銀の海 金の大地 6

5件の記録
- くしゃみん@ecci_salute2025年7月13日読み終わった真秀、縄抜けする 愛、そして裏切り 墓泥棒・真秀 の3本でーす、な6巻。 だからか、あとがきがセルフパロディ設定祭りで、しかもそれがどれもハマっていて。 86ページの月の忌屋を出てからまだ半月!と真秀が驚いてるんだが読んでるこちらも???へ?半月?と驚いた。2巻の前半だよね?5ヶ月経ってもまだ半月しか経ってないのか← 目まぐるしい、あまりにも目まぐるしい。 真秀も歌凝姫も14歳で人生を問われるタイミングなのだなぁ。(歌凝姫は4年後の答え合わせがリアルですな…) 佐保彦は案外、御影を連れて帰って、こっそり大闇見戸売に合わせたら70%くらい氷解しそうだけどね(無責任) 第三者で、真秀を甘えさせず、生き方を示唆する存在は貴重だなぁと波美王を眺めるのだった(序盤は美知主だったが展開上そうもいかなくなったし、真秀はまだまだ依存したがりだもんなぁ) 小由流(さゆる)、小百合(さゆり)の東国ことば(訛り)だからはっきりした「る」ではなくてiとuの中間音かなと予想。 そして砂金洗いに行きたい東北地方の民なのだった。銀金は氷室冴子さんが道民だからか、ときどき蝦夷を讃えてくれるのが嬉しい。
- m@kyri2025年7月6日読み終わった@ 図書館「忘れるな、真秀。ヒトはだれでも、われという名の領土をもっている。そこには王と奴婢が共棲みしている。みじめに生きるのも、誇りかに生きるのも、心ひとつだ。いのちある者はかならず死ぬ。だったら王として生き、王として死ね」 「王として……」 「そうだ。おまえは美知主のものでもない。佐保彦のものでもない。御影や真澄のものでもない。おまえは、おまえのものだ。おまえは真秀という名の王国の、ただひとりの王だ。王なら、その領土をいのちがけで守れ。けっして、人にあけ渡すな。だれの支配も許すな。王にふさわしいことをしろ」(p.226) 名台詞!!!自分という王国の王としてふさわしいことってどんな生き方なのだろう、わたしも自分の王座を守り抜きたいよ〜