遅筆マン
@chihi2man0715
xでは語らないタイプの本の感想をこっそり言うためのもの
少年誌から青年誌に連載の場を移した遅筆マン的な
- 2025年8月27日メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たちシオドラ・ゴス,シライシ・ユウコ,原島文世,大谷真弓,市田泉,鈴木潤読み終わった
- 2025年8月24日新装版 過ぎる十七の春 (講談社X文庫 おC- 17 ホワイトハート)小野不由美,樹なつみ読み終わった
- 2025年8月21日スカーレットとブラウン 2 ノトーリアス スカーレット&ブラウンジョナサン・ストラウド,松山美保,金原瑞人読み終わった
- 2025年8月16日深淵のテレパス上條一輝読み終わった
- 2025年8月14日スカーレットとブラウン あぶないダークヒーロージョナサン・ストラウド,松山美保,金原瑞人読み終わった
- 2025年8月12日楽園の真下荻原浩読み終わった
- 2025年8月10日ダークホルムの闇の君 下 (創元ブックランド)ダイアナ・ウィン・ジョーンズ読み終わった
- 2025年8月10日ダークホルムの闇の君 上 (創元ブックランド)ダイアナ・ウィン・ジョーンズ読み終わった
- 2025年8月8日
- 2025年8月7日偽葬家の一族 (角川文庫)木古おうみ読み終わった
- 2025年8月5日大魔法使いクレストマンシー 魔女と暮らせばダイアナ・ウィン・ジョーンズ読み終わった
- 2025年8月3日火喰鳥を、喰う原浩読み終わったやまのめの六人でも思ったけど、めちゃくちゃ面白いと思う一方で原浩さん人間に興味なさそうって思ってしまう 物語の巧さで圧倒的に面白いんだけど、このキャラ好きだな、この文章から透けて見える作者の考え方好きだな、みたいな瞬間はちょっと見つけられなかった 物語という敷かれたレールは面白いけどそこを走る車に乗った人達が無味過ぎてこのレールの先でこいつらがどうなってもどうでもいいな……になってしまって面白いのにイマイチ乗れないと思ってしまった たぶん『やまのめの六人』にイマイチ乗れなかったのも同じ理由 俺が味の濃いバカにもわかる人間描写が好きな子供舌なだけ説もあるし、それがこの小説の欠点とは全く思わないんですけどもなんかストーリーテリングの巧さと起きてるドラマの激しさにも関わらずあんまり夢中になれないのが悲しい オチの衝撃はあったけど最終的にそれで感情が動くことはあんまなく『あらあら……』くらいで済んでしまった いやでもなぁ〜!こんなすごく出来のいい小説に俺なんかが文句言っていいのか!?の気持ちもあるんだよな〜!!! いやでも好き嫌いの問題なんですよね!! ごめんなさい!!!許して!!!! 面白さはガチ!!!! 俺が読者としてレベル低いんだと思う!!!
- 2025年8月2日パライソのどん底芦花公園読み終わった
- 2025年8月2日トニーノの歌う魔法ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,野口絵美読み終わった
- 2025年7月31日霊感インテグレーション新名智読み終わった
- 2025年7月31日ホーンテッド・キャンパスヤマウチ・シズ,櫛木理宇読み終わった小説という商品としてよく出来てる パッケージの勝利 四畳半神話体系から主人公とヒロインの関係性/ラブコメ、大学の仲間とワチャワチャする楽しい感じを抜き取ってホラー&ライトミステリに埋め込むという勝てる企画の立て方、年に100回授業で教えてくれ 内容はわかりやすい わかりやすいって最強なんですよね 文章も軽い、ラブコメ部分は嫌味がなくて広く一般ウケしそう かと思えば食べやすい形のホラー描写と人間心理のグロテスクもまたわかりやすくいいアクセントで隙がない 正直ここまで上手に商売されるとそれはそれでノイズ 「おもしれー!」より「お上手ですね……ちょっと引くわ……」みたいな 強いていえば俺の苦手な下ネタが多い 黒沼先輩が女子の部屋に入れるのを喜ぶ描写とかかなり気分が悪い この手の男の性欲を異性に「男ってこうでしょ?」って浅く描かれると簡単に触るんじゃねえってキレたくなるこの気持ちは「これだから女は……」って男が偏見を雑語りするとき感じるであろう女性のイラつきに似てる気がする。