ゾウのテウニス

5件の記録
はな@hana-hitsuji052026年4月13日読み終わった図書館本図書館で借りた「ライオンのくにのねずみ」という絵本を思い出した。 テウニスの母の描写が特に印象的。感情が凪というか、何が起きてもあまり派手なリアクションをしてなくて、かえって母の個性が表現されているように感じられ好感度が高かった。 動物園にいくストーリーはなんかシュール。 ニンゲンも昔、展示されていたことを思い出す。 テウニスはニンゲンになりたいの? 街で見かけたゾウはどうしてあんな態度をとったんだろう。父はどこに行って、いつ帰ってくるのか。 最後の章が割と意味深。母の手紙。父の不確かさ。 追記 このサイズの本とかノート、好きすぎる…。


ジクロロ@jirowcrew2025年12月2日読み終わった【ネタバレ注意】 「ルドヴィクスはものすごく怒っていました。敵の兵士が煮えたぎるタールを背中にかけたんです。壁の上から。ほら、背中に小さな黒いシミがいくつもあるでしょう?やけどの痕なんです」ふたりはルドヴィクスの背中のシミを見た。 「どうして学校ではこのことを教えないんでしょう?」テウニスのお母さんが訊いた。 「はあ・・・・・」監視員が言った。「とてもひかえめなゾウだったんです。自分がとくべつだと思われるのがいやだった。(だれでも我)というのが彼のモットーでした」 「だれでも我?」お母さんが驚いて言った。 「はい」 「どういう意味なんですか?」 「いや・・・・・・・どんなゾウでもあの門を突き抜けることはできたと言いたかったんじゃないかそう考えられています。だから、たいしたことではなかったんだ、と」 「なるほど」とお母さんは言った。 「だれでも我」、そして「門を突き抜ける」。 ゾウとニンゲンの境い目を考えるためのメタファーを、その生き様を通して与えるのが、古代の英雄ゾウ、ルドヴィクス。 「学校ではそのことを教えない」のは、ニンゲンにはルドヴィクスのような偉業が、その生来の性質上果たせないからではないかと思う。 人間には『掟の門』(フランツ・カフカ)を潜れない。
橋本吉央@yoshichiha2025年8月15日読み終わったジャンルとしては児童書。でも大人が読んでも良いと思う。 なぜか人間の世界の中で暮らしているゾウのテウニスとお母さん。ゾウだから人間と比べてできることもあれば、全然できないこともある。普通になりたい、普通でいたいと思うけれどゾウであることがもう普通ではない。 友達は自然にゾウのテウニスを受け入れているという世界観が良いなと思うが、果たして大人になっても同じでいられるのか、実社会のマイノリティへの視線を考える。 普通とは何か、ということがテーマなのだと思うが、何か明確な答えが提示されるわけではない。自分がテウニスだったら?あるいはその友達だったら?という問いを頭の中に持って、時々考えることが大事なのかなと思う。




