個人的な体験
53件の記録
ツナサンド@mor_1024302026年3月17日読み終わった『ものものしくサイレンを鳴らし善き市民たちの交通信仰を無視し、大都会の中心を草原を疾走するジープさながらに救急車をかけっていたあいだ、そのストイックな制服を充実させていた威厳をうしなって精彩を欠いていた。』 戦争から帰還した元兵士みたいだな 『かれの皮膚感覚や神経細胞は意識の制御から遠ければ遠いほど確実に、この季節この時間の素晴らしさと、いきいきした解放感をあじわっていた。』 あるね 『三人の若い助教授たちがコオフィを飲んでいた。』 コオフィ 『それも地方出身の文学部のメムバーは、』 メムバー 『しかし、快楽的な熱の箭がたちまち鳥の胃を刺しつらぬき、鳥は身震いから回復した。』 胃が刺しつらぬかれるのはめずらしい 『鳥はウイスキーの酔いに加熱しジンジン鳴っている眼球に力をこめて、鼬のようにすばしこく火見子をうかがった。』 眼球が鳴るのも 『ただ棘だらけで赤黒い欲望と不安のウニは溶けさらなかった。』 ビジュアルが先行しすぎだろ 『そしてもう鳥は眠りのイソギンチャクの触手の波状攻撃に、あと一分間しか抵抗できないのを感じた。』 眠りのイソギンチャク 『鳥は頭をふり深呼吸して、様ざまな脅威で鎧った二日酔のザリガニから身をまもるべく試み、』 二日酔のザリガニ 『そしていかにも自己閉鎖的な暗い眼をしている、痴漢みたいな顔を見た。』 具体的な罪名でたとえるのおもしろい 『こういう時、いちどは過度なくらいに慰められておかないと勇猛心をふるいおこして混沌から脱け出さねばならない時に、ぬけがらになってしまっているわ』 わかる 『鳥は疲労の蟹にとりつかれた。」 疲労の蟹

まつこ@matsuko--Books2026年2月10日読み終わったなんだろう... どこにも共感しない(はず)のに 否定しきれないし 自分とは違うと言いきれない それどころか自分の中にある 黒々としたものを垣間みる 大江健三郎はこれを書くことで どうにか生きたのだろうと思う









武田 俊@stakeda2026年1月18日読み始めたこれもチャッピーが勧めてきたので、高校生ぶりの再読。なんも覚えてない。冒頭のゲームセンターでパンチングマシーンやるシーンなんて、初めて読んだような気持ち。今のところ、跳躍力の高い比喩と自分のモードとの相性が悪い。

おるば@olva2025年11月11日読み終わった・未熟児+先天性重度聴覚障害者としての感想 ・「音を視る」というサブタイトルだけに釣られた坂本龍一展が死ぬほどおもんなかった(全然見えんがな客多すぎて)のであやうく作品とは無関係な理由で坂本龍一アンチになりかけ、坂本龍一が大江光アンチってことだけ知ってたので敵の敵は味方理論でなんとなく大江側だった、なんも知らんけど ・って程度の知識で初めての大江 ・僕もウィリアムブレイクは好きだし ・読んでる時の脳内作画がめちゃくちゃ90年代エロゲだった(主に火見子のせい) ・バードは海外児童ファンタジーの表紙絵のガーゴイル(鳥寄り)って感じ。絶対肌の色は灰色 ・マイナスな感情表現がイソギンチャク、カニ、ザリガニ、ウニなので多分大江は海鮮嫌い ・「ハンチバック」って「個人的な体験」+「パルプ・フィクション」じゃね? ・救いに着地したとは言えるが、ちゃんと安易な救いにはなっていない。この救いの位置付けは他の大江読んで比べてみないとわからないと思った。 ・アル中といい引責といい障害といい、國分・熊谷の「責任の生成」が脳内でチラつく物語だった。 ・インテリエッチ未亡人(退廃的)という新ジャンル開拓のお知らせ ・個人的な体験、死と再生とまでは言わないけど、内側の儀礼の物語化って感じ。動けなくなってからの一歩目に凝縮されている地獄を本にしたんだろうな。そのビフォーアフターを無理に描いてる印象を受けたのはあんま好きくなかったかも… ・俺たちもお前たちもこの先に広がるのは地獄です、以前と以後何も変わりなく。だからその責任を取るっていう地獄を選ぶ物語を書く必要があったんだろうねえ、バード ・「バード」という呼びかけの語感の良さが9割説あるくらいには心地いい。 ・ねえ、バード (追記)あとがき読んでなかった。そもそも設計図がビフォーアフターの対比ありきだったらしい、なるほどー
離乳食@munimuni2025年9月15日気になるかの「ハンチバック」を執筆した市川沙央さんのおすすめである。私は身体障害者、知的障害者、精神障害者と「共生」することについて考え続けなければならない。

- こよなく@funyoi2025年9月8日読み終わった一緒に頽廃するつもりで読んでたから、最後裏切られた気分。 ずっと逃げ回ってることも、守る価値のないカスな人間であることも、社会や人と関わって生きる以上、責任や役割を果たして生きた方が周りも味方してくれるってことも、全部初めからわかってたことじゃないのか?そういうものから降りてゼロになってアフリカに行きたかったのじゃないのか?俺を置いて大人になるなよバード。自分が大事だから価値ある人間になったのか、そっかぁ、良かったなぁバード。

うっちー@orange_u2025年4月2日読み終わった大江健三郎の本をはじめて読んだ。読み始めたときは一文が長いなと思ったけれど、だんだん慣れてきて意外と読みやすくなった。障害のある子供が生まれた親が題材なので、障害者への認識や男女関係についての当時の日本の常識を強く感じる場面が多かった。感情をウニとかカニとかで比喩してて面白かった。
うみぶどう@umibudou2024年2月28日読み終わったかつて読んだ冒頭数ページで一気に引き込まれた。若者が危機を乗り越え、或いは受け入れ、成熟していく青春小説として面白く読んだ。文体がのびやかで熱量に満ちている。火見子の多元的宇宙の話も印象的。結末は蛇足に感じる人もいるかもしれないが個人的にはこれでよかった。
































