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ぴー太
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@ystit
The World Is Yours.
  • 2026年6月2日
    大聖堂
    大聖堂
    『列車』は人生の不可逆性についての物語なのかな。 一度乗ってしまえば、目的地に到着するまで一直線。すでに何かが動き出してしまった。 でも、人の人生は不可逆だとしても、 その途中で本を読むこともできるし、 電話をかけることもできる。 線路は変えられなくても窓の外を見ることはできる。 まあ、今の選択肢の多い時代では、途中下車して乗り換えることも、なんなら飛び降りることもできるのだけどね。いい意味で。
  • 2026年6月2日
    大聖堂
    大聖堂
    『ぼくが電話をかけている場所』を読んだ。 この「場所」とはアルコール依存症の療養所という特定の地点ではない。 世界との接続を失いかけた人間が、もう一度繋がろうとする状態そのものなのだと解釈した。 人が再び世界へ戻るための玄関口のような場所。 電話を「かけた」でも「かけようとしている」でもなく、現在進行形の「かけている」というタイトルが重要だと思う。 まだ玄関の中に籠もっているわけでもなく、完全に外へ出たわけでもない。ただドアノブに手をかけている状態。 JPの過去の話に登場する井戸と煙突は、ともに垂直のモチーフとして、井戸は下降、煙突は上昇のイメージを持つ。 一方で主人公が最後に選ぶのは電話であって、それは上にも下にも向かわず、誰かと水平に繋がろうとする行為として描かれているように感じた。 数十ページの短編でありながら、さまざまな解釈の可能性が広がっていく。カーヴァーの短編の魅力はまさにそこにあると感じる。 そんな僕も今日は雨で世界から閉ざされているような気怠げな気分だったが、本を読むことで世界との接続を保とうとしている。 それもまた「ぼくが電話をかけている場所」
  • 2026年5月30日
    大聖堂
    大聖堂
    カーヴァー『羽』『シェフの家』。 『羽』では幸福への憧れと、その正体の曖昧さについて、『シェフの家』では環境がもたらす救いと、その儚さについて。 明確なカーヴァーの考えは明示されず、だけどその余韻が心地いい。 結局、心に残る作品というのは、自分自身の人生に引き寄せて解釈できる作品なのだと思う。答えを与えられてしまったら、きっと面白くない。 環境は変わる。けれど、自分の中に根づいた営み、生活は残る。 さて、ウェスはまた酒を飲み始めるのだろうか。
  • 2026年5月18日
    白痴
    白痴
    戦中、戦後文学を好む理由として、極限状態だからこそ、人間の本質がもっとも鮮明に現れるからかもしれない。 そして逆説的に平和な日常の見え方まで変わる。 空襲下では、教養も地位も倫理も芸術や美、純粋性への執着もすべて吹き飛ぶ。 その一方で白痴の女を見捨てない部分には説明不能な情がある。 その不合理さこそが人間性の最後の砦か。
  • 2026年5月13日
    新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか
    "情報の中身より、誰が最も大きな声で、最も多く語りかけるかがものを言う。" 大きな声に惑わされないように、能動的に世界を広く知ろうとしなければ。
  • 2026年5月10日
    猫のゆりかご
    猫のゆりかご
    登場人物みな変人奇人奇形。 ヴォネガットは徹底して茶化す。 けれどもアイスナインは核兵器そのものの寓話であって、 世界を滅ぼせる兵器を冗談みたいな顔で持ってしまっている。 説教ではなくてブラックユーモア。 "猫、いますか?ゆりかご、ありますか?"
