遅筆マン
@chihi2man0715
xでは語らないタイプの本の感想をこっそり言うためのもの
少年誌から青年誌に連載の場を移した遅筆マン的な
- 2025年10月9日ドラゴンの塔 下巻 森の秘密カガヤケイ,ナオミ・ノヴィク,那波かおり読み終わった
- 2025年10月8日ドラゴンの塔 上巻 魔女の娘カガヤケイ,ナオミ・ノヴィク,那波かおり読み終わった
- 2025年10月4日西の善き魔女5 闇の左手荻原規子読み終わった
- 2025年9月30日西の善き魔女4 世界のかなたの森荻原規子読み終わった
- 2025年9月28日西の善き魔女3 薔薇の名前荻原規子読み終わった
- 2025年9月24日
- 2025年9月21日夜行堂奇譚嗣人読み終わった面白さが理解できないではないけども作品を通して描かれる倫理感道徳観が俺と乖離しすぎててつらい エピソード単位で見れば破綻はないけど一冊全体で見れば時系列はごちゃごちゃしてるしその乱雑さに作劇的な意図はあまり感じないしかなり混乱していると思う 思うけどもこのライブ感は良さだなと 物語がどっちに行くかわからない混乱ぶりなのでいい意味で予定調和から脱してる面がある とはいえエピソードひとつひとつは別段特異というわけでもなくドラマは薄味だったかなと 主人公の名前が最初は伏せられてて後半に明かされるけどその件がなにかドラマに寄与するでもなく、ただ名前が判明するだけで『じゃあなんで伏せてたんだ……』となるあたりもライブ感が強い こういう作劇的な意味があまりない作りが多くて正直荒いだけなんだけど、荒さも面白さに繋がるのは結構発見だった けれどもこの荒さは作者の偏った価値観に対する自己批判や客観視までまるっとスポイルしてしまってると思う 悪霊を鎮めるために、その悪霊の女性を殺した男をおびき寄せて殺させる というモロ殺人幇助(間接正犯?)をやりつつ、ちょっと悪さしただけみたいに相棒と微笑み合う件で『あ、この人のなかで死んでいいと判断した悪人は殺しても無罪なんだ』となる たとえ悪人でも殺人は良くない、みたいなぬるい倫理が徹底してない 殺してもいい人間と犠牲になってはいけない人間を個人の感覚で選り分けことの独善性に対する批判のなさば読んでいてキツい 社会の法律なんて意味ない 殺された人間に裁かせるのが一番いい、というなら貴方が死へ導いた人間の怨霊に貴方も裁かれるべきでは? というかその状況を作りだした貴方こそが個人を自分の裁量で裁いてはないかい? と思うけど、直接手を下してないからたぶんこの人の中で自分は殺したことになってない そいつを連れていけば100%殺されるとわかってる場所に脅しておびき寄せたわけだけども そのくせ『俺は大きなものの為に誰かが犠牲になるのが嫌なんだよ』みたいな超善人なこと言う 手を貸してる相棒も『自分は善人で常識的な人間です』とかいう 見た目が綺麗で同情しやすい人間の犠牲は嫌だけど同情のできないゴミの犠牲はちょっと悪いことしちゃいましたね的に笑って済ますのに随分な道徳観ですねィ!!!?!? こういう部分を意識的に描いて一種の悪漢として描いていればいいんだけど作中ではひたすら善行を積んでますという雰囲気を出してくる この主人公が『優しい』で片付けられてる作品世界の狂いぶりが一番怖いよ 『人間が一番怖い』 『時代に後押しされた狂気が……』 みたいなセリフもあったけど一番怖いのはお前じゃい!!!!一番狂気を感じるのもお前じゃい!!!!! 倫理観が『ウザいママ友がヤクザを怒らせて全身バラされて臓器売られました』がオチのスカッとYouTube動画レベル とはいえそれが面白さなんだろうなというのもわかる 俺には受け入れ難いけども
- 2025年9月15日他人屋のゆうれい王谷晶読み終わった
- 2025年9月14日西の善き魔女2 秘密の花園荻原規子読み終わった
- 2025年9月11日
- 2025年9月10日眼下は昏い京王線です芦花公園読み終わった
- 2025年9月9日王様のキャリーまひる読み終わった
- 2025年9月8日
- 2025年9月8日
- 2025年9月1日ロックウッド除霊探偵局 霊を呼ぶペンダント (下) (児童単行本)ジョナサン・ストラウド,Jonathan Stroud,松山美保,金原瑞人読み終わった
- 2025年8月31日ロックウッド除霊探偵局 霊を呼ぶペンダント (上) (児童単行本)ジョナサン・ストラウド,Jonathan Stroud,松山美保,金原瑞人読み終わった
- 2025年8月29日
- 2025年8月28日ヤシキガミ団地調査録木古おうみ読み終わった同作者の「偽葬家の一族」でもおもったけど、序盤の展開の作品強度がかなり低くて中盤から原稿がちゃんとしていく手触りがある ネタを思いついてすぐ書き始めるとこの手の原稿になる気がする 思いついた展開にすぐ接続してアイデアを形にするためだけに物語が最短ルートを通っていくから色んなところがスカスカになってるな〜、みたいな 読み口がpixiv漫画とかSNS4コマみたいなのに近い(アレもアイデア一点突破で、そのワンアイデア以外に広がりないから) 作品世界もキャラもハリボテっぽいというか web作家ならではの読み口 キャラクターも設定2、3行しかない状態で書き始めてる感が強くて主人公と相棒が「行方不明になった主人公の父親」というキーパーソンを仲介にして繋がってる、という柱以外は薄味だから、とにかく父親に関する匂わせを連打する 「そういうとこまで父親に似てるんだ」「嫌なところばっかり似てるね」に類する文章何回読んだかわからん 知らんおっさんの話ばっかしてる若者男性2人の図、なかなか不気味なものがある とはいえ設定のアイデアは面白いし、なんだかんだ中盤以降はアイデア部分以外も強度がちゃんとしていくから面白かった……よな?みたいなとこに着地してる ただ個人的にはプロットちゃんと練ってから書いたほうが如実にクオリティ高くなるタイプの人だなーと(というかそれ以外の人あんまいなそう) 原作?ありきの「きさらぎ異聞」は流石に打ち合わせちゃんとしてプロット提出ノックをやったのか序盤から作品強度高かったので
- 2025年8月27日メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たちシオドラ・ゴス,シライシ・ユウコ,原島文世,大谷真弓,市田泉,鈴木潤読み終わった
- 2025年8月24日新装版 過ぎる十七の春 (講談社X文庫 おC- 17 ホワイトハート)小野不由美,樹なつみ読み終わった
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