

キタハラカズキ
@kitahararirure
日々是平穏
- 2026年3月8日
私の生のアリバイコン・ソノク,カン・バンファ読み終わった別に仲良くも愛してもいない。たいして会ってもいないのに、忘れかけていたのに印象的な人、と再会するかもしれない。 なんで陳述形式なのかは最後にわかる。 こんな関係にたいして適切な名称はないのに、こんな関わりが時折起こるものだなと。 - 2026年3月8日
蜘蛛の糸・杜子春芥川龍之介読み終わった解説曰く芥川の年少文学ものを集めたとあるが、教訓的だったりするもの(超有名な「蜘蛛の糸」や「杜子春」)もあれど(そしてそれもまた味わい深い)、ちょっと奇妙な物語的な「魔術」「仙人」も楽しい。 「蟹」はちょっとニヤニヤしながら読んでいたら最後の一文で水ぶっかけられた気持ちに。 - 2026年3月7日
ある夜ユン・ソンヒ(尹成姫),金憲子読み終わった初老の女性がキックボードを拾い夢中になる。そして横転したとき、さまざまな記憶が蘇っていく。 そして助けてくれた青年との会話で、過去と現在、そして未来も肯定するきっかけが生まれる。 ほら、もうお家にお帰り。 - 2026年3月7日
暮らしの本おぼけん,ちえちひろ,ひらいめぐみ,はしもとゆうき,三宅玲子,中前結花,丹治史彦,加藤木礼,北川史織,千葉智史,古賀及子,土門蘭,城下康明,大井実,大竹昭子,小坂章子,山村光春,島田潤一郎,戸倉江里,服部みれい,村上由鶴,林央子,永井玲衣,永野三智,浅野佳子,牟田都子,碇雪恵,福永あずさ,米村奈穂,豊嶋秀樹,酒井一途,関根愛,青木真兵,鯨本あつこ,黒田杏子読み終わった35人の暮らしに寄り添う本の書評集。 お名前を知ってる人も知らない人も、それぞれの日々の傍らにある本を紹介。 読んでみたい本が増えた。 読みたいと思わせることができたら、それはいい書評に違いない。 - 2026年3月7日
ニューヨーク製菓店 (韓国文学ショートショートきむふなセレクション 15)崔真碩,キム・ヨンス(金衍洙),キム・ヨンス(金衍洙)読み終わったしみじみと、いいものを読んだ。 生まれたときからすでにあった、母のニューヨーク製菓店。その思い出の灯り。 何もかもが過去になって、灯りは過去にしかない、わけでない。 誰かの灯りに、自分もなるのだと。 - 2026年3月3日
- 2026年3月2日
遠足チョン・ソンテ,小山内園子読み終わったなんてことない、よくある、イラつくことあれど、維持している家族が森に出かける。 認知症で亡くした夫の父。 そして妻の母にも兆候が。 個人的な話でなんですが、いま家族を介護しているもので、その兆候を認めたときの気持ち、がありありと思い出された。 - 2026年3月1日
- 2026年2月27日
スプレー田野倉佐和子,キム・ギョンウク(金勁旭)読み終わった誤って持って帰った他人の荷物、を開けてしまったときの甘美な喜びに取り憑かれてしまった男。 うるさい隣の女と目障りな猫。 そして別の誰かの悪意まで持ち帰り、人生は追い込まれていく。しかし、本当に追い込まれたのは? 誰かの制汗スプレーの匂いが満ちてくる。 - 2026年2月26日
夏にあたしたちが食べるものソン・ジヒョン,金子博昭読み終わった叔母の旅行中の店番に、と帰郷する主人公。おばの暮らしと編み物、ハットグ屋の男との交流で、少しづつ、ほぐれれいく。 人生もまた、何度でもつくり直せると感じながら。 編み物のように。 - 2026年2月23日
- 2026年2月22日
脚のない鳥カン・ソッキョン(姜石景),松渕優子読み終わった窓の外ではあらゆる生命が水を汲み上げているというのに、コンテナの書斎は壊れた時計や古い通帳、捨てられた本で溢れている。まるで春の最果てだ。 (P15) 図書館勤務の彼女は亡くなった老学者の蔵書をもらう受けに行く。死んでしまっても棺に入れることはできないものたち。 そして本を買い続け部屋に溢れさせる夫。 レスリー・チャンの出演した『欲望の翼』のセリフからタイトルはとられている。 - 2026年2月20日
すべての、白いものたちのハン・ガン,斎藤真理子読み終わった生まれてすぐになくなった姉、姉を一人で産んだ母、そして父。 姉がいたら、いなかった自分。 白いものたち。 『あなたが最後に吐き出した息を、私は私の胸に吸い込むだろう。』 (P171) - 2026年2月18日
僕の彼女の彼氏 (韓国文学ショートショートきむふなセレクション 24)ユン・ブンミ(尹朋美),チョン・ジドン(鄭智敦),チョン・ジドン(鄭智敦)読み終わった最後のオチを読んだとき、「確かにこの流れだったらこうなるよな」と思ったんだけど、逆に「そうなる」ことを読んでいるあいだ思いつかなかったくらいに面白かった。 死者の復活 肉体と精神 ユーモアのある語りで探究する「自分を自分たらしめるもの」 - 2026年2月17日
引き出しに夕方をしまっておいたきむふな,ハン・ガン,斎藤真理子読み終わった私は幻になったのかと ふと思った 何も傷つけることのない霊魂 のようなものに とうとうなったのだろうか、と (鏡の向こうの冬12) 生きるうえで何に悩まされ、何に傷ついているのかわからないときがあるが、詩はその真相をつかむでなく、ただ和らげてくれる。 - 2026年2月16日
- 2026年2月9日
川端康成の話をしようじゃないか佐伯一麦,小川洋子読み終わったあとがきで小川洋子さんが書いている。 「小説を読む行為は、他者と語り合うことでいっそう深まる。互いの間に本さえあれば、いくらでも話ができる。」 川端康成について語る二人の軽快な対話。 とくに二人の『掌の小説』セレクトがそれぞれの作家的関心の違いを伺える。 「心中」は確かにすごい。 - 2026年2月8日
灼熱の魂ワジディ・ムアワッド,大林薫読み終わった戯曲だしさらっと読めるかな…と思ったら、さらっとではないけど、グイグイ引き込まれた。 構造としてはオイディプス王である。結末までの連続して続く、「お!?」という展開。一気読み推奨したい。 母の遺言で、父と見知らぬ兄への手紙を託された姉妹の旅。そして母の過去。 - 2026年2月7日
すべてのひとに石がひつようバード・ベイラー,ピーター・パーナル,北山耕平読み終わった「石はそれぞれが記憶装置ですし、生きている小さな地球です。」 (北山耕平) いい大人なもので、石がなにか別のものとも思えてくるが、でもやはり、自分のための、自分が見つけた、石がひつよう。そして、石とともに旅をする。 - 2026年1月31日
虹の戦士北山耕平読み終わった『あるアメリカ・インディアンの祈り』(P160)を読みたいなと思い、購入。文庫のハードカバーでいつでも読める。 この世界のいっさいを創られたスピリットのヴィジョンが、自らにもたらされることを、こころから祈らなくてはならない(P136)
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