愚か者の身分
15件の記録
祥@kino_s52025年11月15日買った読み始めた映画を観た11月の頭に、前情報をあまり入れず映画を観ました。 なので、途中のショッキングなシーンでは心構えも出来ず、それでも、目を背けたくなるシーンや、聞いてるこっちが痛くなるような慟哭に衝撃を受けながら、最後までスクリーンに釘付けでした。 映画の最後は少し不穏さがある終わり方で、3人は確かに犯罪に手を染めていたけど、少しでも彼らに幸せになってほしいと、束の間の平穏を過ごしてほしいと願わずにはいられなかった。 多分、前情報を入れてショッキングなシーンがあると知っていたら、映画館で観ようとはしなかった。 ただ受けた衝撃は凄いけど、それと同時に映画館で観て良かったとも思いました。 原作の続編が出ると聞いて、3人のその後が気になっていたので、とりあえず映画原作の一作目から読むことにしました。
しおり@Kaffee58882025年10月2日読み終わった綾野剛さんが映画やるから先に読了!!! 小説は続編が今年の11月に出るらしいから楽しみ。 共感が出来なくて、良かった。 一個も共感が出来ない。だから読む人にとっては、全てフィクションのように感じるだろう。自分もフィクションの世界にしか見えなかった。だけど、自分はそっち側でよかった。 最近若者がマルチとかの末端をさせられているニュースをよく見る。自分はちょっと電話をかけてるだけ、ちょっと荷物を運ぶだけ…と。犯罪にはならない、と思って、かなり高額を貰う。そんなにお金を稼ぐということは甘くないのに。どうしようもない場所で育って、どうしようもない状態で足掻く、というのでもなくただただ『金が欲しい』それだけの欲でちょっと手を染める。それが自分の人生を愚かに貶めているというのに気が付かない。 この作品に出ている、大元の悪い人たちは人を人とも思っていないのだろう。だが、全ての章を通した主人公たちはちょっとした善性を持っているのだ。それが憎みきれない。多分ただの若者なのだ。普通に帰って普通に温かいご飯食べて、あたたかい寝床があって、それさえあればよかっただけのただの若者。そういう人たちを助けられる何かがあればよかったのにな、と思ったり。これもまた、自分がこうやって本を買ったり読んだりする時間がある『余裕のある生活』を営めているからこそ思う部分なのだろうな、と思うとなんとも言えない気分になる。 この作品に共感は出来ない。だからこそ読んだ。だからこそ、読めた。映画がどういうまとまりかたをしているのか楽しみ。






















