約束された移動
14件の記録
ネリ@mizutama_ribbon2026年6月7日読み終わったかつて読んだ小川洋子の作品には音がない。静謐に包まれている。作中では歌手が愛の歌を歌い、一時もじっとできない子供たちがはしゃいでいる。なのに音がしない。何かに吸い込まれたかのように静かだ。あまりに静かすぎて以前、読んだことがあったのに途中まで気づかなかった。5年前に読んでいた。6つの物語のうち「ダイアナとバーバラ」が特に好き。バーバラは決して他人から幸せにもまともにも見えないのだろう。それでも自分の世界を貫き、大切な人と過ごす時間を大切にしている。それでいいんだと思う。自分がやろうとすると「それでいいのか?」という客観が邪魔をするけれど。小川洋子の作品に出てくる人物は、みんなどこか変わっている。変わっているままで生きている。普通にならねばという私の気負いを一瞬、解きほぐしてくれる。


S@YunhO3232025年12月11日読み終わった表紙に惹かれて借りた本。 まだわたしには早かったかなというのが率直な感想。 ただ、色んな人がこの世にいて、この話の中の人物たちのようにひとりでも誰かしらにはみんながそれぞれ肯定されたらいいなと思った。 また読みたい。 ✍️ "何を見ているかなんて、他人に分からせる必要がどこにある?自分自身だってそんなこと、別に知りたくもない。あの厄介で鬱陶しい協調というものを、これほどきっぱり無視している二個の黒目に、私は畏敬の念を抱いた。" "羊は争いごとの苦手な生きものです。そんな羊が身を守るために神様から授けてもらったプレゼントはたった一つ、逃げ足です。相手を打ち負かして何かを横取りしたり、威張ったりすることに羊は興味がありません。たとえ弱虫と馬鹿にされたって気にしないのです。潔く、迷いなく、ひたすらに逃げる。これのどこが弱虫なのでしょうか。"




彩@aya_toto2025年6月15日読み終わった小川洋子さんの本は読んでいるとSNSに上げたくなるな。 装丁も美しいし。 小川さんらしい、静謐な文章で、危ういバランスを保ったまま思いもよらないところへ連れて行かれる。

彼らは読みつづけた@findareading2021年1月30日かつて読んだ*本の中の読書* 《彼女が手にしている本は、その華奢な両腕には不釣り合いなほど分厚かった。たった十数年しか生きていない子の小さな頭の中に、あんな分厚い本の中身がどうやって納まるというのだろう。バーバラは不思議な気がした。》 — 小川洋子著「ダイアナとバーバラ」(『約束された移動』2019年11月、河出書房新社)





















