52ヘルツのクジラたち

242件の記録
- シンジ@shinji2025年10月11日読み終わった素敵な物語でした。貴瑚や「52」の虐待の話やトランスジェンダーのアンさんの苦悩はもちろん読んでて辛かったりしたけど、最後は温かさに溢れる終わり方でした。 登場人物それぞれがそれぞれの孤独を抱えていて、でもそこから救い出してくれる出会いがあって…。 母親からの虐待に遭い、義父の介護をさせられていた貴瑚を、アンさんが救い出してくれた。そして親友の美晴が孤独の中に生きていた貴瑚と現実世界とを繋いでくれた。 素敵な人たちとの出会い(酷く辛いことも起きるが)によって強くなれた貴瑚が、今度は母親から『ムシ』と呼ばれ虐待されている少年「52」を闇から救い出す。 人と人の繋がりが、闇の中から人を救い出す光となる。 とても素敵な物語でした。 映画化された作品も見ました。
- ぱんだちゃん@pandamental2025年10月3日読み終わった絶望的な暴力による圧倒的な苦しさと、アンさんを含め取り囲む人たちのやさしさのギャップがすごい。 アンさんの手紙に大いに泣きました。 ぶっ通し3時間半で夢中で読んでしまった。 本屋大賞の他の本を読みたい気分。
- りこりこりこさん@rikorikorikosan2025年9月26日読み終わった途中まではすごく良かったのだけれど展開が早すぎて深掘りできてない、消化不良といった感じでした。その結末もありきたり、期待していただけに少し残念でした。アンさんの手紙の内容については良かった。
- blue@e_blue2025年9月16日読み終わった@ 自宅その人の心を救いたいと思うのは、驕りだと思いますか。その人の叫び声が聴こえたから、思わず包み込んであげたい、と思うのは本来誰かに自分の声を聴いてほしかった裏返しでしょうか。 . 読んでいる間ずっと心が震えてた。じんわり泣けました。 虐待描写や大切な人を失った事実、死の淵に立った過去について、直接的ではなく、過去に起きたイチ出来事としてサラリと書かれているのが余計に胸を打ちます。 実際、現実世界ではこの物語のようにハッピーエンドとはいかないでしょう。 けれど、52ヘルツの叫び声が、絶対どこかに響いています。私はそれを受け止められるでしょうか。逆に、世界に助けを乞うことが出来るでしょうか。 自信はありません。 ただ、わたしは、今目の前に居る人の声を「聴き続ける」ことは出来ると思います。 法的な正しさとか正義とか、ではなくその人の「声」に耳を傾けられる人間になりたいですね。 映画も見てみたいです。
- 書庫@was19052025年9月2日読み終わった「救われた人は救う人になる」という言葉を思い出した。 貴瑚が「少年」を救う事ができたのは、同じような経験をしたからだと思うけど、そうでなくても、助けを求められたら手を差し伸べられるような人間でいたい。
- 欠片@kakera_04042025年8月30日読み終わった最高に面白い小説に出会ってしまった、、 なんでもっと早く読まなかったんだろう…!!! 町田そのこさんにもはまりそうです……!!!! あ〜もっとたくさん感じたことがあったはずなのに、すぐに言葉にできないのが歯痒いよ〜!!!! でもものすごく、これは人生の中で大きな感動を覚えた作品の中に入る…!!! 間違いなく、人生の中でトップ10に入る作品でした…!!! 読み終わったばかりなのに、もう一回読み返したいってすごい…!!!
- 梨@peruru12025年8月22日読み終わった町田そのこさんの作品って 一体何を見聞きしてきたらこんな物語書けるのだろう、こんな表現ができるのだろうって思う 心が辛くも、あったかくもある作品だった
- 夏しい子@natusiiko2025年8月16日読み終わったアンさんの手紙を読むまでは モヤモヤがあったが、読んだあとはアンさんの言動、納得。 個人的には貴瑚が虐待されても親に愛されたい気持ちが分からなかった。 そこに違和感があった。 後半は悪い展開に行くことが分かってるから 早く結末が知りたくてほとんど一気読みだった。
- mellia@me_lli_a2025年8月1日買った読み終わった★★★★★ 一人一人の環境が、悩みが、とても繊細で孤独なものだった。 苦しいと訴えても、誰にも届かない52ヘルツの声は孤独で苦しんでいた。 孤独に藻掻く52ヘルツの声を、かつて同じように52ヘルツの声で藻掻いていたクジラが受け止めた。 ボロボロと涙が止まらなかった。 表紙も、この物語に出てくるものが沢山描かれていて、とても素敵だと思いながら眺めてます。 カバーの裏にもお話が書かれていて、それもうるうるしてしまいながら読みました。
- ふじこ@245pro2025年8月1日読み終わった家族に虐待され、かつて祖母が住んでいた町に移住してきた貴瑚。海辺の町で出会った少年は「ムシ」と呼ばれていた。人の優しさ、不器用さ、たくさんのものがぐちゃぐちゃになって私の中に雪崩れ込んでくる。苦しみを訴えることができない人はたくさんいる。孤独を知っている人は、時に誰よりも強くなれる。貴瑚の最後の選択は、きっと彼を救ったのだ。誰かに救われた人は、別の誰かを救うことができる。クジラが魂の番と泳いでいく。52ヘルツの声が聞けるクジラに、私もなりたい。
