【合本版】世界99 (集英社文芸単行本)

13件の記録
- まにまに@-bookmark4502025年5月2日読み終わったキレイごとは並べれば並べるほど、不気味な空白を産む。階段のないところに階段を作ったり、見たくない感情をスマホに落としたり。感動って言葉が安易に落ちてる昨今、自分の感情だって言える気持ちはどれだけあるんだろう。みんな脚元が震えて見える。「ラロロリン」とか「ピョコルン」とか擬音に似た言葉は、皮肉にも、人間より先に言葉がある原始と終末を突いていると思う。
- 澪@mi0_book2025年4月26日読み終わった読了。衝撃の作品。 どんどん読み進められ、行き帰りの通勤電車だけでなく家の中でもずっと読んでいたせいで、自分が今どの“世界”にいるのかと混乱してしまうようになった。後半にゆくにつれ、家に帰っている途中に そういえばこの世界にはピョコルンはいないのだった、と思いなおすこともあり、そんな風に思う自分に少しこわくなったりもした。そのくらい、のめり込んでしまう作品だった。 これを読んだひとと、どんなことを思いながら読んでいたのかと話をしてみたい。 なるべく、“呼応”せずに。
- chilly@chirirurirariru2025年3月7日買った読み始めた読み終わった上下ともにサイン本げと 上巻読了 面白すぎて読む手が止まらないという現象… 空子と自分も似てるところがあると思って読んでだはずなのに、今は人間性も全然違うしそもそも住んでる世界設定も違うしいやなんだこれ、なんだこれ…でもおもろい…なんなんだこれ… 下巻読了 読み終わってしまうのが勿体無くて最後のほうは一日10ページまでと自分で決まりを作ってゆっくり読んだ この作品をもう一生初見で読めないことが本当に辛い…その代わりこれを読んだという経験が今後の私の糧になっていくと確信している