ぼんぼん

5件の記録
白群@byakugun2026年4月23日読み終わった@ 図書館図書館で、久しぶりに岩波文庫が読みたいなと思い手に取った。 戦時中の大阪、普通に生きる小学生の怒涛の日々。 国の勝利を信じながらもどこか不安があったり、子供らしい感情もあったり。 世界観に入っていきやすく、今の小学生が読んでも分からない言葉はあるだろうが楽しめるともう。 戦前ムードがひろがっていく中で、不安を覚えることも多くなったが、佐脇さんみたいな人が私にもいたらなぁと思いながら読んだ。 後、戦争の話ばかりするようになってピリピリしてる主人公の兄の様子を見て、 実家に帰ったらネトウヨになってた親を見ている人の昔版だ〜いつの時代もあるのか〜という浅い感想を持ってしまった。
ゆらゆら@yuurayurari2025年7月4日読み終わった読書会の課題本で読む。児童文学者の今江さんについては知っていたけど、この本については知らなくて、このタイミングで読めてよかった。 話は、大阪の船場あたりに生まれ育った“ぼんぼん”(お坊ちゃん)である少年・小松洋(小学3年)の、昭和17年くらいから戦争が終わるまでを描いた自伝的作品。ぼんぼんだから、兄がクラシックレコードを集めていたり、割と裕福な育ちで、それだけに当時の生活の様子(作者は新聞など資料にあたって取材したらしい)がとても具体的に書かれていて、それがまるで優れたノンフィクションを読んでいるようでよかった。 同級生の女の子たちやたまたま出会った京都の少女、年上の女性たちを見る洋少年の恋〜思春期の目覚めの一つ手前みたいな要素もあり、ベースとしては少年の成長物語のところに、戦争がじわじわと迫ってくるのが、戦争児童文学としての一面も読ませるなと思った。 そして、父なきあとの小松家を何かと支えてくれ、洋少年の好き導き役となってくれる佐脇さんという存在がエンターテイメントとしての面白さも確保していた。 戦争はほんとにいやだなあと思った。




