冒険する組織のつくりかた 「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法

32件の記録
- torajiro@torajiro2025年6月27日読み終わった@ 自宅前作『問いかけの作法』が非常に良かったので楽しみにしていた本作。出会いの衝撃が大きかった前作ほどではないが本作も自身の経験や課題意識とも通ずる部分が多く面白かった。 「軍事的世界観」からの脱却が中心に据えられているが、それ自体は特段目新しいものではないが、本書ほど本質的に、そして現場の実態に即して述べられたものは私は読んだことがなかった。「戦略」や「ターゲット」などの用語が軍事由来だとして批判するような表面的なことだけをいっても「じゃあどうすれば良いのか」は一向に見えてこないのですが、本書では新たな時代や環境に適合する冒険する組織への変革を目指すにしても、軍事的世界観の中で培われてきたノウハウやフレームワーク自体が否定されたり、不要になるということではないことをしっかり据えた上で論が展開していくので、納得感があった。個人的に組織の戦略策定や組織づくりのタイプを「課題解決型」「価値創造型」にわけて整理、理解することが多かったが、本書の知見によってこれまで構造化して整理するのが難しいと感じていた「価値創造型」の組織における考え方が整理されたように感じる。
- シン@kuronokishi2025年3月14日読んでる読み始めた。時代とか組織とか理想的な人間の在りかたを考えたときに、こういう方向性に進んで欲しいと感じるけど、好みの話すぎて(あと、いまの自分の仕事環境と対立しすぎていて)逆に警戒する気持ちもあるかも。大好きな話!めちゃくちゃ面白そうな本、というのは大前提で。
- 高尾清貴@kiyotakao2025年1月28日読み終わった友人の著書だから、ということもあるけど、気になっているテーマなので早速読んだ。 最近、「組織への適応」を考えていて、安斎くんは、構造の機能的整合と、文化の精神的整合の二軸で整理していた。たしかに、適応じゃなくて、整合の方がインタラクティブな感じする。