すべてがFになる

101件の記録
- ウタカタ@uta-ka-ta2025年5月20日読み終わったかつて読んだいかんせん理数系にめちゃくちゃ弱いのですっごい難しいんですけど、森博嗣はわりとするすると入ってくる。それほど書く人の理解が深く、人にわかりやすく説明できる力もあるんだろうな。
- まる@___if_na2025年5月5日読み終わったパソコンすら苦手だしプログラミングなんて1mmもわからないから、途中はピヨピヨ〜って感じだったけれど、物語が面白くてスイスイ読んでしまった。どんでん返し!っていう感想もあったけれど、頭の弱さ+ミステリ慣れしてないからか自分で仮説を立てずに読み進めていて「う〜ん?」「なるほど〜」と常に素直に感心していた。理系やプログラミングの知識があったなら、何倍も楽しく読めたんだろうなぁ。ミステリのここから答え合わせだよ!っていう高揚感が久しぶりで、とっても楽しかった。物語の感想と考察はゆっくり考えたいな。森博嗣さん、次は何を読もう。
- まる@___if_na2025年4月29日読み始めたはじめての森博嗣さん。シリーズものとのことで『すべてがFになる』から手に取ってみた。ミステリはあまり読んでこなかったから読み通せるか不安だけど、今のところ(第3章)ドキドキ楽しく読み進めている。
- はれのき・ちゅうた@harenokichuta2025年4月23日かつて読んだ森博嗣にハマるかどうかを占う試金石。 著者は元々建築学科の准教授。家を建築する印税を得るために小説を書いたら、それがバカ当たりして、実際に家を建てるにまで至るというすごい経歴を持っています。 きっとハマる人にはめっちゃハマる。そして、一度でもハマってしまうと、シリーズが膨大にあり抜けられなくなります。 森博嗣の本の魅力は理系ミステリーとも呼ばれる独特なミステリーの面白さと、随所に散りばめられた森博嗣の哲学を読む面白さ、そして個性あるキャラクター同士の関係性の面白さの三本建てにあると思う。 「数学は生きるのに必要ないのに、なぜ学ぶのか?」の森博嗣的答えがこの後のシリーズで語られていたりして、そんな小説は他にないんじゃなかろうか。 その第1冊目に相応しい本だと思います。
- 𝘢 𝘯 𝘬 𝘰@mamekichi2025年4月1日読み終わった森博嗣さんがだいすきで、色々なシリーズを読んでいる。 S&Mシリーズは"今はもうない"から読み始めた。 すべてがFになるは、ドラマで見ていて結末を知っていたのもあり、買っていなかったけど、見事に内容を忘れていたので楽しく読めた!✌🏻
- ミク@__fjmrmk__2025年3月16日読み終わった理系かつコンピュータの世界は非常に苦手なので理解が追いつかずしばしば思考が停止する場面もあったが、ストーリーとしては裏切られる展開が多く面白かった。 日本は液体社会で欧米は固体社会の例えに唸る。
- 萌英@moenohon2025年3月15日読み終わった「西之園君」犀川は振り向いて萌絵を見た。こんなにてきぱきとものを言う犀川を、萌絵は今までに見たことがなかった。「256と256のかけ算をして」「65536」萌絵は即答した。どうして、こんな計算をしなければならないのか、彼女には理由がまるでわからない。 「よし…」犀川は萌絵をじっと見た。萌絵が初めて見る、厳しい屋川の表情だった。「いいかい?西之園君…。一昨日の午後七時から、65535時間まえはいつ?」「え?」萌絵は聞き直した。しかし、犀川は黙って彼女を見ている。 萌絵は呼吸を止めて、目を閉じた。 19を引く。24で割る。余りを覚える。今は八月…閏年があって…。 計算には八秒くらいかかった。犀川に見つめられていると思うと、いつもの彼女の実力は半分も出せなかった。 「七年まえの…二月十日の…午前四時です」 「日本では、一緒に遊ぶとき、混ぜてくれって言いますよね」犀川は突然話し出した。「混ぜるという動詞は、英語ではミックスです。これは、もともと液体を一緒にするときの言葉です。外国、特に欧米では、人間は、仲間に入れてほしいとき、ジョインするんです。混ざるのではなくて、つながるだけ・・..。つまり、日本は、液体の社で、欧米は固体の社会なんですよ。日本人って、個人がリキッドなのです。流動的で、渾然一体になりたいという欲求を社会本能的に持っている。欧米では、個人はソリッドだから、けっして混ざりません。 どんなに集まっても、必ずパーツとして独立している…・・・・・。ちょうど、土壁の日本建築と、煉瓦の西洋建築のようです」 「死を恐れている人はいません。死にいたる生を恐れているのよ」四季は言う。「苦しまないで死ねるのなら、誰も死を恐れないでしょう?」「おっしゃるとおりです」屋川は頷く。それは自分も同感だった。 では森博嗣の本質はどこにあるのか。何が森博嗣の小説を「理系」たらしめているのか。 それは認識やリアリティに対するアプローチの仕方なのである。 森博嗣の作品は、ほとんどすべて、個人の認識や個人が感じるリアリティへの懐疑の視点が立脚点になって成立している。皆が正しいと思っているものを私たちは盲目的に正しいと肩じ、それを己の規範にしてしまいがちだ。だがそういった「常識」すらも一日己の頭を使って検証してみること。目の前に与えられたデータを客観的に見つめること。これらの行為は極めて真っ当であるはずだが、私たちは往々にしてそのことを忘れてしまう。しかし森は常にこのアプローチを忘れない。このアプローチが存在するからこそ、森の作品は理系として位置づけられるのである。
- 藤松@seu_ng162025年3月7日かつて読んだバ先の人におすすめされた作品 めちゃくちゃ推されたけど、(私が知らなすぎただけ)初めて聞く作家さんやったから正直そんなに期待してなかった。 でも読み終わったらあらびっくり...こんな作品に出会えたことを泣いて感謝したくなるほど面白かった。 ここから私は森博嗣さんの沼にズブズブハマっていった
- けだま@fuwakedama2025年3月6日読み終わった外国、特に欧米では、人間は、仲間に入れてほしいとき、ジョインするんです。混ざるのではなくて、つながるだけ……。つまり、日本は、液体の社会で、欧米は個体の社会なんですよ。日本人って個人がリキッドなのです。流動的で、渾然一体になりたいという欲求を社会本能的に持っている。欧米では、個人はソリッドだから、けっして混ざりません。どんなに集まっても、必ずパーツとして独立している……。ちょうど、土壁の日本建築と、煉瓦の西洋建築のようです。
- ne3ui@0227g2025年1月20日読み終わったひとに勧められたのとミステリー特集に必ずいらっしゃるためようやく着手したのだけれど、ずっとお話に惹き込まれないまま意地で読み切った。終始この分厚さに辟易としてしまい、事件の真相を知れたことより、読み終わったことがうれしい(ごめんなさい)。?となる部分も多く、何よりもう少しギュッとならなかったのかな…と思ってしまう。2作目以降は読まないかな。期待していただけにとても残念…。
- ri@nativedancer1900年1月1日かつて読んだ心に残る一節好きいちばん好きなミステリ小説。 初めて読んだ時、あまりにも好きで衝撃を受けた。 「自然を見て美しいなと思うこと自体が、不自然なんだよね。汚れた生活をしている証拠だ。 窓のないところで、自然を遮断して生きていけるというのは、それだけ、自分の中に美しいものがあるということだろう?」