カニエ・ナハ詩集

9件の記録
Ryu@dododokado2026年5月23日読んでる「どの部屋も本で、読みきれない本でいっぱいにして床を沈めた/本であふれた部屋は海底のように静かだ。/未読の本が音という音を吸い込んでしまうのだ。/私はあるとき/水底に沈んだ街の/本棚のことを思っていた。/二度とひらかれることのない本たち。/頁と頁とがくっついてしまい、/身動きがとれないどころか顔の区別もつかない/まるで私たちみたいに。/癒されなどはしない、/ただ忘れていくだけだ。/ほかのたいせつなことどもといっしょに」(「二〇一号」101-2)