- さくら@saku_kamo_ne2025年7月20日読み終わった誰にも届かないような、ささやかな声に気づける人間になりたいと思った。 感想とは少しずれるけど、児童養護施設に対する世間のまなざしは、どこかネガティブで――読みながら、胸の奥にじんわりと何かが残った。 《読了》
- こちゃ@cocha_book2025年7月17日読み終わった電車で読まなくて良かった…後半3分の1はほぼ号泣。号泣通り越して鼻血って言われるのもわかる。 私も魂の番と出会う時が来るのか。 もう出会っているのか。 52ヘルツのクジラの声に気付ける自分でありたい。
- 見習い読書家@Apprentice-Reader2025年6月7日読み終わった読了 繊細で鮮やかな文書 街の雰囲気、人の様子などはっきり想像できる 結末を見て泣いた 絶対もう一度読み返す その位よかった
- F@piyo12002025年5月30日読み終わった鬼泣きした。初めの方の虐待部分も胸が痛くなって泣けるし、キナコの過去も涙無しに読めない。キナコの社員時代に関しては誰も悪くないのに、こうなってしまうのも辛い。 町田そのこさんの本、チョコレートグラミーで知ったんですが泣かされてばかり。 2日で読みきった
- S@YunhO3232025年5月24日読み終わった悲しさの中に温かさもあるお話。アンさんに届いたキナコの声。キナコにも届いた52の声。わたしも大切な人の52ヘルツの声に気がつけるような人でありたい。
- きょうちゃん@kyou0-02025年5月21日読み終わったかなり心にくる。虐待描写が生々しく読むのがつらい。主人公や52がかなり可哀想なので元気な時に読むのを推奨する。ただその分周りに支えられながら前を向くようになる様子に救われる。自分の中の52ヘルツのクジラを思い出す作品。
- chai*@chai_tea2025年5月7日読み終わった#読了 52ヘルツのクジラたち 町田そのこ 家は一番安心できるところという認識だが、それすらままならない家庭もあるんだと気付かされた。キナコも愛も幸せになって欲しい。52ヘルツってなんだろうなと思って読んでいたけど、すごく素敵な例え方で好き。町田さんの本は初めて読んだがかなり良かった。
- Mami@mamimumemami2025年5月6日読み終わった虐待を受けて育った女性が、虐待を受けている子供を救う物語。その背景には支えてくれる大切な人達との人間関係の描写もあり、途中モヤモヤ、心が痛むシーン多数だが最後には、スッキリ読了
- 絃灯@NemuiIto292025年5月3日読み終わった感動、切なさ、泣いた。 なんかずっと深い海の中でもがいてる感覚がしてたた。だけどいい読了感だった。 くじら"たち“っていうのはそうゆうことなんだろうな。大切にしたい一冊や
- コロモ@koromo-romo2025年4月30日読み終わった何日かかけて読み切るつもりだったのが、一気読みに変わってしまうぐらいに面白かった。 思っていたよりも暗い内容で、ドロドロした人間関係がメインだった。 どうかみんな、幸せになってほしい。
- ako@yurulife2025年4月23日読み終わった孤独を感じてる人におすすめ。 明るい話ではないけれど、どこかに通じ合える人、味方になってくれる人がいると勇気づけてくれる作品。 最後は、温かい気持ちになって背中を押してもらえた。
- 柴犬@storyseller2025年4月7日🌀春休み終わって全然読めてなかった〜〜久しぶりの読了である!友人から、個人的には微妙だから柴犬がどう思うか気になるとのことで読むことにした。文章の綺麗さや描写の美しさ、言葉選びが素敵で、きらきらしていて、それこそ海みたいな小説だった。深くて、青くて、綺麗。 一方で、人が救われる話、特に女性が救われる話に、いつも恋愛が絡むのには首を傾げたくなってしまう。いつも、我々女性は独りで救われることがない。独りで強く生きていけない生き物だと思われているように勘繰ってしまう。独りでうずくまっている時に、ちょうどよく安心を与えてくれる異性が現れることに、少し、嫉妬する。そして、嫉妬している時点で、私も女だと自覚する。
- 時雨@shi_gu_00142025年4月3日買った読み終わったちょっと前から気になってて、たまたま本屋で見つけたから買った。 読み始めたら止まらなかった。 久しぶりに一気に読んだ。 52ヘルツのクジラの声。 誰にも届かないその声を聞く、受け取る、伝える。聴かせて、と歌う。 キナコの人生も52の境遇も、重なるようで少し違う、だからこそ変わるものがある。 キナコのせいで変わってしまった二人だけれど、キナコのせいだけでもないのが悲しさを感じる。 どうしようもなく噛み合わなかった結果なのが辛い。 美晴がいてくれて本当に良かったと思った。 とても深く心に残るお話だった。 第二、第三の人生を、それぞれしあわせに生きて欲しい。
