埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち
9件の記録
jaguchi@jaguchi872026年2月2日読み終わった借りてきた銀の時代(1890〜1920年代、ロシアにおいて才能あふれる詩人が多数登場した時期)に活躍した女性詩人15人の詩の抄訳と解説。 混乱した時代に生きた彼女たちの息づかいが聞こえてくるような本。ひとりひとりに割かれたページ数は多くないけれど、「ロシア革命」という歴史用語からは分からない個々人が見えた。 好きだった詩 アデリーナ・アダーリス「日々」 幾らかの袖の下とひきかえに 公爵の園の みずみずしき薔薇を手に入れる晩もある それが卑しむべき園で育ったものだとしても また デカメロンの余分な一日のように あなたの不名誉な逃亡が記憶に浮かぶ晩もある(p.13) リュボーフィ・コプィローワが聖書の「ラザロの復活」のエピソードを再解釈した「マルタ」という詩も、とても響いた。





fuyunowaqs@paajiiym2025年4月20日再読読んだ1890〜1920年代のロシアで活動していた15名の女性詩人たちの生涯と作品を紹介したアンソロジーのような一冊。作者の実際の人生と創作作品の内容を重ね合わせるような読みはあまり好きではないが、知らない分野なので冒頭からすべてをゆだねて読んだ。 82ページから紹介されたリュボーフィ・コプィローワの詩に驚いた。子どもの頃から疑問に……というかモヤモヤしていた、よくわからないまま放っておいた聖書のある部分について、みずみずしい痛みを掘り起こして色を与え、切実な訴えとして綴っていた。









