ルポ アフリカに進出する日本の新宗教 増補新版

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- oheso@oheso2025年9月23日読み終わった@ ファミレスお馴染み幸福の科学、真如苑、崇教真光、統一教会、創価学会などが登場。章立てはされていないが、天理教や日蓮正宗も触れられる。アフリカのアミニズム的原始宗教と日本の神道含む宗教観に親和性があり、キリスト教・イスラム教などが明確にしない部分に新興宗教の「わかりやすさ」が答えを示す点が受け入れられていると著者は指摘する。 個人的におもしろかったのは、日本ではどうしても気になる過剰な寄進やカルト的孤立といった雰囲気が、本書からは感じられなかったところ。日本から距離があるからか、それとも経済格差でそもそも商売的にうまみの少ない場所だから?日本では注目されづらい新興宗教の教義そのものが流通するために、地理的要因がうまく機能する場合もあるのかも。
- わらびもち@CitrusRetic_92025年9月11日読み終わったアフリカに日本の宗教、しかも新興宗教???と、興味を惹かれて読んでみた。 本書に出てくる中だとラエリアン・ムーブメントは初めて聞いたなぁ。かなりパンチのある教義の宗教だ。 他にも、統一教会が日本人に買わせた壺の売り上げが、回り回ってアフリカの人々の生活水準を押し上げるのに一役買っていたかもしれない、とか結構面白かった。 日本だとそもそも「宗教に興味を持っている」って言うと周りにちょっと引かれてしまうし、自分が何の宗教を信じたいか、なんて真剣に考えたことがない人が多いと思うけど、アフリカでは自分がいいと思えば(もしくはメリットがあると思えば)積極的に改宗するし、周りにもガンガン布教するしでかなりオープン&宗教に対して前のめりなんだなあと思った。