

ふまそん
@fumason
- 2026年3月28日
雪の練習生(新潮文庫)多和田葉子読み終わった⭐︎⭐︎⭐︎ “そうかクヌート、君は狼が苦手か。その気持ちは分かるよ。狼は結束が強いからね。いつも群れをなして行動する。ヨソモノが入ってくると殺してしまうことがあるくらい厳しく内と外を区別する。だから、ああいう態度を取るんだよ。悪意はないんだ。君たちホッキョクグマは一匹狼だから、彼らの気持ちは分からない だろうけれど。” - 2026年3月28日
- 2026年3月28日
群青のハイウェイをゆけきくち読み終わった⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ “不在の相手をリードするように、男性は踊っていた。街の魅力というのはこうした思い出の集積なのだなあと思った。急速に酒田の夜が更けていっているような気がした。席を立った。近くにいたお客さんが、君の歌なかなか良かったよと声をかけてくれた。マスターと二人のママさんが出口まで来て手を振ってくれた。田中と二人、なんだかいい体験だったなあとつぶやきながら、水割りで曖昧になった体を転がすようにして、寒くなり損ねた冬ののどかさの中を、ふらふらと宿へ帰った。” - 2026年3月27日
- 2026年3月24日
- 2026年3月22日
- 2026年3月14日
家守綺譚梨木香歩読み終わった⭐︎⭐︎⭐︎ “日がな一日、憂いなくいられる。それは、理想の生活ではないかと。だが結局、その優雅が私の性分に合わんのです。私は与えられる理想より、刻苦して自力で掴む理想を求めているのだ。こういう生活は、 私は、一瞬躊躇ったが勢いが止まらず、 ──私の精神を養わない。 言い切ると、周りはしんとした。” - 2026年3月8日
春になったら莓を摘みに梨木香歩読み終わった⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ “彼の名前はジョンという。優しく落ち着いた声の、少し吃音のある彼の英語は、辺りの空気の質まで変えてゆくようだった。同じ単語が、少しずつ繰り返され立ち現れてくる気配は、言葉の持っている本来的なセンスをゆっくりと私に味わわせるゆとりを与えた。早口の英語に少し疲れていたのかもしれない。もともと、吃音のある人と話すのは好きだった。一つの言葉がその本質を露わにしていくような空気の振動のようなものが感じられるから。” - 2026年3月8日
- 2026年2月25日
- 2026年2月21日
- 2026年2月19日
所有とは何か岸政彦,梶谷懐気になる - 2026年2月11日
ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないとニコ・ニコルソン,春日武彦,穂村弘読み終わった⭐︎⭐︎ “穂村 人間の場合、「死」の苦痛よりも恐怖の方が圧倒的に大きいような気がするんだよね。でも見ている限り、動物には天敵への本能的な警戒心とかはあるけど、「死」そのものへの恐怖はなさそうだし、どこか無頓着に思えるんだよ。〈片脚のなき鳩ありて 脚のなきことを思わぬごとく歩きぬ〉(島田幸典)という短歌があるんだけど、事故で 後ろ脚を失くして車輪状の器具で支えている犬を見た時も、元気に遊んでて自分のそんな状態を気にしているようには見えなかった。 春日 たぶん悲しみはないよね。こちらは切ない気持ちに駆られるけど。” - 2026年2月9日
エキストリーム・センター山下雄大,酒井隆史気になる - 2026年2月7日
- 2026年2月2日
私と街たち(ほぼ自伝)吉本ばなな読み終わった⭐︎⭐︎⭐︎ “何年か前の同窓会のとき、預けるところがなくて私は当時十二歳くらいだった息子を連れて行った。下町だからそれを咎める人はなく、みんな大歓迎して彼と遊んでくれた。 そのときに撮った初恋の人とうちの子が並んでにこにこしているシュールな写真は今でも私の人生の宝物だ。” - 2026年1月29日
暴力の哲学酒井隆史気になる - 2026年1月29日
読み終わった⭐︎⭐︎ “庶人でもヤンキーなどの顔を直視すると、「なにメンチ切っとんねん、こらぁ」と叱られる。 なぜなら失礼であるからである。況してや貴人、況してや天顔であれば尚更、それ故、坊主たち、目を伏せるべきだったのだけれども、急なことであったので間に合わず、天子の顔をまともに見てしまった。しかしその時、玉座におらしゃったのは。 そう、後醍醐帝その人にあらで、予て京中にて見知ったる尹大納言師賢卿、アホみたいな顔して衰衣着して座ってる。 「なめとんか」 「おちょくっとんか」 「コントか」 坊ンさん等はそう思い、これまでの熱情、比叡山の力で主上をお護りしよう、という意欲を一気に失った。完全に白けてしまったのである。 医者と弁護士と会計士の集まりやと思て合コン行ったらうどん屋とブリキ屋のバイトの集まりだった事がわかった時の丸の内OL、みたいな感じで衆徒は去って行った。” - 2026年1月28日
- 2026年1月27日
帰れない探偵柴崎友香気になる
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