

碧星宮アイオ
@hekisei9io
最近また本を読み始めました。
ペースにムラがありますが、あくまで自分らしくいきます。
積読多め。自然科学、食、地理歴史分野が好き。今は西洋古典(古代ギリシャ)周りにハマっています。
- 2026年8月24日
十二の真珠 ふしぎな絵本やなせたかし読み終わった読了。絵本と銘打ってはいるが大人向けかも。 前書きやご自分で書かれた「解説」もふくめ、現在の『アンパンマン』とは違う、やなせ先生の皮肉めいたユーモアや悲哀、そして根底を貫く人間愛・人間讃歌を味わえる物語だった。 『チリンのすず』が今の自衛隊の話みたいだなーとか思うのは穿ちすぎだろうか。『天使チオバラニ』、『ジャンボとバルー』、そして原型の『アンパンマン』、早くこんな世界が来てほしいなと心から願う。 巡り合うのがやや困難ではあるが、今こそ読まれるべき本だと思う。 - 2026年8月22日
呪文の言語学角悠介読み終わった買った以前Xで『盗む鳥、死の犬』を紹介されていた方が同じく紹介していて気になった本。 冒頭「また思ってたのと違うな…」と感じながら読み進めたが、2章あたりから本題が始まってそこからは面白かった。 魔術を学術領域で扱った本として『秘密の古代ギリシャ』『呪われたナターシャ』の2冊を既に読んでいるが、この本はタイトル通り、言語としての呪文の構造そのものに突っ込んでいるのが目新しかった。 あまり知られていないルーマニアの一情景が紹介されているのも面白いと思う。 ただ一点気になったのが、創作されたオリジナルの呪文と、あとがきにあるその説明の部分。 文化の歪曲や盗用を他文化圏の人にされるのが不快だと感じるなら、なぜ自分がそんな”悪ふざけ“をして本文に載せたのか……と思ってしまった。自分は自覚した上でそれを犯したのに、他人を同じことで咎めるのは不公平では?と、それだけで読後の印象がちょっと悪くなった。ルーマニア語の呪文の構造を踏まえて日本語の呪文を作る試み自体は、主旨をわかりやすくし締めくくるものだと思うので、もう少しあとがき部分の言い方はなかったのだろうかと思った。 自分が言語には明るくないことも含め、民俗学中心で同様に東欧をフィールドとした『呪われたナターシャ』の方が好きかもしれない。 - 2026年8月20日
十二の真珠 ふしぎな絵本やなせたかし買った『人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』と同時に、復刊ドットコムで頼んだ本。 こちらも長く読んでみたいなと思っていたので、見つけられてよかったと思う。絶版またはそれに近い状態になった本も、こうして手に入れ得る環境が維持されているのは大変ありがたい。 - 2026年8月20日
人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承末岡外美夫買った結局、「これを逃したら次の機会はないかも」と購入。初めての復刊ドットコム利用です。 思いのほか分厚くて驚き、そりゃこのお値段だと納得。『日本星名事典』と併せて少しずつ読み進めていきたい。 - 2026年7月30日
楽しくない体近藤敏明借りてきた読み終わった諸事情で家族から借りた本。 あとがきにご自分で書かれているとおり、この方はかなり能力も経済力も人間関係も恵まれた事例なんだろうなと思ったけど、頸椎損傷から「何としても自立し、できるだけ仕事と趣味に戻る」と模索し行動した気力には素直に感服。 元から突っ走るタイプっぽいので奥様はじめ周りは大変だったろうなと思いつつ、そう思うこと自体が私の偏見であるし、自分が同じ状況になったらどうするだろうか…と考えた。 特に人生の途中でハンデを負った人に対して、この方の目指した「”社会に戻って“働き、納税すること」がすべて”正解“なのかはわからないけど、日本の行政と“健常者”の風潮が「これだけの制度を整えてやってるんだから障害者はおとなしくしてろ」みたいな態度だ、という意見には私もそうだと思う。 そんなことを思っていたら、読んでる途中で、昔Xがツイッターだった頃に見かけた「出勤時(※夜勤明けだったかも?)の電車内でヘルプマーク持ちの人が奇声を上げてた、申し訳ないけどああいう人は外に出ないでほしい」という旨のツイートを思い出した。 そしてそのツイート主が、普段は医療情報に関してはまともな発信をしていた医師で、「私よりずっと人権に関する指導を受けているであろうお医者さんが、そんなこと公言するんだ…」と驚いた記憶。(ツイッター上の発言を「公言」と言っていいのかはまた議論があろうが) いや私も金切り声は苦手だし、気持ちはわかるけど……と思いつつブロックしたので、今に至るまで思い出すことはなかった。嫌な思い出だけど、“自分がまだ健常者であること”への驕りと無理解は、私の中にもあるんだなと二重で実感した。 余談ながら、文中でアメリカのリハビリ生活の思い出として触れられていた、後付けの運転補助具を調べてみた。今は日本でもいろいろ出てるんだな、アキレス腱断裂での使用例もあるし、車必須の社会で生きてる私にも無関係じゃないんだなと気づいたのが一番の学びだったかも。 - 2026年7月25日