女性になったことないのでわかりませんが まぁ女子の部屋に入るのを喜ぶ男は実際いると思うけど俺は無理 こいつ彼女の部屋でゴミ箱漁ってんだろうなって思っちゃう ちょっとした描写一つに怒りすぎだろ俺 途中、浮気したカスの女を殴れって男に指示してみんなが同調して見て見ぬふりするくだりも俺はイヤ スカッとジャパン的には優れた展開だしそれがなかったらむかつくだけの話になりかねないのでいいんですけど俺の正義に反する 暴力がダメって話じゃなくてみんなで寄ってたかって善悪を決めてみんなで誰かを罰しましょう、ってのが嫌って話をしています だって超イヤなやつじゃないですか? 俺は男が女性を殴る(というか人が人を殴る)のを正当化する流れをつくる男ってダサいなと思うしそれに同調する女もダサいと思う 俺はこよみちゃんが賛成したときガッカリしたね。こよみちゃんの顔面がいかに良くてもマジで恋できない。ごめんな、だからこよみちゃんとは俺付き合えないや。勇気出して告白してくれたのにごめん…… こういうのは作品鑑賞という域を超えて、作品を通して類推される作者と読者である俺との趣味の違いの部分なんですよね 多分俺はこの作者と仲悪いと思う。飲み会の場で一緒になったら確実に喧嘩する この一冊でめちゃくちゃ面白かったかと問われると「面白さはわかるよ」という答えになる 味の薄い料理を食わされて「味するのはわかるよ」みたいな感想言うのと何も変わんない感想 とはいえ面白いのは間違いないし売れると思うし実際売れてる 面白いというのは絶対評価なので、好き嫌いという主観評価を脇に退ければ間違いなく優れた作品 続きを読んだら多分見方も変わるんだろうな〜とも思うのでちょこちょこ読んでいきたいと思います
- 2025年7月30日やまのめの六人原浩読み終わった面白い! 面白いけどなんだろう 頭で考えれば超面白い この小説がつまらないわけは流石にない 出来が良過ぎる 読む手が止まらない 止まらないし確実に面白いのは頭ではわかってるんだけど俺の心がアツくなったかといえばなんかそうでもない なんで? ホラーを描きつつ人間心理を描いている作品は好きなはずでコレもそういう作品なんだけど…… こんなに手抜かりなく丹念に誠実に小説と向き合ってるであろうことが紙面からも伝わるのに なんか人間に対する愛情みたいなものが欠けてる気もするから? この齟齬はちゃんと自分でちゃんと理解する必要がありそう
- 2025年7月28日やまのめの六人原浩借りてきた
- 2025年7月28日クリストファーの魔法の旅ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,田中薫子読み終わった
- 2025年7月26日霊感インテグレーション新名智読み終わった「小説がうま過ぎる〜!」と思う俺と「けど俺、ミステリあんま得意じゃないんだよな……」の俺が地球を賭けてバトルして後者が勝ってしまった いえミステリ部分は「うおおお!!」ってうおれるウオリティの高さなんですけど俺が物語に求めてるものってロジックの面白さじゃなくてロジックもクソもない感情の混沌とそこから端を発するドラマだからもうこれは俺が悪い。シンプルにnot for me それなのに読後感は「面白かったな」だからたぶんすごい小説なんだと思う 個人的にミステリの種明かしどんでん返しはドラマに結びついていて欲しい 真実が明かされた瞬間に誰かが助かったり死んだり、あるいは恋が実ったり実らなかったり なんでもいいからそれがドラマに直結してたら「面白い!」ってなるけど結びついてないなって思っちゃったら(or結びつきにピンと来なかったら)どんでん返し喰らっても「うおおおお!!……で、それが!?」ってなってしまう 単純なトリックや仕掛けに快感を覚えたり感動できないミステリ不感症なんだと思う というか頭の出来が悪すぎて知的な驚きができないんだと思う とにかくミステリ部分の精巧さと人物描写のテキトーさの落差がすごくてロジックは美しいのにそこに至るまでの人間の動機はなんか雑だなぁ〜うーん……みたいな 超リアルに描かれた車を棒人間が運転してる絵みたいなイメージ ミステリにはままあることなので気にする俺が悪いと思うしその取捨選択は正しいと思う どうやって殺したか?よりもどうして殺したか?が気になってしまうタイプだから本当に俺はミステリに向いてない 形式的にホラーではなくミステリ小説なのでミステリ向いてない人間をふるいにかけるのは正しいと思う ただ素養のない俺をして良い作品だな〜とはやっぱ思う
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