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しお
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@sio_oitoma
  • 2026年4月12日
    カフェーの帰り道
    大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。 この文言と直木賞の書評に引かれて購入。 カフェーの女給一人ひとりをピックアップしながら紡がれる連作短編集だったけれど、 ……じんわりと、身体に染み込むような物語だったな。劇薬のような面白さはないけれど、 優しく身体に染み渡る漢方みたいな効き目はある。 人には何面もあるし、一人ひとりに物語がある。 読み手の想像力に委ねられる作品かなと思ったし、今の時代だからこそ書くべき必要があって書いたなと感じる話だなと思いました。
  • 2026年3月10日
    時間のデザイン
    どこかで絶賛されているのを見て、購入。フリーランスのブックデザイナーとして多くの本を手がける著者による、時間の使い方の本だったのだけれど、著者の実例満載でかなり実践的で、時間の使い方の意識を見直すキッカケになった。 日常生活のルーティン化していることが多岐に渡っており、とてつもなく落とし込みが上手い人だなとは思ったけれど、"ここは意識できるかも"がいくつもあったので、私も取り入れていきたい。 "面倒くさい"を理由に回避すること事こそが、かえって面倒くささを生んでいるみたいな話とかね。 仕事の向き合い方として、「クオリティはともかく、「やりすぎ」って思われるくらいに過剰にやると伝わる。そして熱量が伝わると、きちんと反応がある。」という記述があったのだけれど、つい最近、自分に足りない部分を考えていた時に、ハッとした部分とほぼ同じだった。もっとガムシャラたれ。 にしても、フリーランスとはいえ、1日1冊本を読了、は社会人としてすごすぎる。時間の使い方上手すぎるな…)
  • 2026年3月7日
    ふつうの人が小説家として生活していくには
    小説家生活20周年の、ロングインタビュー本。重版していてどんなもんか、と思って買ってみたら、変に飾りのない、実直な編集で感動した。 "生活"を大切にする、津村さんの普段着っぽい言葉の数々にグッときた。 津村記久子さんは元彼が好きだった作家さんで、「なんてことない日々の生活」を丁寧に描くのが上手い作家さんで、私も好きになったのね。 結果的に、"刺激のある人生"を求めちゃう私は振られちゃうわけだけど、津村さんを知れたから付き合って良かったな、と思うくらいには好きな作家さん。 正直、私は好きだけど、こんなにも私的なインタビューでいいの?!?!と思いながら読み進めてたけれど、好きな人いっぱいいるよね、って冷静になった。笑 静かな熱量を感じる面白い本だったな。 マスに向けていない、コアを刺す本。
  • 2026年3月1日
    伝わる言葉に“文章力”はいらない ベテランコピーライターの誰も教えてくれなかった文章術
    勧められて読んだ本。 文章を書く上での大切にするポイントが具体例を用いながら分かりやすくまとめられていて良かった。 かなり基礎知識ではあるけれど、忘れてはいけない大切なことがギュッと詰まっていた。初心を思い出させられた気持ち。
  • 2026年2月10日
    アイドル経営者
    大倉忠義『アイドル経営者』読了。 SUPER EIGHTのメンバーとタレント育成会社の社長としての両側面から語る……みたいな触れ書きで、装丁の雰囲気はメインターゲットは「ビジネスマン」に設定した自己啓発書かなと思ったけれど、ビジネス書としては全体的に物足りなさはあった。 「〇のルール」みたいな見せ方はビジネス書に良くあるけれど、それがあまり内容として効果的には映ってなかったし、ターゲットをそこに設定するなら、もう少し組織論とか、役割分担や人事的な話があると面白かったかな。種明かしにもなるからなかなか言えない部分もあるから難しいだろうけれど。 あと、シンプルに私の好みもあるけれど、 担当のブックライターと相性が悪いかもしれない(大倉さんのニュアンスが出てるところは◎)。口語体っぽく見せてるからかもだけど、むしろ、関西弁とかに振っちゃっても面白かった気がする。(その点ニノの新書はライティング好みだった) まぁ、ビジネス書として見た時には、 ここ惜しくない〜??と思っただけで "経営者アイドル"の大倉忠義が書いた本、として読むと味わい深いし、面白かった❣️ 先輩や同期、後輩への深い愛と敬意を感じたし、知らなかったエピソードも沢山あった。何より、すばるや亮ちゃんの名前もあってだな……😭! 松本潤パイセンの名前もエピソードも多くて、 オタク的には楽しかった。
  • 2026年1月24日
    まだまだ大人になれません
