

染井庵
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- 2026年1月10日
自転しながら公転する(新潮文庫)山本文緒読み終わった女性として生まれて女性として生きる人への物語。 私もこの世界で自転しながら公転しているのかもしれないと思った。 他者・家族・仕事・恋愛というあらゆる要素に対して優しさを向けてなんとなく生きてしまってる人にはどこか刺さるものがある話だと思う。 優しさが義務と成り果ててしまう、社会の構造をじんわりと訴えているお話。主人公の都世代(30代)だけでなくてもいろいろと自分に重ねてしまうお話でした。 - 2026年1月4日
- 2025年12月26日
キャロリング有川浩読み終わった大和を中心に、環境・選択・出会いの差によって分かれた人生が、再び繋がっていく物語。大和を救った人たちと、大和に救われた人たちのお話。 人の運命は環境によってこんなにも変わるものなのかという気持ちと、いつでも人は変われるのかもしれないと言う気持ちになった。 人の不幸は比べるものではないが、自分の胸には自分の不幸が一番痛い。だから比べたって仕方がない。 ネタバレを含む感想はこちら 染井さん家の本棚 https://somei-r.hateblo.jp/entry/2026/01/08/175845 - 2025年12月20日
- 2025年9月15日
無垢なる花たちのためのユートピア川野芽生読み終わった無垢な主人公たちが世界を広げたりあらゆるものと関わっていくような短編集。 生きるとは、他人を知るとは、他人との関わりとは、自己と他人の境界とは、決断とは、分岐とは、知識とは、世界とは…様々な観点から考えさせられる物語ばかりでした。 ひとつひとつの物語の余韻がすごくて、なかなか次の作品に進めなくて読むのに時間がかかってしまいました。 - 2025年1月5日
みんな蛍を殺したかったけんご,木爾チレン読み終わった嫉妬から生まれる心の曇った部分を切り取った物語。学生ならではな物語の始まり軸から派生していき、人が抱えている執着や嫉妬や依存という内容を切り取ったお話。ぜひ、解説まで読んでほしい。『あなたに寄り添う物語』と捉える人もいれば『あなたに刺す物語』捉える人もいるだろうなととても考えさせられました。 - 2024年11月7日
傲慢と善良 (朝日文庫)辻村深月読み終わった思わず自分と重ねてしまう物語で、タイトル通り傲慢とは、善良とは、を何度も何度も 考えさせられるお話でした。人間の根底のなんとなく抱いてる傲慢さや善良さをこれで もかと言うほど真っ直ぐに向き合わせる文章ばかりでした。ただそれが自分と重ねてし まうが故に一概に悪いとか、良いとかも言い切れずに、心の中に残るような物語でし た。もう少しだけ、自分の中で気が済むまで考えたいと思います。 - 2024年11月4日
ラザロの迷宮神永学読み終わった装丁からとても素敵で一度手に取ってみてほしいです。 今まで神永さんの作品としてミステリーを読んでいましたが、ミステリーとしてしっか り楽しんでしまう作品でした。 ミステリーとしての面白さもありつつ、何を正義としてどうすべきか、その裏にどんな ものがあるのかをより深く考えさせられる作品でした。 最後の一行まで作品の良さが詰まっていてあっという間な読書時間でした。 - 2024年6月16日
マガツキ神永学読み終わったSFと言うか、恋愛と言うか、ホラーと言うか... なんとも言い表し難いジャンルの作品で した。 スタートから引き込まれて、途絶えることなく最後まで読み終えました。 読めば読むほどどんどん物語が繋がっていく面白さと伏線の多さは圧巻でした。 少しグロい要素もありますが、そんなことより楽しいが勝ってしまう物語でした。 多少、過剰評価になってしまうかもしれませんが、神永さんのこんな作品を読むために 読書の趣味続けているな... と久しぶりに感じました。これからも神永さん推し続けま す。 - 2024年5月11日
コンビニ人間 (文春文庫)村田沙耶香読み終わった多数派の「普通」に対して「異常」とされる人の視点でのお話。 自分の意見に対しての正しさを日常的に考えてしまっていたが、多数派の「普通」に寄 せるための思考だったのでは、と思わず自分にあてはめて考えてしまうようなお話。 読みやすい文章に対して内容はとても濃く、読者に問題提議してくれるような作品だと 思いました。 再読したいと言うより、再考したいと思います。 - 2024年4月7日
52ヘルツのクジラたち町田そのこ読み終わった思わず目をそらしたくなるような声に対して、小さな勇気をきっかけにゆっくりでも力 強く物語が進んでいくのに目が離せませんでした。 誰かの唯一になれなくても、過去がどんなことだったとしても、今を生きて僅かながら でも前に進む力の強さを感じました。 助ける勇気や助けられる勇気の大切さを知ることができる作品でした。 - 2024年3月27日
葉桜の季節に君を想うということ歌野晶午読み終わったどんでん返しというよりは少しずつ紡いでいった物語を少しずつ読み解いてく物語でした。 複雑に絡み合った物語が、すっと繋がったときの感情は表し難いもので、1回目と違う 観点で2回目以降を楽しめそうです。 - 2024年3月21日
悪魔の審判神永学読み終わった悪魔とは何か、正義とは何か。 大切なものを守るために自分を犠牲にできることはとてもすごいことではありつつも、 本当にそれが正しいのか、正義とは何か悪魔とは何かを考えさせられる。 “正義"も悪魔も答えはなくて、正義は悪魔になり得るし、悪魔は正義になり得る。
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