ミノタウロスのお引っ越しあべまき読み終わった買った旧Twitterでたまたま見かけて、気に入っていた作品が書籍化されたと知り購入。(e-hon経由) 原典に近い『神統記』他を丁寧に読み込まれており、その上で、ギリシャ神話を伝える時に引っかかりがちな残虐さ・現代の倫理に反する部分を上手くぼかしつつ、エンタメとして面白く表現しているのが本当に素晴らしいと思う。 読み終わったあとで「そういえばこの神はこうだったなー」「あれ、そうだったっけ?」と『神統記』を読み返すきっかけにもなった。もちろんこんなにギリシャ神話に浸かってなくても楽しく読めるので、気になったら手に取ってみてほしいなと思う。 - 2026年7月25日
巷説百物語京極夏彦借りてきた読み終わった初めての京極本。家族と「妖怪を現実の事象で解釈するとどうなるか?」という話をしていて、その話の流れで貸してもらった。(なんと初版、当然ハードカバー) ボリュームはそれなりにあるけど、文体が軽妙でどんどん読み切ってしまった。基本悪人はきっちり報いを受けて終わるので、個人的に読後感が良いのもあるかも。 トリック(?)は馬の寄生虫にたかられた話が一番面白かったけど、『舞首』の“モノに異常なまでの執着心があるのに、働いたり金を貯めて正攻法で手に入れるのが嫌だから力で奪うヤクザ“、そして「この世には神も仏もないが、恨みや悲しみが募ればそこに妖が生まれる」という旨の主人公のセリフも印象に残った。 最近こういう奴らいっぱいいるな、でもバチなんてものはなくても、周りの人間への言動の結果は必ずいつか自分に返ってくるんだよなと、色んな人達の顔や振る舞いを思い浮かべた。 将軍のご落胤だと担ぎ上げられ自分でもそう思い込んで、用が済めば放棄されて狂っていった若侍の話にも同じことを思った。 基本胸スカなんだが最後の話はさすがに「犯人きっしょ…」となったので、腐乱死体や異常寄りの性的描写(ぶっちゃけて言うと死姦に近い)が文字でもダメって人は気をつけてほしい……一話完結なのでそこだけ読み飛ばしても大丈夫と思う。 - 2026年6月27日
全国マン・チン分布考松本修気になるAmazonで別の本を検索していたら、おすすめに上がってきた。ナイトスクープのアホ・バカ分布調査は知ってたが、こんなのもあるとは……。 たしかに言われてみれば地域差もあるっぽいし不思議だなと思った。読むかどうか迷うが、気にはなる。 - 2026年6月25日
人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承末岡外美夫気になるまさか復刊ドットコムで出されるとは……。Xの広告、ごく稀にいい仕事する。 お値段はお値段だけど、これを逃したら少なくとも自分で手にする機会は二度とないよな…買うか図書館か悩む……。 - 2026年6月19日
日本星名辞典野尻抱影買った書店で出会い、ついに購入出来た。 版面が今となっては懐かしい二段組。とはいえもちろん読みにくいわけではなく、写真や図もあり取っつきやすい印象。 星座物語の本はどうしても現在の88星座≒西洋由来のものに偏りがちなので、星好き、東洋風世界観の創作を行う勢にも有用な本じゃないかと思う。 - 2026年6月18日
盗む鳥、死の犬沖田瑞穂読み終わった買ったX(Twitter)にて神話学者の方がポストしており、興味をもって購入。 しかし半分くらい一気には読んだあたりで、「思ってたのと違う」「私が欲しかった情報はたぶんこれじゃない」と思った。一番の要因はあらましは知っている神話が多く、そこを超えなかったと感じたからだと思う。 私自身がこういった、神話や歴史を論じたり解説したりする一般書を読み慣れていないからかもしれないが、何をもってこの記述を「妥当」と判断したら良いのか?巷にはびこるいわゆる「考察」とどう違うのか?とも思ってしまった。 主旨とは関係ないが、個人的に一番違和感を覚えたのは蛇の章の冒頭、「蛇は、人間になつかないという。なつくほどの知能がないということらしい」という箇所。端的に書かなければならないのはわかるが、神話よりもむしろ動物の分野をかじっている身なので首を傾げた。 野生個体はそうだろうし、飼ってる人達も概ね「なつくよりは慣れる」とは言うものの、飼育個体によってはある程度「飼い主」を認識して取っているような行動も度々目にしているため、「そうかな……?」と思った。何より動物の「知性」「賢さ」については、ヒトのそれを含めて「何をもって『賢い』とするか?」