印刷と製本が大変そうな、紙でしかできないおもしろい作りの本。

雑談のテキストまとめ。音で聞くか字で読むか。

東浩紀はSNSはもう控えて、こうしてちゃんとした文章にすることに力を注いだ方がいいと思う。

音楽業界以外の各方面からも怒られそうだが、荒唐無稽だから仕方ない。これの映画版なども読んでみたい。

平凡社ライブラリー版で何度目かの再読。通底する「アメリカ」。

軽くて濃い、一番好きな坪内本。ここに書かれている「文学」はいまはどこにあるのやら。元本は品切れなので文庫化はええ事だが、それにしたって講談社文芸文庫、高すぎませんかね……。

山形浩生の翻訳を中心とした半自伝的なもの。発想や視点の持ち方としておもしろかった。

軽妙な語り口に図版もたっぷりで（全ページ！）読み応えあり。ただ、美術案内とともに時事コラム的な面もあって、それが結構浅薄なものが多かったな（考えに賛同するか否かはまた別にして）。阪神話は個人的には何も笑えず（野球、阪神に興味ないのでここは仕方ない）。

『ちいかわ』の勢いでこちらも読んだが、こっちの方が怖い。なんなら狂気に近い。

初めて最初から『ちいかわ』を読んだが、準レギュラーのかわいこぶっているももんがが、メチャクチャ邪悪な存在でびっくりした。あいつ一番の悪。

わかりやすくて「なるほど、わかった」と思うけれど、かといって読み終わった後に説明はできず何もわかっていない、というのが経済の本ではよくある。この本もそれ。わかりやすくおもしろいんだけどな。

講談社文芸文庫版では初。

旅に出たい。