

akb
@ebony_first
記録✍️📚
- 2026年3月13日
- 2026年2月22日
梅雨物語貴志祐介読み終わった全3篇が入った短編集。2つ目と3つ目の作品が好きだった。 特に濹東綺譚をもじった2つ目の短編は、令和の作品には珍しく耽美だったと思う。話の本筋とは直接関係していなかったが、タイトル元でもある永井荷風が、主人公たちと同じ喫茶店の客としてクロスオーバーしたのが、この話の耽美さの背骨になっているように感じられて面白かった。 私は虫が苦手なので、貴志祐介作品を読んだ後は若干食傷気味になってしまうが、やっぱり話が面白いので次々読んでしまうのだった。。。 - 2026年2月18日
地獄変芥川竜之介読み終わった再読初読時より絶望的な気持ちになったのは、社会人になって子を持つ父親とたくさん接してきたからか。 時に原爆の開発者に例えられるなど、研究者倫理と並行して語られるイメージがある本作。一芸に打ち込んでいた学生時代は「美しさ」の一端を感じたものだが、今は全くそんな気持ちになれなかった。 もし自分に子どもができたら、読めたものではないかも。 それでも時折読み返したくなるのは、この物語が魔性の魅力を持っているからだと思う。 どんなホラー小説よりも恐ろしく狂気的で、人の業を詰め込んだような、どんな言葉を尽くしても足りない作品。この短さでここまでの表現ができる芥川は、やっぱり凄まじい。 - 2026年2月18日
トロッコ芥川龍之介読み終わった再読主人公と同じくらいの年頃で似たような仕事をしているなあ、とふと思い立ち、再読。 中学の教科書で勉強したときに、先生から「大人にならないとこの気持ちは分からないかもね」と言われたことをよく覚えている。 今でも感情移入しきれなかったのは、まだ家庭を持っていないからか、時代が変わったからか。 人生の行先が「心細く続く一本だけの道」では無いと今の私が感じたということ、未来の自分のためにここに書き残しておきたい。 - 2026年2月15日
- 2026年2月14日
天使の囀り貴志祐介,酒井和男読み終わった★★★★★ 貴志祐介の本を読んでいると、なぜか職場の鬼才変態エンジニアと会話している時と同じ気持ちになる。おそらく、物凄いスピードで知識欲が満たされていく感じが似ているのだ。ぱっと理解できない情報を、たびたび置いていかれながらも、渡されるがままに頭に詰めていくのが心地よい。 きっと貴志祐介も私の職場の鬼才変態エンジニアも、どっちも知識オタクなのだと思う。 私はものぐさで調べることが面倒くさく、彼らのような知識オタクには到底なれないが、一丁前に知的好奇心はあるので、頼んでもいないのに勝手に知識を詰め込んでくれる人がいると助かるのだ。 本作は面白すぎて一気に読んでしまったが、蜘蛛が苦手なので、とあるシーンで嫌すぎて泣きそうになった。 以前ネタバレを踏んでしまい、なんとなく避けてしまっていた作品だったが、ネタバレ以上に話が面白く、全く問題にならなかった。 貴志祐介、下調べが周到だったり社会問題に巧みに切り込んでいたりと、おそらくかなり好みの作風なので、ホラー以外も読んでみたい。 (黒い家をトップに出したXの広告で知ったので、ホラー以外も書いていることを知らなかったのだ。) 今は『新世界より』が気になっている。好きな作家に出会えると嬉しいな。 - 2026年2月11日
黒い家貴志祐介読み終わったものすごく文章が巧い、話も面白い。この本、ホラー小説の枠組みに入れておくには、あまりに勿体無いのでは? 「ホラー」に引っ張られて読まず仕舞いの人がいるとしたら気の毒だと思った。 今書いたことと早速矛盾するようだけど、文章が巧いがゆえに、想像してしまう。頭の中に情景が浮かぶ、浮かぶ。こえぇ。 わたしはサイコサスペンス(?)と解釈しました。 - 2026年2月4日
共喰い田中慎弥読んでる共喰い: 気持ちわり〜と思いながら読み始め、割と最悪な気分になりながら読み進めた。読後感は思ったよりすっきりしていた。 女が強くて、男は揃いも揃って最悪だった。子どもは可愛かった。 良い意味で近現代の日本文学らしい雰囲気があったが、それが気持ち悪さを冗長させているような。じめじめ。 一つ思うところは、この手の他害性の高い暴力的な男性を止める方法、この結末しかないのか。血の連続性を止める方法も。自分の中で悩んでいることもあり、別の手段があるならそういう創作物にも触れてみたい。 第三紀層の魚: これから読む - 2026年1月28日
すべてがFになる森博嗣読み終わったまず、初版が1996年であることに驚いた。 「天才」真賀田四季博士のもとで運営される研究所の技術は、今では当たり前になっているものもあればまだ実現していないものもあり、作者が近未来を限りなく実現可能な形で捉えていたことに衝撃を受けた。 30年経った2026年の今でも近未来感を残している作品なのだから、1996年時点ではどれほど画期的だったのだろうと、つい思いを馳せてしまった。 余談だが自分が仕事でIT系の端くれをやらせてもらっているので、専門的な内容が理解できるとちょっと嬉しかった。 - 2026年1月19日
BUTTER柚木麻子読み終わったストーリーがめちゃくちゃに面白かった。 500ページ超えの長編だったが、1〜2日で一気に読み終わってしまった。 事前情報として聞いていた、「社会派小説」や「お腹が空く話」「いろんな女が出てくるフェミニズム小説」といった書評は、確かにどれも正しいようで十分ではないと感じた。 一冊にいろいろなテーマが詰め込まれているので、一面だけから読むことは難しく、私が誰かに一言で感想を伝えるなら、「ただただ面白い話」として薦めると思う。 文庫版の書評として書かれていた「カジマナ」と「里佳と怜子」を対比構造とした友情小説というのは、確かにそういう読み方もあるなと嬉しくなった。 余談だけれど、怜子、北村、そしてカジマナは、身近によくイメージが被る知人がおり、読み進めながらふふっと声を出して笑ってしまう場面もあった。そういう意味でも楽しく読めた。 - 2026年1月7日
この闇と光 (角川文庫)服部まゆみ読み終わったたしかTwitterで見つけて、Kindleで購入。一日で読めた。どこに重心を置いて読めばよいか分からず、戸惑った。ミステリーではなく、耽美系の要素を持ちながら、世界観にどっぷり浸りたい場合には物足りないように思った。再読で化けるかもとも思う。 - 2026年1月2日
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