言葉の道具箱

14件の記録
- もくず@mokuzuuu2025年3月29日読み終わった癒しのエッセイだよと言われて、ホイホイ買ってしまった。読んでみたら、中身は言語哲学の話で、言語哲学を敬遠していた私は騙されたと思ってしまったのであった。 とは言え、非常に身近な事柄から、言語哲学について語ってくれている。本当に頭が良い人は難しい事柄はわかりやすく語れるのかもしれない。そういうふうに思って読んでいたら、確かに癒しのエッセイだった。生きる力というか、考える力をくれたようだ。 著者は、性的マイノリティーで、そこからの視点は非常に私の視座を広げたような気がする。気がするだけで、本当に広げられているかはわからない。特に「生き延びましょう」という言葉は、津久井やまゆり園の事件でSNSの反応から「ぁあ、死ぬなぁ、ガチで」と感じた私のことも思い出した。 人間は、言葉をほとんどの人がある程度自由に使えるために粗雑に扱いがちだが、同時に言葉で人を殺すこともできる。言葉と言うものの深淵を気づけば考えてしまっていた。
- 綿@shelf_soya2025年3月28日読み終わった「先生」と呼ばれることへの抵抗を書いたエッセイを読んだ人からの問いかけを受けたことをきっかけに、呼びかける相手と自分との関係を構築していくことについて考える、いちばん最後のエッセイもとてもよかった。
- 成程和漢寧 暖簾分@darinky2025年3月18日読み終わった@ 自宅言葉の探究は、その言葉を使っている人間でなければ、意図しない暴力と化すかもしれない。 そんな例が様々な切り口で、実体験として詰め込まれた本、だった。 会話は成立するだろうか? 成立するように、会話を進めなければならない。 で、あるのならば、会話する我々は、常に変化に揺さぶられていくしかない、のだ。