進化という迷宮 隠れた「調律者」を追え

12件の記録
- 白玉庵@shfttg2025年9月20日読み終わった今年読んだ本のなかで一番、「知らない世界」に行けた。進路について考えている高校生、学部生は新しい視点が得られるかも。進化論だけではなく、大学教育についてもサブテーマとして語られているので。 取り上げられているカタツムリや貝類の、カラー画像を検索しながら読むのがおすすめです。私は蝶類が苦手で、こっちの系統が出てこなくて助かった。 著者が院進時に間違った教室に入ったことから古生物学に進み、そこから様々な学生たちを育てていることさえ「調律者の実験」ではないかと思いつつ読了。サブカルへの目配せもあり、ど素人にも読みやすい文で、科学ファンを増やすのに確実に貢献しています。
- yt@yt2025年9月3日読み終わった進化は必然か? 同じ環境では同じ進化が繰り返されるのか? グールドに挑む筆者の研究の歴史。 最初カタツムリの研究と聞いて、なんか趣味の延長で役に立たないやつかな、とか思ってしまったが。 とんでもない偏見でした、進化生物学のど真ん中でした、ごめんなさい。 生物学者のフィールドワークの過酷さも楽しめる。 痺れ薬を飲んで調査とかね。