しば
@shiba_reads
- 2026年1月10日
イギリスの美しい野の花ジェラルド・ポンティング,山田美明読み終わったイギリスの野草や花について全く知識がなかったが、花の別名や逸話が面白くすぐに読めてしまった!モノクロではあるがイラストが細密で美しい。表紙の箔押しに目を奪われる。 - 2026年1月8日
ユリイカ2023年11月臨時増刊号 総特集=J・R・R・トールキン——没後50年——異世界ファンタジーの帰還上橋菜穂子,井辻朱美,大久保ゆう,小谷真理,山本史郎,川野芽生,逆卷しとね読み終わったトールキンの著作を現代の文脈でどのように読めるかが気になっていたので面白かった。 内容は多岐に渡り、Amazonドラマ「力の指輪」での人種的多様性の意義や上古のエルフの言語クウェンヤが口語として使われることについて、各種TRPGへの影響や新作ルールの展開についてなど色々。中でも川野芽生+大久保ゆう+ 逆卷しとねの座談会を興味深く読んだ。 またホビットの訳者である山本史郎氏の訳のこだわりも書かれていて印象的だったので、これを機に訳文の合わなさで避けていた日本語版注釈付きホビットも読んでみたい。 - 2026年1月8日
アルゴールの城にて (岩波文庫)ジュリアン・グラック,安藤元雄読み終わった壮麗で幻想的なアルゴールの城で登場人物3人に起きた出来事が、比喩に次ぐ比喩によって淡々と記述されてゆく不思議な小説。その筆致のもとで風景と人物の境目は霧の中にぼやけ、感情のうねりと海や森や太陽が言葉を介して響き合う。物語の展開の面白さよりも文章表現の美しさを味わうことを読書のよろこびとしているので、今までになく楽しかった。 ちなみに『幻想文学入門』にある倉橋由美子のエッセイで偏愛の一冊と熱烈に紹介されてもいる。青柳瑞穂訳も読んでみたい。 - 2026年1月5日
綺譚集津原泰水読み終わった色々な趣向のお話が詰められていて楽しく読んだ。凄惨な描写はとことん凄惨。一行の狂乱でそれまでの現実を幻想に変えてしまう手法に痺れる。一歩踏み出したらついさっきまで存在しなかった奈落が口を開けているかのような瞬間が何度もあった。『赤假面傳』『玄い森の底から』『脛骨』『ドービニィの庭で』はとくに好みだった。 - 2026年1月3日
愛と髑髏と (角川文庫)皆川博子読み終わった主人公たちのもつ爆発的・瞬間的な暴力性が生々しい。犬猫にその矛先が向かうものもある(ので苦手な人は本当に苦手だと思う)。ストーリーは概してオチがわかりやすく、ミステリの外型をとるものが多いように思う。どのお話も妄執の濃度が高くてうれしかった。『風』『舟唄』『悦楽園』が好き。 - 2026年1月1日
- 2025年12月31日
結ぶ皆川博子読み終わった - 2025年12月30日
指輪物語「中つ国」のうたJ.R.R.トールキン,瀬田貞二読み終わった指輪物語に登場する歌だけを集めた本。初読のさいに全く内容を理解できなかった詩の数々が、『シルマリルの物語』等で中つ国の歴史を辿っていくうちに、意味のあるものとして響くようになってきた。 旅の仲間たちの出発の日、フロドにつらぬき丸とミスリルの胴着を渡したあと、ビルボが歌った歌がとくに好き。ビルボの過ごした冒険の日々とその後の長い年月を滲ませつつ、これから主人公として世界を背負うのはビルボではなくフロドなのだということを強く感じさせる。 訳文の雰囲気もすごく良いけれども、改めて原書でも歌のリズムを感じてみたいと思った。 - 2025年12月29日
幻想文学入門東雅夫読み終わった - 2025年12月29日
- 2025年12月27日
ゆめこ縮緬皆川博子読み終わったそれぞれのお話がつながっているようでつながっていない感じ。日本家屋や庭園の描写が細かく、実際に見たことはない光景でもぼんやりと情景が浮かぶ。息の詰まるような現実を鮮やかに突き破る幻想の数々が美しい。「花溶け」「青火童女」が好き。 - 2025年12月25日
言葉なんていらない?古田徹也読み終わった言葉は物事の完全なコピーにはなり得ないのではないか?という疑問に対し、言葉の本質とは物事の正確なコピーを生み出すことではないのだと筆者は答えている。物事のひとつの「相貌」、あるいは一側面を指し示し、「自分はこの物事のこの部分に注目している」という情報を相手と共有することこそが言葉の役割だということだ。 たしかに、創作世界を記述によって再現し読者に見せているようにみえる小説においても、言葉そのものが創作世界のコピーとなっているわけではなく、世界のひとつの「相貌」を断片的に読者に提示するに留まる。しかし、わたしたち読者はその断片を追うことによってストーリーを理解し、また断片を手がかりにして、本文中では表現されていない創作世界の広がりに思いを馳せることもできる。言葉が物事の正確なコピーたり得なくても、それが即ち言葉の不必要さに繋がるわけではないのだろう。 - 2025年12月25日
バタイユ入門酒井健読み終わった『エロティシズム』『〜魅惑する思想』を読んだあとだと理解度は多少上がった気がする。こちらは『〜魅惑する思想』とは違い時系列で著作がまとめられているので、時代背景とバタイユの思想および政治的立場の推移がわかりやすい。 子供が未来など考えずに行う遊び行為のような、目的や企図に従属しない無意味な力(フォルス)の噴出が生み出す他者とのコミュニケーションの可能性に向き合い続けているところが面白いと思う。そしてバタイユはそれをひとつのフェチズムにとどめてはいない。アウシュビッツの大量虐殺や原爆投下などの歴史的事実の背後にも、理性によって押し留められなかった力(フォルス)の存在があるとする。理性と統一的な自我を重視する社会において、個人の枠を破壊する力(フォルス)のパワーに目を向け続けることは確かにクィアな試みであり、現代においても彼の思想には非常に意味があると思った。 - 2025年12月23日
ホビット一族のひみつデイヴィッド・デイ読み終わったホビットという種族名や、そのキャラクターたちの名前が、いかにその運命をあらわしているかがよくわかる本。一部原作の内容を取り違えているところがあったり、正確に記述されていないところがあるので、あくまでも一解釈として批判的に読むべきかも - 2025年12月22日
- 2025年12月21日
- 2025年12月20日
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