他のお受験もの読んだときに父親が介入しなさすぎて、親なんだからちゃんとしろよ〜と思ったけどちゃんとしてるとこうなるんだよな…という地獄だった。作者のあとがきも読んでみたかったな〜

この作者の別の本も胸糞悪かったけど、これもハイパー胸糞悪かった💦胸糞悪い話を書かせたら右に出る者はいない(？) ただの教育虐待でひたすら胸糞悪かった( ˙-˙ )母親気持ち悪……自分が賞賛されたいとか承認欲求の為に子供の受験を利用しててまじで気持ち悪い。父親も最低の暴力男。有り得ん。。。

読了。ヒーッ！コワイ！第1章の出来杉ぶりはやはりガイルのサマーソルトのしゃがみ溜めの如きものであり(中年特有の比喩)、2章と3章でそれぞれ違う狂いを見せてくるから恐ろしいぜ。『二月の勝者』の島津家よりある意味やばい。 あらゆる試練は他人事でなく自分事となった時に成長のきっかけとなるわけですが、中学受験はたいてい親の意志でやってることなので子供にとっては入口からして他人事であり、親にとっては子供という最も身近で未熟な"他人"の試験を手取り足取りサポートしなくてはならないから他人事なのに自分事になってしまう、という地獄の二人羽織みたいなものなので構造的に病むよねそれは！ こうはならないように気をつけよう、とワクチン的な意味で今読んでよかったです。

同じ年頃の子供を塾に叩き込んでしまって想像以上のキツさにヒイコラ言ってるところに書店で否応なく目に入ってきた一冊。受験が近づいたら読むのキツそうだし終わったら読む気がなくなりそうなのでさっそくめくり始めたが、子供の学力も性格も家庭環境も違いすぎて笑ってしまった。翼くんの出来杉ぶりがやばい。こんなに手のかからない子供でいったいなんの悩みがあるんじゃいと思わずぶん投げそうになったが、それはそれでまた別種の地獄がこの先に口を開けて待っているみたいっすね……。