夏秋
@natsuaki
- 2025年6月18日子どもたちは夜と遊ぶ(下)辻村深月読み終わったすれ違い、勘違い、ボタンの掛け違い、タイミングの噛み合わなさ、この物語の彼らにどんな言葉が合うのかわからない。 なんでこんなことに、どうしてそんなことがって悲惨な事件をニュースで知るたびに私も月子程ではなくても落ち込んでしまうけど、結局日々の暮らしや目の前にいる人に誠実に生きていくしか道はないんだよな… 殺人の描写は惨くてかなりきつかったがその部分に関しては短めだったのが救い。 恭司の「大好きで、泣かせたくない人を作っておく」って、すごくいいなって思った。私にもそういう人がいたし、今もいるから。誰かに伝えたくなる言葉だ。辻村深月先生は本当にすごい。
- 2025年6月18日子どもたちは夜と遊ぶ(上)辻村深月読み終わった
- 2025年6月17日凍りのくじら辻村深月読み終わった少し不思議なミステリー。 人を愛すると、こんなにも強く優しく、そして残酷になれるんだろうか。 主人公のりほこは子供の頃から本を読んでいる子で、それが好きとか趣味とかでは表せないほど自身の一部になっている。 彼女が学んだ沢山の物語、彼女が生きた本書も私にとって読者にとってその一つになるんだろう。 物語に助けられた人生を振り返って、またそんな本と出会えたんだなと思った。
- 2025年6月4日誰が勇者を殺したか(1)toi8,駄犬読み終わった本屋で見かけてタイトルに惹かれて購入(夫も気になったと言くので即決でした) あとがきを読んで知ったのだが、なろう発の本を購入したのは初めてだ。ライトノベルも久々に読んだ気がする。 なるほどこれは面白かった。 エンタメ!って感じのお話、タイトルに惹かれて買ったのは間違いではなかった。 このタイトル「誰が勇者を殺したか?」は読んだ後も読者それぞれ答えが違うのではないかな。
- 2025年6月1日
- 2025年5月29日島はぼくらと (講談社文庫)辻村深月読み終わった最近辻村深月作品を読み続けているんだが、この本すごく好きだった。 登場人物達の全ての心情が描写されているわけではないのに「わかる」。痛みとか覚悟とか、それらが重苦しくなく伝わって、感情を揺さぶられつつも一気に読めた(あまりに辛いと読めなくなるのです) 衣花と新には具体的なワードが飛び出していたのに(実際どうなるかは置いといて)、源樹と朱里のことは余白たっぷりなのが個人的に大大大好きなポイント。 スロウハイツの神様を読んだ後なので更に楽しめた。
- 2025年5月28日家族シアター辻村深月読み終わった辻村深月先生の描く家族の話はどこまでもリアルでグサグサ刺さる。 家族について考えてみた。 私は、家族ってそんなにいいもんじゃないよね。って思う。 でも私の夢は自分の家族をもつことで、今その夢は叶っている。 それでも思う、家族ってそんないいもんじゃないし、って。 でも、父のおかげで優しさを知って、母は私の支えで、弟はいつまでも心配だ。 結婚記念日には夫と出会って何年経つか毎年数えて夫に伝え、「お互い歳とったな」と言うまでがセット、娘の思春期には怯えてしまうけど絶対的に味方でいたい、息子のヤンチャぶりには手を焼いているけど笑顔がまだまだかわいくて仕方ない。 こうして書くとやっぱり家族っていいじゃん、と思える自分に笑ってしまう。もう一度この本読んで考えてみようと思う。
- 2025年5月16日スロウハイツの神様(下)辻村深月読み終わった勧めてもらい購入したものの長らく積読だった ラストまで読んで、そこまでの愛の話だとは思わなかった、と泣けた。 不器用なんて言葉では到底足りないし、私の知る愛とも違う。でも確かに愛の話だった。読めてよかった。この物語がまた私を作るのだな。嬉しい。
- 2025年5月16日スロウハイツの神様(上)辻村深月読み終わった
- 2025年5月14日とりあえずお湯わかせ柚木麻子読み終わった
- 2025年5月13日駅と旅君嶋彼方,朝倉宏景,松崎有理,砂村かいり,額賀澪,鳥山まこと読み終わった「6人の作家、6つの駅が旅の非日常へ誘う文庫オリジナル アンソロジー」 コンセプトに惹かれて購入。 この刺激や癒し、不思議な体験の先には皆日常が待ってるんだよな。 私にとって旅をすることは本を読むことに似てるのかもしれない。
- 2025年5月10日早稲女、女、男柚木麻子読み終わった柚木麻子作品が好きだ。 だが全作を読んでいるわけではない。 映画「早乙女カナコの場合は」を観て、さっそく原作を買った。 傷付けられる前に予防線を張るのってやっちゃうし、黙っておけばいいのに喋り続けてしまう、痛々しい描写が私をグサグサ刺してきた。 大学生の恋愛って青々としていて痛々しくて馬鹿げてて…ああ自分のあの頃を思い出してゾワゾワしてきた。笑 香夏子が数年後、うわーっ!って頭抱えてる隣に長津田がいますように。
- 2025年5月9日海がきこえる 〈新装版〉氷室冴子読み終わったジブリ作品の映画の中でもすごく好きな作品の原作があると知って、絶対読みたいと思っていたのになかなか手を出せなかった。 タイトルの意味も舞台となってるのが高知県だからかなと思ってはいたけれど、これは読まなきゃわからないよなーと。 りかこは元々の気の強さや逞しさがあるんだろうな〜芯はありつつ柔軟な拓との相性はいいんだろう。でも情けないとこ(嫌なとこ)を全部知ってる相手とは距離を置きたいって気持ちはわからないでもない。大人になるとそういう人がいるのは貴重で有り難い存在だと思うけど、まだ学生の頃だと嫌かもな〜。 続編はどうなるのか楽しみ。
- 2025年4月29日
- 2025年4月5日ファーストキス 1ST KISS坂元裕二読み終わった先月映画を観て、もう一度観たいと思いながら叶わなかった。映像を思い浮かべながら読み進めた。 映像でもそうだったのだが、同じセリフで涙腺が激しく刺激されてうるうるしてしまう。 この人と出会う選択肢を選ばないわけがないと、私は果たして言えるのか?
- 2025年3月24日
- 2025年3月7日薬指の標本小川洋子,小川洋子(1962-)読み終わったそこに確かにあるのに実態が見えない二つの部屋。どんな場所にありどんな用途でどんな人が利用しているか確かに書かれているのに、その文章のうしろにうっすらと漂う得体の知れない空気が流れていて不思議な読後感であった。
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