生きる言葉(新潮新書)

8件の記録
- そめ@s_o_m_e2025年5月24日読み終わった「使えば使うほど増えるもの、なーんだ?」 誰でも簡単にすぐにインターネットに発信ができる時代、人が使う言葉についてこんなにもたくさんの人が議論する時代ってあったのかな? 何を言うか言わないか、ちゃんと判断できる人間でありたいなと思った。 俵万智の日本語の感じ方が面白かったな。プロってこんなこと考えてるのね。
- rina@r_1_n2025年5月9日読み終わった「行動範囲がグンと広がり、ネットでのやり取りが日常になっている今、背景抜きの言葉をつかいこなす力は、非常に重要だ。それは生きる力と言ってもいい。」(p.4) 「お金や時間やモノは使えば減ってしまう。でも言葉は、興味を持って使っているうちに芋づる式に増えてゆくのだ。」(p.72) 「言葉は世界の目印。言葉を手がかりに、世界を理解することができるし、言葉を使って自分の気持ちを伝えることができる。言葉がたくさんあるのは、人類の大先輩たちが、世界を理解しようとがんばったり、気持ちを伝えあおうと奮闘したりした痕跡だ。財産とも言える。」(p.136-137) 「人と話すとき、SNSに何かを書き込むとき。何を言うかと同じくらい、何を言わないかを考える。誰に向けての言葉なのかを意識する。発してしまう前に、一呼吸おいて確認したい。言葉が簡単に届けられる時代だから、なおさらである。」(p.184-185) とても面白く、いい本だった。
- sachi@sachi_pre2025年5月8日読み終わったとても良かったです。現代の状況と言葉への向き合い方、常に注がれる視線は穏やか。各章もそれぞれ共感するポイントがたくさん。ゆっくりでも言葉にしていくことに向き合える人になりたいと思いました。