

Runa.
@runamaru8
- 2025年5月4日さまよう刃東野圭吾考えさせられる男手ひとつで育てた娘を蹂躙され無惨に失った男の復讐の話。と一言で表すにはあまりに、濃いドラマだった。 ラストは何が正解なのか誰もわからないけれど、 親や近い人の無関心が、取り返しのつかない事態に発展すること、そして「ふつう」「なんとなく」など言語化を放棄した便利な言葉を、軽々しく日常の癖にしてはいけないと思った。
- 2025年5月3日
- 2025年5月3日男ともだち (文春文庫)千早茜読み終わった本棚に少し置きづらいタイトルだが、 男女関係なく居心地の良い関係というのはあるもので。それをなんと呼ぶかというとやはり「友達」だよなあと思う。 また千早さんの本は初だったのだけれど、 言葉の勢いが時折増して余韻を引き出される感覚が好き。 以下読んだときは、ここまでの話も踏まえて痺れた。 ** 電源を切った。サンダーバードが動き出す。 群青の空の端で丸い月が光っていた。 窓はやがて雪景色になった。家も田んぼも、何もかもが雪に覆われていく。雪と闇だけの世界になっていく。 白も黒も引き裂いて列車は進む。
- 2025年5月3日すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)川上未映子読み終わった日本酒を水筒に入れる主人公に面食らったけど、普段のおとなしさとの対比でグッと人物像に深みが出て面白かった。 真夜中の静けさと危うさが同居するあの空気が、作品全体を覆っている。 タイトルが声に出して読みたい日本語。きれいだ。
- 2025年5月3日
- 2025年5月3日傲慢と善良辻村深月読み終わった当時婚活してたから周りの同年代含め流行ってた。 ほんとそうだよなあと思うことばかり。 でも不思議と話はあまり覚えてない。 読んで納得して、ふんと鼻を鳴らして、 箱に詰めて次に進んだのかもしれない。
- 2025年5月3日
- 2025年5月3日
- 2025年5月3日
- 2025年5月3日地に埋もれてあさのあつここのなんとも言えない湿気が…たまらない本 終始不穏というか、白い靄がかかった雰囲気。 白兎という名前もぴったり。 やはりネズミといい、ミステリアスな少年の描写をさせたらあさのさんはピカイチすぎる。
- 2025年5月3日
- 2025年5月3日
- 2025年5月3日NO.6〔ナンバーシックス〕#1あさのあつこ色んな癖が植え付けられた気がする本。 ネズミが色んな意味で強すぎる。 あさのあつこさんの、ミステリアスな美少年の描写がうまくてぐんぐん引き込まれた。 これほど水のように入り込んだ本は後にも先にもないくらい没頭した記憶。
- 2025年5月3日
- 2025年5月3日鏡のなかの迷宮 1カイ・マイヤー私の青春大好きな本。今も実家にあるはず。 行ったことのないヴィネツィアに想いを馳せるのも楽しかったし、クラバットというお菓子の描写一つにしても鮮明に覚えてる。 水の表現が素敵だった。
- 2025年5月3日
- 2025年5月3日ネシャン・サーガ 1ラルフ・イーザウ,Ralf Isau,佐竹美保,酒寄進一私の青春分厚い本は楽しい、とハリーポッターで成功体験を積んだ結果、手に入れた本。 長いけどちゃんと楽しい。 話は思い出せないけれど、つい手に取ってしまっていた記憶。
- 2025年5月3日
- 2025年5月3日ハリー・ポッターと賢者の石J.K.ローリング,松岡佑子私の青春初めて会った日のわくわくを今も覚えてる 祖父が確か買ってきてくれた 本屋さんの前に山積みで売られてたっけ。 初めての分厚い本で、沢山織り込まれた新品の紙の匂いや手触りを、今も覚えている気がする。
- 2025年4月27日正体染井為人サスペンス読み終わった悲しい考えさせられるボリュームの多さを感じさせない、無駄のない文章でした。あっという間に一晩で読む面白さ。 言葉の使い方や表現で魅せるより、早く結末に至ってほしい、そして考えてほしいという作者の意図を感じました。 死とは、いなくなること。 鏑木が生きた軌跡にいた人達が、それぞれ受け取った優しさや救いを胸に、世論よりと自分たちが目にしたものを信じる様が、とても人間らしく好きでした。 人が人を裁く難しさはよく題材になりますが、 AIによる事実だけを加味した判決ができれば誤審は減るのかなと思う一方、 事実では透けてこない人柄や心根は、人の目を通して受け取られます。そうなるとどうしても、その難しさはずっと続くのだろうなと思い、 まさにタイトル通り「正体」とは何が表すのかと 自問した作品でした。
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