  • 2026年4月29日
    心は孤独な狩人
    心は孤独な狩人
    誰かに理解されたいと願いながらもことごとくすれ違っていく。 特にジェイク。一番エネルギーがあって、世界に対して何かできそうな人間に見えるけど、実際には一番どうにもならない。 怒りを持っている人ほど、理解されないときにどこへ向かうのか。 自分の怒りを受けとめてくれる人がいなくなったとき、怒りの宛先がなくなった瞬間、正しい怒りですら、孤独のなかに閉じ込められたときには、ただの破壊にしかならない。 村上春樹のあとがきもいい。 "ここにあるのはかなり遠い過去の声だが、それは今でもしっかり我々の耳に届く声でもあるのだ。"
  • 2026年4月26日
    暁星
    暁星
  • 2026年4月26日
    踊りつかれて
    踊りつかれて
  • 2026年4月17日
    君の不在の夜を歩く
    "死にたい気持ちがあっても別に死ななくてもいいんだよ。死にたいって思うことは、お菓子が食べたいとか、水がのみたいとか、そういう気持ちのひとつでしかない。•••。死にたい気持ちを抱えて生きていくのは、ちっともおかしなことじゃないから" 最終章を読んでいるときに、久しぶりに、彼がそばにいた。
  • 2026年4月11日
    生きている兵隊伏字復元版
    4分の1が伏字削除されたにも関わらず発禁となったという経緯も含めて、その存在自体が強烈な重みを持っている。 日本軍を悪として断罪するのでもなく、英雄として持ち上げるのでもなく、ただひたすらに人間。 だからこそ虐殺や暴力も過度に煽られることもなく淡々としている。 戦争という極限状態で、どこまで壊れ、また順応してしまうのか。
  • 2026年4月1日
    生きとるわ
    生きとるわ
    「生きる」が前に進む物語ならば「生きとるわ」は崩れながら横に流されるイメージか、 希望があるわけでも劇的に踏みとどまっているわけでもなく、ただどれだけみっともなくても、終わらせるという線は超えない。そこが現代的に感じた。 わかりやすい救いはないけれど、それでも生きてしまう。
  • 2026年3月22日
    黄色い家
    黄色い家
    私たちはなんとぬくぬく、それでも生きとるわ
  • 2026年1月14日
    スプートニクの恋人
    かなり昔に飛行機の中で読んでいて、そのまま忘れてきて再読?することはなかった本。 やっぱり村上春樹はいいな〜と。 文体のリズムとか、笑ってしまう比喩や会話劇とか、ノスタルジーでいて厭世的な空気感、そういうもの全部が心地いい。 主人公モテすぎ問題なんてどうでもよくって、 というか、あの感じなら普通にモテるのも頷けるが。。 この空気が好き、それで十分ではないか。 この本のモチーフだと思ってるけど、 影と断絶=世界に触れられないまま、それでも誰かを思い続けること その痛みと静寂がひしひしと沁み渡る。
  • 2026年1月12日
    菜食主義者
    菜食主義者
    早々に狂ったヨンヘの方が、それでも人間を辞めないインへよりも生き生きしているように感じた。 暴力の連鎖から逃れるために植物になろうとするその姿は、社会からみれば壊れていくのに、逆説的に生命としての純度はあがっているのか。 ヨンヘをただの狂人として消化するのではなく、また、インへの狂わずに人間として留まった姿を正しさとして美化しないこと。
  • 2026年1月3日
    光と糸
    光と糸
    "いちばん暗い夜にあっても私たちの本質について問いつづけ、この惑星に宿っている人間たちと生命たちの一人称を根気強く想像し、最後に私たちを繋いでくれるのが言語です。" 私は私の立場に立ったまま、相手の感情を理解しようとする、共感するという安全な立場に留まるのではなく、一人称として、一瞬でも立ち替わろうとする覚悟が伝わる。 他者の内面ではなく、他者の目になって世界をみようとしている。 いい陽射しで、空はとても青い。
  • 2026年1月2日
    百冊で耕す
    百冊で耕す
    読書の方法論としては、ある程度本を読んできた人なら自覚している、実践している部分も多いと思うのだけど、 けれども、この本が特別なのは、読書に対する切実さが知識やハウツーとしてではなく、熱量として届くことか。 その熱にあてられて、気がつけばこちらも読書熱に浮かされている。 読み物として、純粋に面白い。 本を読めなくなった人たちに、特に薦めたい一冊。 2026年のスタートにうってつけの一冊。 "なぜ、本など読むのか。勉強するのか。  幸せになるためだ。幸せな人とは、本を読む人のことだ。"
  • 2026年1月2日
    すべての、白いものたちの
    すべての、白いものたちの
    真っ白な静寂な世界に、ふいに現れる色彩が、生きてる証拠としてビビッドに感じられる。 呼吸が戻って安心する。
  • 2025年8月15日
    芽むしり仔撃ち
    芽むしり仔撃ち
    生々しい土臭さと閉鎖的な世界観(当時の時代、農村そのもの?)に息が詰まる。
  • 2025年8月13日
    個人的な体験
    個人的な体験
    アフリカへの憧憬と頻繁に出てくる動物を駆使した比喩表現。 その姿は何を映し出すモチーフになっているのだろうね。
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