

ふまそん
@fumason
- 2025年11月22日
ジャクソンひとり安堂ホセ読み終わった⭐︎ “ココアを混ぜたような肌、ぱっちりしすぎて悪魔じみた目、黒豹みたいな手足の彼は、ベッドに磔にされていた。そのビデオを見てすぐに、ジャクソンはそれが自分だと察した。その時のことは覚えていないし、似ている男なんて世界中に何人もいると思う。だけど、ここは日本で、この外見でこんなふうに扱われるのは、ジャクソンひとり。” - 2025年11月20日
沖縄 スパイキム・スム,孫知延気になる - 2025年11月20日
集団浅慮古賀史健気になる - 2025年11月18日
琉球処分塩出浩之気になる - 2025年11月14日
DTOPIA安堂ホセ読み終わった⭐︎⭐︎ “そして今度はその窓から、おまえが家を抜け出すときだった。両方の親たちから拒絶されて、監督責任に失敗したと判断された子供。これじゃあ国に申し訳が立たないって親たちが狼狽えている間に、おまえのほうは早々に見切りをつけていた。追い出される前に、別の国に入ればいいって。鍵を開けて窓ガラスをスライドすると、ヒュンという音とともにカーテンが網戸にへばりつく。吸い込まれるようにおまえはベランダを乗り越え、庭に飛び降りて、駆けていった。モモが驚く暇もなかった。強風がぶかぶかのスウェットをぼこぼこに波打たせて、散弾銃を浴びせたように輪郭を壊す。あのときモモは、おまえが野放しになったように感じたけど、後になって思うのは、あれは野放しじゃなくて野晒しだったってことだ。瞳が陽射しに晒されてだんだんと破壊されていくみたいに、おまえはおまえを晒し尽くして、消耗させようとしていた。全部を使い果たすための、延々とした自殺が始まっていた。やがてそれは旅になる。暴力から暴を取ってくれる場所を、 おまえは別の国を目指して、旅を始めた。いずれデートピアにも辿り着くことになる旅。いつのまにか冷凍庫はぴったりと蓋を閉じられ、右の摘出をする予定について、おまえが何かを話すことは一度もなかった。” - 2025年11月14日
- 2025年11月14日
われらはすでに共にある反トランス差別ブックレット編集部(青本柚紀、高島鈴、水上文)読み終わった⭐︎ “このブックレットのタイトルは、「われらはすでに共にある」としている。字義通り、われらはすでに同じ社会に生きていて、すでにあちこちですれちがっているはずなのだ。隣人の生きられた身体を、経験を、声を無視し、それらを勝手に悪魔化するトランス差別言説の発話に、われらは別の声を以て立ち向かわねばならない。何度でも言いたい、われらはすでに共にある。” 高島鈴 - 2025年11月14日
理由のない場所イーユン・リー,篠森ゆりこ気になる - 2025年11月14日
容疑者の夜行列車多和田葉子気になる - 2025年11月13日
- 2025年11月13日
- 2025年11月13日
- 2025年11月12日
群青のハイウェイをゆけきくち気になる - 2025年11月7日
- 2025年11月6日
カケラ湊かなえ読み終わった⭐︎ “この世の中が外見の美しい人に優しいのなら、皆、きれいになればいい。むしろ、それをためらう理由がわからない。医学の力でできることを、どうして拒否する必要があるだろう。” - 2025年11月5日
言語化するための小説思考小川哲気になる - 2025年11月5日
うたうおばけ (講談社文庫)くどうれいん読み終わった⭐︎⭐︎⭐︎ “高校生のわたしにとって、学校の行き帰りや空き時間に文庫本を開いている時間は、読書以上の意味があった。盾だったのだ。心臓の前で開くちいさな盾。” あとがきより - 2025年11月1日
博士の愛した数式小川洋子読み終わった⭐︎⭐︎ “「物質にも自然現象にも感情にも左右されない、永遠の真実は、目には見えないのだ。数学はその姿を解明し、表現することができる。なにものもそれを邪魔できない」” - 2025年11月1日
- 2025年11月1日
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