砂嵐に星屑
23件の記録
🌾@inahon2026年6月21日読み終わった残り読了 〈秋〉嵐のランデブー 同性愛者の由朗を好きな結花の話。タイムキーパー。 ジュニアアイドル時代のDVDの市場に出回っている分を、回収して破棄しているというアナログさに切なくなった。 夫婦でも家族でも恋人でも親友でもなくて、よるべになりたいって素敵。自分を恋愛対象として見なくても深い縁を繋いでいけたらと思えた。 目の中のほくろ(星)、カイロ、月と金星、惑星、葡萄踏み、とか出てくるモチーフが好き。 ----- 何の役にも立たないけれど、脳裏に描くのを許し合えるよるべになりたい。誰のハンコも許可もいらないのに、それはきっととても難しい。 ----- 〈冬〉眠れぬ夜のあなた 非正規の30代AD男性、晴一。 非正規という立場に甘んじ、テレビ局で働く“勝ち組”を横目に漫然と生きている。 芸人の並木さんの過去、それを知った晴一少しずつが変わっていく様がよかった。 クリニクラウンって初めて知った。 ----- 傷は傷のまま、悲しみは悲しみのまま。時は流れ、「あの日」は巡り、不在の思い出が胸の中だけに降り積もる。 ----- 自分とは違う立場や世代の4人の話なのに、 働くということ、キャリア、仕事をする人がつまづいたり、戦ったりする日々から自分ごととして考えさせられる。 雪乃の話も読んでみたい!
🌾@inahon2026年6月19日まだ読んでる再読中短編集4編。再読。半分読了。 〈春〉資料室の幽霊 以前、この話を読み出した時の衝撃を思い出した。 書き出しの段落が本当に自分で驚いた。 ----- どっちが自分にとっての「ホーム」なんだろう。 それぞれにお気に入りの場所、親しい相手、喜怒哀楽の思い出がありながら、定められない。 比べられないほど両方に愛着がある、というわけじゃなく、どっちもぴんとこない。地図上のどこにピンを刺していいのか未だにわからないし、これからもそうなのかもしれない。 ----- 宇垣アナウンサーも「なんでこんなに私の気持ちが分かるの?」と思った、みたいなことを言っていた気がする。本当にそうで、それはその人の過去とか立場から、どんな感情を抱くのかがわかり、かつそれを言語化できるということだから、すごいこと。 この物語の主人公は40歳を過ぎた女子アナ。女性が社会から求められる役割、笑いたくないのに笑わないといけない場面、後輩の雪乃に対するイラつき、全部わかるわかると思いながら読んだ。 頑張ってみよう、って思えるラスト。 〈夏〉泥舟のモラトリアム ニュース番組のデスク、50歳男が主人公。 娘との喧嘩がリアリティある。一生懸命仕事してるから怒りが湧いたんだろうな、と。窓際族より全然いいよ。そんなお父さん。 私自身、出版社勤務だけど、一般書でも週刊誌でもないし、とか思ってるが、そんなの外から見たら知らんこっちゃないし。“マスゴミ”なのかも。 みんな50歳になって人生考え直したくなるのかー。 20代でも人生考え直してるのに。一生続くのかも。 まだまだ可能性無限大だ、とか言ってる内に50歳になってるんだろうな。 「どれだけの人がやりたいこともできずに死んでいくのだろう」 やなく、 「どれだけの人がやりたいこともわからずに死んでいくのだろう」

あすもやわら@mmilk22026年5月4日読み始めた一穂ミチさんはアンソロジー「いただきますはふたりで。」に載ってたお話と「パラソルでパラシュート」を読んでいて、次に選んだのが「砂嵐に星屑」。 前より何故かノれなくて(これは単純に私のコンディションの問題かも)春だけ読了。 四季に分かれた章立てが素敵。 夏の頭で春に出てきた中島さんが出てきたから前の章に出てくる人が次のお話の主役になるタイプの作りかな? またノれる時に続きを読む…- ちぃさん@chiii2026年4月28日読み終わった4つ目の主人公がめっちゃ嫌いなタイプだった。 俺はできひんからって他人を妬み諦め卑屈に生きてるタイプ。 でも最後は少し変わってくれて良かった。 それまでの話での登場人物が出てくると嬉しくなった。

sagacco17@sagacco17-reads2026年2月28日読み終わった関西弁文学楽しい。最後の派遣ADの話がわかりすぎたし、主人公の成長が嬉しかった。 マスゴミ言われるけど中の人は真摯に向き合う人が多いんやなとも思う。 私が大阪に引っ越してきたあたり頃(2018年)くらいの話で、グランフロントあたり今はすごいことになってるで、と神目線でも楽しめた。
くゆる@kuyuru2026年2月14日読み終わったタイトルに惹かれて読みました。 華やかな仕事の裏側に、やるせなさを抱える、まさに砂嵐のような毎日にチラッと光る星屑のような希望や温かさを見つけるお話たち。 どの登場人物も良くて苦しくて好きでした。

Kioku@noir142025年10月30日読み終わった東京から大阪の地方局に10年ぶりに戻ることとなったアナウンサーの三木。自身の役割や居場所の不安定さをぐずぐずと悩んでいる時に、かつての上司が死後、幽霊となって職場を徘徊しているという噂が立つ。この三木から始まり、同じテレビ局内に勤める人物達がバトンを渡すように主人公となり、四季が巡るオムニバス形式の物語。どの主人公も弱さを持ちながらもその弱さに向かい合うのだが、その姿は力強いというのとは違う。しなやかさ、したたかさ、みたいなものがなんとも魅力的に描かれていて、爽やかな読後となった。- 3710@minato_37102025年6月8日読み終わった借りてきた春だけ幽霊が出てくるので全編そんな感じかと思ったら違った。 春夏秋冬どの主人公にも共感できるしんどい部分があってじわじわとつらい…。 日常の苦しさやしんどさの描写が巧すぎる…。 全編終わりの空気感に光が見えるのが救い。
はなの@kasikirirotenburo2025年4月16日読み終わった春編は先に感想を投稿しましたが、春夏秋冬と4つの中編。20-50代の4人が、それぞれ何かを抱えながら、それでも生きていくはなし。救いのある展開と言うわけでもないけれど、自分と重なる部分を見つけて、自分が救われた気がする、そんなはなしでした。
はなの@kasikirirotenburo2025年3月7日読んでる春、読了。主人公が同年代で、いろいろわかる!と思いながら読んだ。40歳を過ぎると衰えていくばかりだと痛感する毎日だけど、そんな中でも一歩踏み出すことができるのかも。









