されず生きてるだけで良い扱いされるし、上の空で買う前のお菓子を開封しちゃうし、恋愛もないし、大学には落ちるし、こう書き綴るだけでも何にもうまくいってなくて。王道エンタメ青春物語ではないんだけど。 私にはキラキラとした青春にみえた。同時に、自分の鬱屈とした高校時代も、まあ悪くはなかったのかも、と思った。 「それでもアザミは、音楽が鳴っている間は自分が自分でなくなることができるという妄想を捨てることができなかった。」p9 「音楽を聴いていないと手も足も出ない時がある。物理的にも、そして数分をただ息をしてやり過ごすだけのことにさえも。けれど音楽を聴くと、それがなっている何分かだけは、息を吹き返すことができる。アザミはときどき、自分はその何分かをおびただしく重ねることによって延命しているだけだと思う時がある。」p69 「音楽について考えることは、自分の人生について考えることより大事やと思う」p204

- サンタマン@santaman2026年4月20日読み終わった登場人物がキャラっぽい作品はあまり好きじゃないけど、本作は面白かったな、なんでだろう?と思ったら、若者の自意識と焦燥感という自分の癖のテーマだったことに気がついた。 こういうテーマの作品は、大体鬱屈とした暗いものが多いので、本作のようにアニメみたいなテンポ感で軽やかに描かれいることが新鮮だった。 登場人物のキャラっぽさと内面の描き方のバランスがいい塩梅だったんだと思う。 「音楽について考えることは将来について考えることよりずっと大事」 今頃どんな大人になっているんだろう。元気にやってるといいな。

アイシティ@manamana2026年3月1日読み終わった大学が忙しかったので久しぶりに更新。ちょくちょく読んではいたけどめんどくさくてここに書いてなかった。古本屋で買ったやつだけど予想外に面白かった













