詩という仕事について

10件の記録
- 🦈@Lore_Link2025年10月9日読み終わったp.30 われわれは何かについて何も知らないときにのみ、その何かを定義し得ると、むしろ言いたいわけです。 p.131 言葉はもともと魔術的なものであり、詩によってその魔術に引き戻されるのだという、この考えかた――それは、もちろん私のものではありません。他の作家たちにも見いだされると確信しています――は真実であると思います。 p.166 結局のところ、言葉とは何なのでしょうか? 言葉は、共有する記憶を表す記号なのです。仮に私がある言葉を使えば、皆さんはその言葉が意味するものを、なにほどか経験することになる。そうでなければ、言葉は皆さんにとって何の意味も持たないわけです。
- ricochet@ricochet2025年3月23日読み終わった元が講演なので読みやすいが内容は濃密。詩人は日常的な言葉を魔術的なものに変えてしまう(ロバート・ルイス・スティーヴンソン)のではなく、言葉はもともと魔術的なものとして始まったのであり、詩によってその魔術に引き戻される、というところが面白かった。ほか、今の私は表現なるものをもはや信じていない、私が信じているのは暗示だけというところも。 「永遠の歴史」と共通のテーマもあり、そちらの理解の補助にもなる。