増補 アルコホリズムの社会学

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- ザムザ@zamzy7332025年3月9日読み終わった@ 自宅アルコホリズムが近代合理性という、いつのまにか自己の自明な前提として作動していたものの論理的必然として説明される。 ギデンズ言う再帰性こそがその正体で、そこでの自己は尽きない欲望としての利己に憑かれており、満たそうとし満たされはせぬ泥沼の自己を演ずる。 不足しているのは神なるもの、スピリチュアリティ、あるいはコントロールを手放して大いなるものに導かれる感覚を感じ、信じること。ベイトソンからカーツの線がそれだ。 アルコホリズムを掘り下げるとなかなかに深いところに触れられるもんだね。教わった。 個人的に著者が前提にしている社会構成的なるものは、哲学の線から別様に眺めることはできぬものかと腕組みさせられたっけ。現象学あたりの目線では、どうやろか?