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はれのそらし
はれのそらし
@murasaki_no_sky
晴野空紫、20代です 自由なのです。ずっとそう。でもどこか不自由なのです。ずっとそう。本を読んで飛べた気になっても、カフェを出たら自宅を出たら、そこに待つのはただただ冷たい地面なのです
  • 2025年5月3日
    おいしいごはんが食べられますように
    休職する直前、何を食べても美味しくなかった。味がしない。食べている事実だけが残り、美味しい甘いものを食べていてもクリームの感触しかしない。別に味がわからないわけじゃない。でも、高級なランチを食べても有名店のケーキを食べても何も感じなくなっていた。 わたしはあのラストを嘘の塗り重ねだと思ったのですが、本当にラストに向けて突然文章のスピードが上がって、主人公の苦しさをぶつけられた時ただただ自分も苦しくなってしまった。 私たちはきっと寝るために生きている。遊ぶために生きている。食べるために生きている。なのにそれらをする時間は全て労働によって奪われている。 躁鬱で休職した時から感じていた時間のなさ。文化的な生活がどんどん侵食されるきつさ。そういう話かと思いきや 主人公はそもそも食べることが肯定されていることや文化的な生活として確立されていることそのものに嫌悪感を抱いていて 食べることに囚われている人を主人公は理解ができない。 タイトルの「おいしいごはんが食べられますように」というのは誰の願いだったのか 主人公ではないなら彼女側なのか、はたまた同僚なのか わたしは今もおいしいごはんを毎日求めているけれど、おいしいと思えるご飯に出会えたことが何度あっただろうか。
  • 2025年4月9日
    落雷と祝福
    落雷と祝福
    今日届いた。ポストを開けたら本が入っていた時、とてつもなく幸せな気持ちになる。ぶっきらぼうな彼氏が突然こちらに向かって花束を投げつけてくるみたい
  • 2025年3月16日
    働くということ 「能力主義」を超えて
    理系の学問がこの世の物事を式に表していくことで世の中を便利にしていくことなら、文系の学問は何をしてくれるのか。よく疑問になりますが、文系の学問の多くは「この世に1人ではないこと」を教えてくれる学問だと思います。 個人が抱えている生きづらさ、悩み、それらを考え抜いてきた先人がいたり、今同じ時代に考えて研究している人がいることが、孤独を埋める安心感をくれるのです。 今回、社会教育学というものをこの本から学びました。まさしく私が抱いてきた社会の仕組みそのものを疑う本で、最初に一章を読んだ時、頭をガンガンと叩きつけられるような衝撃でした。 この本は、人を「選ぶ」「選ばれる」という関係に置くことに疑問を提唱するものでした。 大学時代、私は就活をする人を見ていると本当に頭がおかしくなりました。私の友達は選ばれるために産まれてきたのではない。私の友達の良さを何も知らないくせに面接をして「選んでやる」という企業の姿勢に気持ち悪さと吐き気を覚え、この世の理不尽さに鬱々としていました。 あなたがここにいることが何よりも大事だと私に言ってくれた人達が、選び選ばれる立場にいることにどうしようもない違和感と気持ち悪さを感じて、私は就活というものが怖くて仕方なかった。友達ひとりひとりを大切にしてくれる彼女達に選ばれないなんて選択肢があることが怖かった。気味が悪かった。 今もリクルートスーツの集団を見ると怖さを感じます。選ばれた人達も選ばれなかった人達もこの中にはたくさんいて、大企業であればあるほど自分を選ばなかった会社の商品が身近にあることはすごく気持ちが悪いのでは?と想像すると…とてもではありませんが耐えられません。 ですが、今回本を読んで、私だけじゃない、この社会にはびこる、人を「選んでやる」という姿勢に疑問を抱いてきたのは私だけではない。それを知ることができた。本当に出会えてよかった。私は孤独ではなかった。私の抱いた気持ち悪さを生きづらさを疑問に思っている人はいたんだと、安心した。
  • 2025年3月16日
    ネガティブ・ケイパビリティ
    こちらも『働くということ』に出てきた。今の自分に必要な発想かもしれないので読みたい
  • 2025年3月8日
    落雷と祝福
    落雷と祝福
    サイン本予約できた!岡本さんのサイン本4冊目だ〜🌸
  • 2025年3月7日
    おいしいごはんが食べられますように
    「働くということ」に出てきた。気になる…
  • 2025年3月5日
    働くということ 「能力主義」を超えて
    少しずつ少しずつ、おもしろくてもったいなくて少しずつ読んでいる 能力という数値化もできないもので人をはかった気になっている社会への疑問はわたしも長年感じてきたのでおもしろい
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