- もるてけ@moruteke2025年3月30日読み終わったいつもはkindleで読書しているのですが表紙が可愛くて本屋さんで購入。 あらすじを読むと、登場人物の背景がかなり重めで、暗い話が苦手な人(自分)は敬遠されるかもしれませんが、読んで良かったと感じました。 頭の中で映画のように映像が流れて読みやすかったです。
- ありちゃん@oxo_2252025年3月14日読み終わった自分がどれだけ環境に恵まれてきたかがよくわかった。 性について悩むことも、家庭環境について悩むこともなく この本の中に出てくるような苦労はひとつもなかった。 ただわたしの人生は魂の番にはまだ出会えていないのだと、がっかりもした。
- るる@ruru_96612025年3月8日かつて読んだお気に入り世界でただ一頭52ヘルツで鳴くクジラ。その声は他のクジラ達には聞き取れない。この世で1番孤独なクジラ。 忘れたい過去から逃げ出すように、知人のいない田舎町に越してきた主人公。そこで、母親から「ムシ」と呼ばれる少年と出会う。 彼らは孤独だからこそ、他人の孤独に敏感で、相手の声に耳を傾けようと必死にもがく。 とても苦しくて、とても優しい物語です。
- 猫眠@cat_rose2025年3月7日読み終わった母に勧められて読んだ本。 心が痛む描写があると言われ、恐る恐る読み進めた。 主人公の意外な行動力に驚かされたり、少年のミステリアスな部分に惹かれたりしている内にあっという間に読み終わった。 これはどの層でも読みやすいと思うので、是非。
- 茶々@chacha_842025年3月5日読み終わった号泣した。久々に泣いた。先入観って自分の人生とその周りで形成されるから怖いなーって。あと海の表現とか音が聞こえてくる感じがした。 人って言うことと言わないことと言えないけど言いたいこととか色々あると思うから、掬い取るひとになりたいなって。まあその前にこの人なら言っても大丈夫って信用できるような人間にならねばなとか思ったり。
- しおり@Kaffee58882025年1月28日読み終わった「魂の番」、そんな言葉を本書以外の至って普通の恋愛小説で目にしたのであればなんてロマンチックで砂糖菓子のような言葉だろうかと思う。だが本書ではそれが否応なく首を絞めてくる。 もっと愛情の本質を知っていたら、正しく生きられていたら。正しさってなんだろう。環境なんて変えようもない。どうしようもない現実から抜け出すのなんて難しい。この話はフィクションだから綺麗に終わる。現実はもっと厳しいものが横たわっているのだろう。 52ヘルツの声で呼んでいる人が居るかもしれない。その言葉に傾けようとする人が増えることを願わずにはいられない。
- 茉莉@matsuri_hon2024年9月14日読み終わった言葉にするのが難しい。でも、彼女たちのこれからが、大変だけど希望があるように思えて嬉しかった。 助けてと言えない誰かに気がつけるのなら、私のくるしかった気持ちも、消さないで端っこに置いておこう。
- コヌコ@conuco2024年4月16日読み終わった映画の予告見て、久しぶりに本読みたいって思った本。 学生以来全然本読んでなかったから、前みたいに楽しく読めるかなって思っとったけど、読みやすすぎた。 伏線散りばめられとっておもしろいし、話がスッて入ってくる。 遺書のところぼろぼろ泣けた。 キコって名前可愛くて好き。
- 染井庵@R2024年4月7日読み終わった思わず目をそらしたくなるような声に対して、小さな勇気をきっかけにゆっくりでも力 強く物語が進んでいくのに目が離せませんでした。 誰かの唯一になれなくても、過去がどんなことだったとしても、今を生きて僅かながら でも前に進む力の強さを感じました。 助ける勇気や助けられる勇気の大切さを知ることができる作品でした。
- なこ@167otogi2024年2月29日かつて読んだ52ヘルツのクジラは、私自身であり周りにも聞こえない声でなく思いは沢山ある。声を聞く難しさ、思いを受け止める難しさを教えてくれる物語だった。 いつか差す光を願って、私もキナコと一緒に52ヘルツの心の叫びが誰かに届く事を祈りたい。
- まお@mao_ssss2023年12月15日読み終わった素晴らしい、の一言。 ラフな文体はまさに『令和文学』と言われて納得する。読みやすい語り口とは相反してかなりハードな内容。壮絶な場面がその場の匂いさえも伴って襲い掛かってくる。音と、温度と、匂いのある1作だった。すべてが必要な過程である。
- mao@maobooks37301900年1月1日かつて読んだお気に入り図書館にある何となく手を伸ばして読み始めた本がめちゃくちゃ良かった時ってすごく幸せな気持ちになりませんか。 妹も同時期に読んで気に入ったらしく、購入していました。