コンビニ人間 (文春文庫)

48件の記録
- そう@saw_12025年5月10日読み終わった名前だけは聞いたことがあったがどんな本かは知らず… 小説ということも開いた後に知った。 不気味ながらもページを捲る手が止まらなかった。 これがハッピーエンドなのかどうなのか自分には判断できないが主人公と無職の男性の生きづらさは刺さってきた。
- 英恵@natsurei2025年5月2日読み終わった面白く読んでいた某漫画がこの作品と似てると聞いて読んでみた(序盤の展開は実際かなり似ているが、面白さのベクトルは結構違うので許容範囲かなと思った) 内容も面白かったが、終わり方が自分好みで良かった。 他、ちょっと思ったこととしては、周囲というのはそんなに普通を求めるものなのかなと。求められるのは普通というより、自分に迷惑をかけないということだと思っていて、そういう意味ではむしろ主人公の周りの人間に共感できなかった。そんなことを考えるキッカケになった小説とも言える。
- -ゞ-@1038sudf2025年4月25日コンビニエンスストアのアルバイトを18年間続けている女性が、一人の男に出会ってアルバイトを辞める話。 こう書くとロマンチックである。 が、実際は違う。女性は世の慣習に共感できない変わり者だし、男もこじらせすぎて世間から疎まれている厄介者だ。ラブコメディかと思わせておいて、むしろ真逆を行く展開が待っていた。 世間と女性、世間と男、女性と男。彼らは最後まで分かりあえない。その非情さが徹底して描かれる。
- 夏しい子@natusiiko2025年4月12日かつて読んだ普通の人間たちにイラついたり、ムカついたりする話。 私と逆の感じ方をする人も大勢いるだろう。 つまり、この主人公や白羽さんのことをイラついたり気持ち悪がる人もいるだろう。 まぁ私も主人公には共感するところはあれど、さすがに白岡さんに対してはムカついた。 この物語は、普通とはいったい何なのかを考えさせられ そして普通じゃないものを排除している世の中に改めて気づき 自分はどうなのだろう?と省みるキッカケをくれるものでもあると思う。 一気に読みたくなる面白さのある小説で 芥川賞作品が苦手な人にも読みやすいです。
- とり@torikawaniku2025年3月25日読み終わったこれどう着地するんだ…?と思ってたらタイトルまんまの内容じゃん!!!!すげーなこれ!!!!なんとも言えない気持ちになる本だった。どうしたらこの視点で話を書くことができるのだろう。
- aiko@aiko-02025年3月20日かつて読んだ「普通」のことに興味がもてないしできない、という部分で、初めて主人公に共感した小説。 主人公は「普通」であろうとしているけど、 私には寧ろ「普通じゃなくて何が悪いんだっけ?」と思いださせてくれる。
- インテルメッツォとカプリチオ@kaoriiiyama12032025年3月8日今だと発達障害(ASD)という類型に当てはめることができそうですが、刊行時はそこまでではなかったはず。このタイプの人の思考回路や在り方が、読むと「わかる」のは、身近にいるから?もしかしたら大なり小なり自分にもある要素だから…?村田沙耶香を読むと自閉傾向について、ものすごい学びになります。。
- 湯の本棚@y_book222025年1月19日かつて読んだ聴覚が刺激される作品 はじめての、村田沙耶香さん著書 ゾクっとする場面もありながら 人間 普通 社会 全部に溶け込む幾多の人々ってすごいなと 溶け込めてなくても隠してかなきゃいけない(隠してもらいたいと思う)社会も、ヒリっとするなと思った