僕の狂ったフェミ彼女

32件の記録
- いっちー@icchii3172025年9月29日読み終わったまた読みたい人に勧めたい面白かった。翻訳本とは思えないくらい読みやすかったけど、著者が日本語が堪能なんだな。 たまたまだけど、今日読み始めた本の主題となる「人はいかにして変われるのか」という問いが逆説的に浮かび上がる本だった。彼はその環境で生きる限りは、変わることに払うコストの方が高いのだ。というかむしろ変わらないことの方が断然都合が良い。 でも、フェミ彼女の一瞬の関わりで、彼の友達の奥さんたちは行動し始めた。この事実がものすごくリアル。いつも抑圧され不可視化されているのは彼女たちだった。どれだけ正当な意見でも、社会の方が異常扱いをして、我慢するのも彼女たち。それがたった1人のフェミニストと、たった数時間の関わりによって、声をあげる勇気を持ったのはすごい。その勇気の中にはその社会の常識にも戦うことも含まれているからだ。そんな勇気を持った彼女らの声を旦那たちが聞かないとすれば、それは本当に世間体のための結婚なのかもしれない。こうやって書いてみると、愛とはなにか、結婚とは何かと思えてくる。 彼がそう簡単に変わるわけないと思っていた世の中も少しは変化して、彼の見方が少しだけ変わっていたのは希望だった。セクハラしてきたクソオヤジは一旦仕事がなしになった。変わるわけない、からすごいぞ、という評価になった。
- いっちー@icchii3172025年9月28日読み始めた借りてきた半分読んだ40代の知人男性がフェミニズムという言葉自体を知らなかったので、フィルターバブルだなと思っていたところに似た話があって、タイムリー。 噂には聞いてたけど、ルッキズムの本を読んでも全く理解されないというのが、属しているコミュニティの常識やこれまでの人生・考え方を否定したくないという思いの方が上回ることを意味していて切なくなる。
- Blueone@bluestuck42025年9月15日読み終わった読書会のために借りてきて、一気に読んだ。 ーーー 相手にとって結婚が幸せの前提となっていて、そうではない立場を理解してもらえない。ゴールが存在する関係性なんて興味がないと言ってもわかってもらえない。 「なんでわかろうとしないんだ! 絶対わかってくれるはずだ!」って詰め寄ってくる。「今は若いからまだ良いと思っているだけで、歳を取れば結婚を考えるようになるはず」と言う心が聞こえてくる。 自分はあなたに尽くすことができる優しい男だと、だからあなたは自分に応えるべきだと、私がどんなことに喜びに感じるかを何も想像することなく、言ってくる。 それがどんなに気持ちの悪いことかわかっているんだろうか。そんな人と話すことは、ただただしんどい状況だから、親しくしないことにする。話すことすら、冷たく拒否することになる。
- 修二@shu_22025年8月15日読み終わった面白かった!! 「彼女」に共感せずにはいられないし、無意識の内に「彼女」に自分を重ねながら読んでしまうような構造だったと思う。 韓国文学の深さを知れたような気がして嬉しい。 あまり小説は探してこなかったけど、韓国文学はもうちょっとピックアップしてみたいと思うようになった。
- 木村久佳@kuCCakimura2025年4月18日読み終わった本を読む時はゲーム実況つけっぱなしにしたりテレビ観ながらだったり、視覚的に本の邪魔になるようなものが欠かせません。集中できなくない? はい、できないです。でもなぜか、動画的なものが視界に入っていないと落ち着かないので、消すともっと集中できないです。とはいえ、本の中にはそんな邪魔も打ち消してしまうくらいのめりこんでしまうものもあって、そういう本に巡り会った時の幸福やひとしおです。
- まる@pppinmyskin2025年3月13日読み終わった初韓国小説。お隣の国のフェミニズムを巡っての問題というのは正直全く不勉強な状態で読んだんだけど、共感する部分も色々あった。スンジュンさんが別にめちゃくちゃ破綻してる人というわけではなく普通に多分いい人に分類される男性なんだろうなってところがリアル。だけど伝わらないっていう… 最後のあたりで、パートナーも子もおらずいつか孤独死するかもよと言われた「彼女」が返した台詞にめちゃパワーもらいました。
- ノエラプトル@Di_Noel022023年11月10日読み終わった心が震えた。まさに「愛も権利も譲れない、“私”のための物語」。物語の中の「彼女」の放つ鋭い言葉に、ドキリとしたし、救われもした。男女、性別問わず読んでほしい一冊。 ところで「フェミ二スト」と聞くと、「何にでも口うるさく反応する女」というイメージを持つ人が多い。でもそれは違うと、この本が証明してくれている。 自分自身、書籍などを通して、これからフェミニズムをもっと学んでいきたいと思った。