からその道の専門家が議論し直している最中だし、それを「強いから知能がいらなかった」と言い切られるのは……と、いろんな違和感が先に立ってしまって内容が頭に入らなかった(蛇の章を楽しみにしていたがゆえに、より一層落差が激しかったのかもしれない)。 サファリの熊についてのあとがきのエピソードと相まって、「この人の『動物が好き』や生き物に対するとらえ方、距離の測り方は、私のそれと違うのかもしれない」と思った。通ぶって冷笑したがる、中途半端なオタクの悪い仕草かもしれないが。 もちろんこれは私個人の感想であり、受け取り方は読む方によって様々だと思う。きっかけをつかむにはボリュームも価格もちょうどいいし、装丁は非常に美しいです。派手な絵と扇動的なタイトルで『超・神話生物頂上決戦!』とか、『神話に隠された恐ろしい真実!』とか気を引く薄っぺらい本より断然良い。この本に述べられなかったものも含め、神話学、あるいは個々の神話への理解を深める足がかりとなればいいと思う。 - 2026年6月7日
- 2026年5月31日
読み終わった買った別のコミックエッセイを買いに行って、棚で目についたので購入。 泣きはしたしよい看取りだとは思った。でもたぶん地方(高知)でこの最期は、非常に恵まれた事例なんだとも思った。 (第一にがん・終末期医療・訪問介護の提供体制がある、そこにアクセスできるし資金もある、医療介護スタッフ・各種手続き担当者がまともな人、本人も家族も、義理含めて全員理性的で成熟して理解がある… etc.) ”普通“はこんなに円満じゃないと思うのは、私の性格が悪いからだろうか。 ただ巻末おまけの「看取りをする側の家族にも生活があるので、24時間無理に介護をしなくても良い。仕事や学業を辞める必要はない」、そして作者あとがきの「私がどんな最期を迎えたとしてもかわいそうと思わないでほしいと子供には伝えている、そこに至るまでは何かしら幸せな人生だっただろうから」という言葉はよかったと思った。 ここまで幸せな家庭と人間関係を築き、生ききったお父様の御冥福をお祈りします。 - 2026年5月30日
読み終わった買った『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』が、pixiv掲載だった頃から追いかけている永田先生。ようやく新刊を手にして一気読みしました(根っからの単行本派)。 メンタルダウンや生きづらさへの見方は、昔に比べたらだいぶマシになった方だとは思う。 それでも、たまたま今まで痛みを知らぬまま人生が上手くいった人、あるいは必死で努力して自分の「嫌」を無視して、そういう連中の仲間入りをしようとしている人は、彼女のような生き様に訳知り顔で色々御高説をたれるんだろうと思う。でも「心と体がバラバラに壊れる」瞬間って明日にでも皆に起こりうることで、その後の回復には長い長い時間がかかるということを知ってたら、ちょっとは自分や他人に優しくなれるんじゃなかろうか。 自分のつらさがどこから来るのか?「休む」って、「自分を大切にする」ってどういうことか?という分解と解析はさすがだと思う。 “上手くいかなさの何がダメで、どうしたらいいか”を分解し、解析し、言葉にする過程は、本来こんな風にとても苦しいし、そもそもこれは誰にでもできることじゃない。 文字通り命を削って生み出された描写はかなり生々しい部分もあるので、今まさに心身が壊れている人にはきついかもしれない。でも壊れかけの人、そして壊れる前の人にも読んでほしい。自分か誰かを救うために、必ず役に立つ場面があると思うので…。 最終話の6月の朝日の中、「『この世の自分の席』みたいなものって、あんなに必死こいてしがみつかなくても実は万人に許されていたのでは…」という言葉が響く。 今の世の「誰々が嫌い、何々が悪い」「わたしはえらい、でもお前のせいでかわいそう、あるべきとおりわたしを優遇して!」と絶えず喧しい人達も、実はこの実態もない”居場所取りゲーム“に踊らされていて余裕がないだけなんじゃないかなーとか思ったりした。みんなまず「自分」をきちんと大切にして、「さびしい」「悲しい」「苦しい」と上手くつきあってほしいなぁ。 - 2026年5月25日
コレラの感染様式についてジョン・スノウ,山本太郎買った読み始めた昔『医学探偵ジョン・スノウ -コレラとブロード・ストリートの井戸の謎』という一般書の方は読んだけど、たまたま書店でこれが並んでたのを発見して、原典に当たってみることにした。 まだ冒頭だけれども、「個々の感染例は、それらが積み重なり無数の例となることによって、説得力をもってコレラの伝播様式を示す」という、「疫学」のはしりが既に見え始めているのがすごい。 - 2026年5月23日
- 2026年5月22日
- 2026年5月22日
- 2026年5月22日
- 2026年5月22日
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