斬首の森
21件の記録
気過熱@mar21_y262026年4月8日読み終わったこの間読んだ『撮ってはいけない家』とジェンダー感の違いを感じる本だった。 この本の作者の澤村伊智氏が79年生まれ、撮っては〜の作者の矢樹純氏が76年生まれ。 澤村氏は登場人物の男性を傲慢で役に立たないのに偉そうという立ち位置で、女性は抑圧されており搾取されているが理性的であろうとしている。 矢樹氏は男性が優秀で女性は足を引っ張るように描き、亡くなるのも話の中では女性だけで、男性への媚び方などが90年代のような雰囲気があった(舞台は現代)。要は古さを感じた。 各々の作品の一つだけを取り上げて断定する気はない。 私のジェンダー感からすると澤村氏の小説の方が居心地が良かった。それは今を描いているように感じるから。 『斬首の森』に出てくる男性全てが無能で性格が悪いわけではない。でも組織を牛耳っているのは男性たちで、手を汚させられているのは女性。その中で掴み取るものの質も男性の方に軍配が上がる。 今の日本の様子をよく描けており、身に覚えのある現実を基礎としてその上に物語があることが良かった。 『ぼぎわん』シリーズの作者と知ったときは気が重くなったが、だいぶ成長なさったのだなと滋味深かった。
445@00labo2026年2月26日読み終わった鮎……。 微妙に話が詰まりきっていないように感じるし、参考文献と言い、悪ノリ感のある本だった。 著者の出しがちなステレオタイプな人物像がスベッて見えるのも気になる。いつもならそういう登場人物には何かしっぺ返しやらなんやらが起きるイメージだから。- 白沼@shironuma2025年5月15日読み終わったとある記者が、鮎実という女性からカルト宗教じみたTという企業の洗脳合宿の話を聞き出していく。合宿から逃げ出した鮎美がどのように森の中を彷徨い逃げ出したのかを話す中で、Tの目的も明らかになっていく。 面白かった!どんどん解き明かされていく真相に背筋がゾゾっとしつつ、読む手が止まらなかった。 終盤になるにつれて登場人物への印象の変わり方もすごい。あ、鮎実〜〜!?ってなるのと、佐原さんが良すぎる。


amy@note_15812025年3月15日かつて読んだ感想澤村伊智澤村伊智の新作、本格ホラーミステリと本人が仰るだけあって読み口がほぼミステリだし真相までのたどりつき方もほぼミステリ。「斬首の森」というだけあって「首を斬ること」が作中で頻出するんだけれども、なぜ首を斬るのかという理由が(そういうことなの!?)とかなり斬新なのでおもしろかった 禁足地とかカルトとか因習とか、ホラーに良く使われがちな”ネタ”っぽさを撒いておきながら、その内実はそれ自体がホラーというわけではない、宗教をやばいもの扱いしたり因習=田舎と安易に結びつけたりしていない内容でよかった。そのへん雑な扱いをするホラー作家が多からこそ新鮮だしよく考えられているし、だからこそ新鮮でおもしろい。何より一番最後の参考文献でめちゃめちゃに笑った。参考文献に言及するとまんまネタバレになるから黙っておくけど参考文献のところまで読んでほしい


















