蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇
6件の記録
読書猫@bookcat2025年3月16日読み終わった読み直した(『トロッコ』抜粋) “「登り路の方が好い、何時までも押させてくれるから」──良平はそんな事を考えながら、全身でトロッコを押すようにした。 蜜柑畑の間を登りつめると、急に線路は下りになった。縞のシャツを着ている男は、良平に「やい、乗れ」と云った。良平は直ぐに飛び乗った。トロッコは三人が乗り移ると同時に、蜜柑畑の匂を煽りながら、ひた辷(すべ)りに線路を走り出した。「押すよりも乗る方がずっと好い」──良平は羽織に風を孕ませながら、当たり前の事を考えた。「行きに押す所が多ければ、帰りに又乗る所が多い」──そうもまた考えたりした。”
茅嶋@_Kayashima_1900年1月1日かつて読んだおすすめ芥川の中でも子供向け寄りなので短め、読みやすい、面白い。 芥川に限らず、そもそも文学作品に初めて触れます!という人にも自信を持っておすすめできる。 杜子春がお気に入り。


