ベイルート961時間(とそれに伴う321皿の料理)
29件の記録
ここ@kawahonto2026年5月26日読み終わった図書館のオーダーメイドブックサービスでリコメンドしてもらった。自分では手に取らなかっただろう。 量や密度や色合いの異なる文章が321皿(章)並ぶという構成が面白くて、筆致を自由にしていると思った。文章のところどころに籠もる力強さ、解放感、閉塞感、切実さ。そのすべてがベイルートから受け取ったものであり、そして私たちにも供される。 料理に目を向けることは、カタストロフから目を逸らすことではない。 筆者がこれを「料理本」と言ってみることは、「料理」に対する私の向き合い方を豊かにしてくれる。

ちびっこ@chibicco2026年5月7日読み終わった料理の本であって、料理の本だけではない。切り口は確かに料理なんだけど、そこには個々それぞれの生活も、歴史も、あらゆるものが複雑に絡まっている。 レバノン料理は香りの料理とのこと。ハーブやスパイスが好きな身としてはぜひ食べてみたい。 レバノンに暮らす人々が、日々の暮らしを平穏に送り、旅行者が普通に旅行に訪れて、その土地の食べ物を楽しめるような状況になってほしいと願う。
にわか読書家@niwakadokushoka2026年4月13日読み終わった@ カフェ半年前に買ったのだが、奇しくも著者がベイルートに滞在し始めた4月6日に読み始めた。 何かを知りたい時。 直接的なインタビューより生活から得られるものは多いと思う。 身近なことを通すと見え方が変わる。 人として知ろうとし続けたい。


Inada Atsushi@walkalone772026年2月16日読み終わった図書館本中東の小国レバノンの首都ベイルート滞在記。食を媒介にして、短い思索と散文が続き、読みやすく、考えさせられる内容でした。レバノン人が体験した戦争や内戦、災害、革命などが、食を通して見えてきます。今まで革命が起きたことのない国でもいつか閾値を超えるかもしれない。国を捨てる人が増える民族の離散が起こるかもしれない。そういう同時代的な危機感も感じとりました。


茗荷谷@natsu2026年1月8日読んでる@ 図書館図書館で「群像」2月号の金原ひとみと著者関口涼子の対談を読み、気になってそのまま図書館で読んでる。 金原さんの言葉通り、1行で終わる章もあって、こんなふうに文章を書いていいんだと、驚く。 何も知らなかったレバノン•ベイルートの街への急接近。

Lusna@Estrella2025年11月13日読み終わった「戦争を経験した街にも、人々の生活があり、芸術があり、食文化があるのに、誰もが戦争について語らなければならないと思い込んでしまうことが、その街にスティグマを刻みつけてしまうように思われました。」 食文化から見る、カタストロフ前夜のレバノン。威厳ある屋敷や爆撃を受けたビルが次々と破壊されていく中、この本には料理がふんだんに並んだ食卓を囲む人々の姿がいきいきと描かれている。 現在の事柄が一瞬にして過去になること。忍耐とは物事が続いていく幻想を抱ける国の美徳であること。





ねり@dnim2492025年10月7日読み終わった料理本じゃないけどそれにしても話に出てくる料理の想像が付かず見えてくるのはセピア色の街とぼやけた景色という感じだった 端々に出てくるノスタルジーていう言葉に引っ張られすぎてるからだと思う

みやま@suiryusha1900年1月1日読み終わった読書日記この本はレバノンの都市ベイルートという場所にスポットを当て、食文化から料理の作り方、生活からの考え方に焦点を絞り当てて961項目を書き連ねた本だ。ちなみに961はレバノンの国番号である。(作者は滞在時間を計算したら961時間だったと書いている)。フランスに住む日本人が現地取材しフランス出版後、日本語出版をしている。 フランスでは何かしらの幻想を抱く言葉にイスパハンという表現がある。オリエンタルを想起させる。フランスでこの言葉は使われていて、有名なものはピエールエルメのバラの香りがするケーキだ。当時のパリは地中海沿岸および周辺諸国文化に魅了されていたと思う。実際フランス自体は姉妹都市として提携していてここを拠点に食の流行都市にもなっていったと理解して良いかもしれない。 自分達だって食べている料理があった。タブレだ。これ、フランス料理だと思っていた。一番小さなパスタ、クスクスに色々混ぜて食べる料理でさっぱりしている。クスクスも比較的手の届く範囲で惣菜として売られていて、さっぱりと食べたい夏にピッタリ。でも、実はレバノン料理がルーツだった。現地ではクスクスの代わりに挽き割り小麦を少し使い、細かくちぎったパセリやミントをたっぷり混ぜている。女性が銀行に並びながらちまちま摘んでいるらしい。さぞかし銀行はさわやかな香草の香りでいっぱいだっただろう。想像するだけで五感が刺激された。 この本、実は古参の積読だった。目の入る位置に軽く3〜4年は積んでいた。読んでいて内戦とか反政府デモとか当時の内容やそれ以前も書かれていて、とてもサックリと読めるような代物ではない。開いては閉じるを繰り返した。ある時、スッと読めた。契機にわからないなりにまだ明るく闊達なベイルートを知ってみようかなーと思った。けど、今回も随分へこたれそうになった。 今のレバノンの情勢は2026年8月現在もReuters通信によればレバノンとパレスチナの仲はベイルートから更新されていて武装解除には至っていなくて、なんだか幸せな状況にはなっていないのだけど、地政学が理解できてなくてもんやりしている。 そのあとにそういや、岡根谷実里の世界の台所探検を持っていたな、と棚をゴソゴソしてパレスチナの食事を見てみた。難民キャンプで制限がありながらも顔を合わせて食べていた。 平和にご飯ぐらい食べたいよなあ。分断ってこわいな。



















