あここ
@hanyako2
子供の頃、読書感想文で賞を取ったがために感想を書くことに縛られていた小学生時代を、未だに少し引きずっています。
けれど、読むことはたゆまず好き続けています。
今まで使っていたフリーソフトの読書記録アプリが使えなくなってしまい、新たに、感想の記録と既読本をうっかり再購入しないための管理アプリをあれこれ使ってみています。
さて、これはお気に入りのアプリに入るかな。
- 2026年7月25日
- 2026年7月12日
湾宮本輝読み終わったこれの前に読んだ大作「潮音」のように時空を当時と今に自由に行き交わせながら紡ぐ異父姉弟の話。 私自身が先日父を亡くし、年も取ったせいか、語り部となる74才の主人公と一緒に10才から成長してしまうことは割と自然な感情移入であった。 この本を若い頃に読んだらもっと違う感覚・感想であったろう。 それは、それぞれの登場人物の亡くなった年代、年齢が何度も描写されることに起因する。 私は、何者にでもまだなれる!という大志を抱くほどには若くない。 かといって、いくつになっても夢を見たり冒険したりできるのだ、と息巻く日もある。 そして、その次の日にはまた、どう楽観的にみても、30年は残されていない自分の人生が、本当に最後の花咲かせるための最後の準備期間に入ったと感じるのである。 だから、物語の中で順番に周りのみんなが老いて亡くなり、週末の墓参りのために電話口でそれぞれの名を連ね、手の甲で涙をぬぐった74才の主人公に共感してしまい、ふいに寂寥感が私を襲い、私までも涙してしまった。 - 2026年7月5日
なくしたものたちの国松尾たいこ,角田光代短編集のこの1冊の、忘れられない物語 「キスとミケ、それから海のこと」 不意打ちだった。 自分には何一つ共感できるような思い出はないのだけれど、それでも、物語の暖かさが心のどこかにそっと触れてきて、悲しいでも嬉しいでもない、不安でも安心でもない、よくわからない気持ちに誘われ、涙があふれた作品であった。 たまに泣けて仕方ない物語に接すると、その1冊を手放せなくなるのだが、読めばまた泣いてしまうことが分かっているので、なかなか再読できないことが難点であったりもする。 - 2026年7月4日
神の蝶、舞う果て上橋菜穂子,白浜鴎大好きな上橋菜穂子ワールド あとがきにあるように、30代の頃の作品に60代の作者が手を入れて世に出してくれた1冊 守り人シリーズのような世界の壮大さはなく、ある島の小さな世界の物語 ルクランの運命と、出会ってしまったジェード。 もう少し膨らませようと思えば、上下巻にもできたかもしれないけれど、蛇足よろしく冗長になってしまう危険性もあるから、適した展開と長さなのかもしれない。作者がそう判断したのだろうから、甘んじます。 - 2026年7月3日
マイクロスパイ・アンサンブル伊坂幸太郎読み終わった昔、日曜日朝のアニメの枠で、ミクロイドSっていう昆虫の擬人化、昆虫視点の番組があってよく見ていた。 この本を読みながらいつもその番組が頭の中にうっすら浮かんできていた - 2026年6月18日
人民は弱し官吏は強し星新一読み終わったこんなに読むことが苦しい本があるだろうか。 国家による民間人への虐めである。 大正時代の、まだ成熟していない国家、日本での恐ろしいまでの権利の濫用の話である。 息子である星新一も、忸怩たる思いで、腸が煮えくり返るほどの憤怒で書き上げたのだろうか。 そして、こんなこと、昭和、平成、令和の今だって日本では起こっているのだから情けない。 丸山ワクチンを思わずにはいられない。 つい最近の小林製薬だって。 - 2026年5月21日
明治・父・アメリカ星新一読んでるとあるSNSでの投稿で気になった1冊。 あのSFの、ショートショートの星新一が家族のことを書いているということだけに惹かれ読み始めたところ。 たいした記録も残っていないのにどうやって書き上げているのか。 僅かな情報をただの羅列ではなくどう料理して読み物たらしめているのか。 宮本輝が書ききった父の一生とはどう違うのか。 ものすごく興味を持ちながら読んでいる。 アプリのリストにはなかったが、読んでいるのは筑摩書房。1975年9月30日の初版第1刷発行。 図書館から借りている。
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