
けんず
@kenzkenz61
- 2025年11月16日
- 2025年11月16日
オメラスへ行く穂崎円読み終わったトランクの重み遅れて傾いて多重録音みたいにひとり 言わないと決めた言葉を思うとき膨らんでいく冬の鳩たち 目は真珠 わたしの方がつらい、とこんなにずっと言われつづけた /穂崎円『オメラスへ行く』 - 2025年10月13日
集めずにはいられない小谷実由読み終わったついつい集めてしまうもの、心配性なところ、わかるな〜と思いながらするする読み進めていった。自分より圧倒的に蒐集している人の話に安心して、果たして良いのか悪いのか……。 身長くらいあるニットの山に寄りかかった写真が本当に幸せそうで素敵だ。 - 2025年10月10日
群青のハイウェイをゆけきくち読み終わった目的を決めきらない、あそこが面白そうだから行ってみようという旅行のなんと豊かなことか。 訪れた先が定休や休館日でも、その場の空気を吸ったり近くを歩いたりするだけで充分なのかもしれない。ホーチミン編の軽妙な掛け合いと短編「恒星と惑星」が特に良かった。 なんというか、「旅人の視点」ってこういうものなんじゃないだろうかという語り口で、それがとても心地よかった。 - 2025年9月29日
これからの友情丸田洋渡読み終わったあなたのなかの空が晴れたり曇ったり連動して悩んでしまったり 悩まない救世主も書かれてほしい 救世はそういう規模だから カーテンが夜の揺れ方をしている あなたは幸せにしかなれない 耳打ちで転校を聞く 十年後 三十年後 そのときの気持ち /丸田洋渡『これからの友情』 - 2025年9月26日
恋のすべてくどうれいん,染野太朗読み終わったあなたの筆跡の字幕でとんでもない大恋愛の映画を観たい ここにあなたと来たことはないはずなのに踊り場にその思い出がある /くどうれいん 筆跡にとてもしずかなためらいを見つけたきみの秋の手紙に ふりかえるあなたを撮った ながいながい銀杏並木の夕焼けだった /染野太朗 まっすぐさと大胆さのあるれいんさんの歌と、少し官能的で翳りのある染谷さんの歌が重なり合うようだった。 最後のページは映画のエンドロールのようになっていて、それもとんでもなく格好良い。 - 2025年8月11日
- 2025年8月3日
- 2025年6月29日
生きる言葉(新潮新書)俵万智読み終わった作品は副産物と思うまで詠むとは心掘り当てること/俵万智 全編通して楽しく読み進めていたところに、この短歌が飛び込んできて思わず泣いてしまった。 副産物と思う日、来るのだろうか。来るまで短歌を詠み続けたい。 - 2025年6月7日
踊るように寝て、眠るように食べるひらいめぐみかつて読んだ - 2025年6月7日
泳ぐように光るひらいめぐみ読み終わったいないから思い出すほうが、ずいぶんと自分勝手。 「人生って感じ」の人生が続くなら悪くない。 良い夫婦の日だから、ふたりで立ち相撲決勝をする。 正直で、はっとする言葉の数々。 前作『踊るように寝て、眠るように食べる』では気付かなかったけど、電車移動の記録でもあるなと思う。 - 2025年5月28日
- 2025年5月26日
⾳を⽴ててゆで卵を割れなかった生湯葉シホ読み終わったおかしくて思わずくすっと笑ったり、この切実さを書いてくれてありがとうございますと両手で受け取ったり、食べられなかったものを起点に思い出す全てのエピソードが良かった。 手遅れに向かっていくメロンをただ見つめるしか無い日々のこと、とてもよくわかる。 - 2025年5月22日
⾳を⽴ててゆで卵を割れなかった生湯葉シホ買った - 2025年4月24日
now loading阿部大樹読み終わった精神科医の著者の育児日記。 「はじめて言葉を話した日からはじめて嘘をついた日までの記録」と書かれた通り、子がコミュニケーションを取り、言葉を獲得していく過程を、研究者のまなざしと親の愛情の両方から描いていてとても良かった。 - 2025年4月5日
えーえんとくちから笹井宏之読み終わった途中までしか読んでいなかったので。 好きだった歌をいくつか。 葉桜を愛でゆく母がほんのりと少女を生きるひとときがある 箱になるまえの私に会いたくて思い切りあけてもらいました もうそろそろ私が屋根であることに気づいて傘をたたんでほしい - 2025年3月18日
now loading阿部大樹買った - 2025年3月13日
- 2025年3月10日
木曜日盛田志保子読んでる - 2025年3月6日
転職ばっかりうまくなるひらいめぐみかつて読んだ
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