午後の最後の芝生

12件の記録
- ぴー太@ystit2025年6月21日ルドヴィコエイナウディのUnderwaterを聴きながら。あのゆっくりと波紋のように広がる音の粒と、「午後の最後の芝生」のどこか取り返しのつかないような青春の感触が、本当に静かに溶け合う。 どちらも「時間の手触り」を描いていて、読んでいるうちに、音と記憶の境界がだんだん曖昧になってくるような感覚になる。 読み終えたとき、少し胸が苦しくなって、でもそれでいいんだって思えるような夜になる。 言葉じゃ言い表せない何かを、そっと受けとめる時間。
- saikona@gaeryuu052025年3月11日読み終わった借りてきたらしいなと、思ったら昔の作品だったのか。肌にまとわりつくような臨場感ある言葉が連なる。映像でストーリーを追ったような感覚になった。
- Mitsuru@mitsully2024年11月29日読み終わったかつて読んだ読書メモ@ 砧公園十四年、十五年前はみなさんにとって昔のことですか?僕は結構昔のことのように感じます。当時はまだ中学生だったのでほとんど別人格と言っていいくらいにいまの自分とは違うはずです。この短編の主人公は十八か十九で芝を刈っていたようです。僕は具体的には何をしていたのだろう?他人のエピソードなのになぜか他人事とは思えない。それが小説の面白さだと思います。