進化という迷宮 隠れた「調律者」を追え
20件の記録
torajiro@torajiro2026年6月22日読み終わったaudible千葉聡さんの著作は『進化のからくり』『ダーウィンの呪い』に続いて3冊目。前に読んだ2冊が非常に面白かったので期待していて、実際面白かったのだけど、過去に読んだものに比べると記述内容や難易度の幅というかバランスがあまり良くないように感じた。大枠としては小進化(同一の種の中で起こる小規模な遺伝子や形質の変化)と大進化(新しい種の誕生や恐竜から鳥類、魚類から両生類のような属・科の出現に関わる大規模なもの)との間にあるギャップはどのように説明されうるのか、そこに進化学研究者はどのように挑み、考え、論を戦わせてきたのか、というのが基本ライン。その基本ラインに対して、著者自身の研究テーマとの出会いや具体的な研究生活のエピソード、著者周辺の研究者の具体的な研究エピソードなど具体的な話が書かれる部分と、もう少し大きな視点での進化学自体の派閥の違いや論争についてグールドの理論やその変遷に触れながら述べる部分が絡み合って記述されていくのだが、グールドの理論の詳細の方はかなり専門的で派閥対立や理論の変遷を理解しながら追っていくのはかなり難しく、この辺りは進化学自体にある程度触れてきている人でないと厳しいように思うが、新科学やその隣接テーマあたりでの研究者志望の学生であればモチベーションが上がったり、興味が湧いたりする話が多いかと思います。門外漢の進化学ファンとして今後も各種議論や書籍を追っていきたいと思います。
白玉庵@shfttg2025年9月20日読み終わった今年読んだ本のなかで一番、「知らない世界」に行けた。進路について考えている高校生、学部生は新しい視点が得られるかも。進化論だけではなく、大学教育についてもサブテーマとして語られているので。 取り上げられているカタツムリや貝類の、カラー画像を検索しながら読むのがおすすめです。私は蝶類が苦手で、こっちの系統が出てこなくて助かった。 著者が院進時に間違った教室に入ったことから古生物学に進み、そこから様々な学生たちを育てていることさえ「調律者の実験」ではないかと思いつつ読了。サブカルへの目配せもあり、ど素人にも読みやすい文で、科学ファンを増やすのに確実に貢献しています。







yt@yt2025年9月3日読み終わった進化は必然か? 同じ環境では同じ進化が繰り返されるのか? グールドに挑む筆者の研究の歴史。 最初カタツムリの研究と聞いて、なんか趣味の延長で役に立たないやつかな、とか思ってしまったが。 とんでもない偏見でした、進化生物学のど真ん中でした、ごめんなさい。 生物学者のフィールドワークの過酷さも楽しめる。 痺れ薬を飲んで調査とかね。






















