死ともののけ

死ともののけ
死ともののけ
斎藤たま
KADOKAWA
2025年8月25日
5件の記録
  • ワット
    @watt
    2025年11月5日
    著者は在野の民俗学研究者。ちゃんと知らなかったけれど、とにかく日本の辺鄙なところを歩き続け、地域の伝承を聞き取り続けた。在野っぽさ爆発。手書きの調査カードは、東京文化財研究所に寄託されている。本書は「死」に関する各地の風習の聞き取り。  一つ一つの項目に委細漏らさず記録するのが至上命題だから、どうしてもくだくだしくなる。それでも総体を通して見えるのは、本人への哀惜よりも、魔物が寄り付かないようにするための作業が膨大にあって、それが一連の葬送の営みの中に自然と埋め込まれていたこと。誰かが死んだら、上から服を逆向きに掛けてあげる、というような些細なしぐさも、元々は意味を持ちながらも、自然とルール化してしまったから、誰ももとの意味は分からない(答えは、魔物をだますため)。  こうした一つ一つのしぐさ、人の動き、身体性を、近代化・合理化・生活改善の名目で消して来た数十年があるのだろう。
  • jirowcrew
    jirowcrew
    @jirowcrew
    2025年10月14日
    「いい耳聞け、悪い耳聞くな」 「遠耳きいても、近耳きくな」
  • abu
    abu
    @abu_abu
    2025年9月11日
  • よみみ
    よみみ
    @yomir
    2025年9月11日
    うーん図書館にない そのうち追加されたらいいな〜
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