酔いどれ卵とワイン
20件の記録
呉林抱月@kurebayashi10192026年2月14日読み終わった@ 自宅本書の魅力は、他者・事物に対する筆者の細やかな目線である。例えば、見知らぬ「ヘルプマーク」なるものに出会ったとき。真夏の公園でクリームパンを食べているとき。なじみの農園に文旦を注文するとき。素直に自分の声で他人に自分の気持ちを伝えてみる。食/暮らしまわりのエッセイストと称されることが多いが、本書を読む限り、どんなトピックにおいても貫かれていたのは、人の思いや事情を知りたい、という筆者の真面目な態度である。それは変化が早く価値観の多様化する社会の中で、自分がどのように立ち振る舞ったらよいのかを丁寧に思考する姿だ。 二月の文旦の項にあった、文旦の皮のジャムを作ってみたい。
じょなさん@Jhona_sun2025年10月17日読み終わった読み始めてから公私共にばたばたと忙しくなってしまい、文庫本に手を伸ばす回数が減ってしまっていたが、本日無事読了。 柿は毎年いただくのに持て余してしまっていたから、今年は必ず白和えにすると決めた。 天ぷらが揚がってゆく音が「ぴちぴち」。「わ、斬新な表現!」と驚いたのに、次の瞬間には油が跳ねてものが揚がってゆく音の擬音を思いつかなくなっている。 巻末対談で、己の中で「食=平和、あたたか」というイメージが強固にあるのを自覚した。思い返せば、我の好きな曽祖母の料理は戦時中に編み出されたもの。食が変化・進化するとき、そこには必ずと言って良いほど暴力が存在する。その暴力に晒されている中で、どう腹を満たすのか、その根源的な欲求/必要性が、食の進化をもたらしていてる。カップヌードルが爆発的に売れたのも、暴力的な事件現場の中継シーンがきっかけだった。平和な食の進化など、ありえるのか、あり得たことはあったのだろうか。

かしめ@nezikiri_s9r2025年3月30日読み終わった年末くらいからちまちま読んでてようやく読了。 エッセイは通勤中とか暇な時にサクッと読めていいな…食に関する様々なエピソードを見て食べてみたい、作ってみたいという気持ちになった。いつも忙しくて食がおざなりになりがちなのでたまにはゆっくり自分が食べているものなどに気持ちを巡らすのも良いかもしれないな。

