    ひらりさ『まだまだ大人になれません』読了。 劇団雌猫で知った文筆家さんなのだけど、文章にせよ、ポッドキャストにせよ、トーンが"平熱"っぽいのよな。クールというか、自分のことを客観視しすぎているというか、結構自分に編集かけるタイプなんだなと思う。 東大卒のエリートだけど、天才型というより、 超努力型の方で泥臭さもあって人間くささが良い。 文章は感情描写は控えめで状況描写が巧みな印象。しっかり説明してあとは読み手に委ねているのも心地よい。エピソードは"人生は得意だけど、生活はヘタ"を感じさせるもので人としての愛しさを感じた。 ストリップの話と留学の話が特に印象に残って、 「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」衝動で買ってしまった(笑)積読ばかりなのに。それもまた読書の魅力ってことで。 ✍️memo ちなみに、この本の記念で開催されたひらりささんと高瀬隼子さんのトークイベントの配信を24日に見た。「大人とは」を考える良ききっかけになった。
  • 2026年1月16日
    本と偶然
    本と偶然
  • 2026年1月13日
    人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学
    今井むつみ『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』読了。年末にTLに流れてきて評判良くて思わず買った本。 大学の講義を集約する形で作られていたからか、関連する行動経済学の本を読んでいたからか、1時間ちょいで読了。上手く纏まってたけれど少し物足りなかったな。 タイトルをわりと大きく対象を持たせたり認知心理学をAI的なアプローチを攻めたり、売る気概は感じたけれど、タイトルとのアンマッチ感はあったな……。もちろん大義で然るべきなんだけれど。 言語教育学的アプローチ部分はとても面白かったので、その辺をもう少し深く展開していると最高だった。1つひとつの章は具体的事例もあって面白かったんだけど、如何せん纏めると「そりゃそうよね」の集合知というか。まぁ、そういう学問であるとも言えるけれど。 ただ何だか前向きな気分にはなる本だったし、「得手に帆を揚げる」生き方は理想でもあるので知識を道具にしていきたいね。 ーーーー ✍️memo ✔︎︎︎︎スキーマがあって初めて、高度な思考が成り立つ ✔︎︎︎︎アブダクションによって人は、知識を拡張し、因果関係を解明し、新たな知識を創造している ✔︎︎︎︎一般人と一流の違いは、アブダクションの精度にある ✔︎︎︎︎AIは記号接地しない=新しい知識・生きた知識を生み出さない ✔︎︎︎︎A I が生み出すのは、「一般人の平均値」。唯一無二のパフォーマンスを生み出せるのは、人間である「あなた」
  • 2026年1月4日
    世界99 上
    世界99 上
    村田沙耶香著『世界99(上)』読了。 朝井リョウさんの書評を見て買って、途中まで読み進めたものの、そのグロテスクさに中断していた本。かなり面白かったけど、SF的世界観なのにその描写があまりにもリアルでゾッとしちゃって……。 正月で元気が回復したので読めました。 文人主義的なものを村田沙耶香さんに描かせるとこうなるのね、 と興味深く読んだし、主人公が持つ感覚はわかる部分も大いにあるので、なんだかドンとしたよね…… (かとちえさんの「わたしの優しさはデータなの」を思い出す……) 村田沙耶香さんの作品って、誰しも持っているアンコンシャス・バイアス を炙り出してくる恐ろしさがあるなぁと思っていて。 それが皮肉的というより、純粋無垢な顔をして提示されるからかなり怖い。いつも読了後が重くなるのだけど、それゆえにこの劇薬がたまに欲しくなる… 鬼才……
  • 2026年1月4日
    漫才過剰考察
    漫才過剰考察
    令和ロマン高比良くるま「漫才過剰考察」読了。この本も2025年の初頭に買って途中まで読んでから、筆者になんやかんやあってなんとなく途中読みになっていた本。 この本もわりと口述筆記的に展開されているので、普段本を読まない層にも届いたんじゃないかと思う。装丁も最高だし。 令和ロマンの面白さってある種の様式美的なところにあるから、本当に「お笑い」が得意科目なんだろうなって思いながら読んだ。 構造的に捉えるのも、自分のポジショニングが上手すぎるんだよな……。どう転んでも勝ちみたいな状況にもっていけるの凄いし、令和ロマンにも義務教育の賜物を感じる。
  • 2026年1月4日
    独断と偏見
    独断と偏見
    オタク視点でいうと、口語体の方が"二宮和也"を感じられてとても良かったです。 この本にあるのは二宮和也のアイドル論であり、できる大人の仕事論であり、ある種の人生論であるという複層構造なのが、この本の読者の幅を広げている部分でもあるね。 そこにはタイトルの妙もあるがこれも天才。 この本、仮タイトルから変更されているそうなのですが、「独断と偏見」というのが、二宮さんの提案ということが"おわりに"にも明記されておりまして。 かの名作「高慢と偏見」のオマージュとも見えるし、そういう文学的なニュアンスを内包するところが二宮和也のロマンチックなところでもある。
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